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ブルゴーニュワインと一緒にピクニックに出かけよう

光り輝く太陽に誘われるこの季節。爽やかなシャルドネを携え、木陰でランチしませんか?

黄金の丘と呼ばれる地域

ブルゴーニュワインというと、「高価」な印象があるのではないでしょうか。もしくは「そこそこの値段のものでないと、美味しくないのでは・・・」と思っている方も多いかも。

確かにブルゴーニュの中でも、コート・ド・ニュイやコート・ド・ボーヌと言った、いわゆるコート・ドール(黄金の丘)と呼ばれる地域のワインは、ブルゴーニュワインの中でも至宝の文化のひとつです。読者の皆さんにもお気に入りの1本、2本があることでしょう。

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ロマネ・コンティの畑。静かなコート・ドールの中で、この一角は観光客の羨望を集めていました。

ブルゴーニュワインに使われるぶどう品種の代表格は白ワインならシャルドネ、赤ワインならピノ・ノワールですね。このふたつの品種、実は親子関係にあり、ピノ・ノワールとグーエ・ブランという品種の交配による突然変異、一説にはシャルドネ村が由来とされています。

さてそのシャルドネ村、コート・ドールの南に位置するマコネという丘や谷が連なる地域内に存在し、シャルドネ村のみならずこの地域全体が銘醸地として世界に知られています。

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遠くに見えるは「奇石」として名高いソリュトレの丘。標高約500m。訪れる観光客も多く、また近隣の絶壁でもクライミングが盛ん。

このマコネ地方、グルメの間ではブレス産チキンやシャロレ牛で名が知られている土地。美味しいワインがつくられる素地はそろっています。

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マコネ地域のシャルドネ、マコン・ヴェルゼとプイィ・フュイッセ。ドメーヌ・ニコラ・マイヨは家族経営でビオ、ビオディナミを実践。

マコン・ヴェルゼ、プイィ・フュイッセといった名前は日本でもよく知られているマコネ地域のワインですが、「ヴェルゼ」や「フュイッセ」とは村の名前ですので、先ほど紹介したシャルドネ村の「マコン・シャルドネ」という名前のワインも存在し、日本でも比較的安価で探すことができます。

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1番右側のワインがマコン・シャルドネ。生産者カーヴ・ド・リュニーは1926年創業、250生産者からなる協同組合。

また他の村の名前では「ヴァンゼル」「ロシェ」など26もあるので、ワインショップで探す楽しみ方もありますね。

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ドメーヌ・ラ・スフランディエールの「プイィ・ヴァンセル」(右ボトル)はビィディナミ。実践し始めてから畑がみるみる元気になる様が見て取れた、という。

「あまり聞いたことがないワインの名前だなぁ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。そう、有名でないから価格はお手頃、クオリティはブルゴーニュワインとして長く教会や市井の人々によって育まれた歴史が何よりの証拠となっています。

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太陽の下、爽やかな風をうけピクニック。

さあ太陽の光に誘われて、シャルドネを持って出かけましょう!

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友人たちと好きな食べ物を持ち寄って、ピクニックパーティなんて楽しそう。

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