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寿司 とワインのマリアージュ徹底検証ー冬の陣ー(ブの巻)

ニッポンのエンタメ伝統料理はキリストの血を受け入れられるか?

精鋭テイスター陣が厳選した

寿司と合うワイン全15本&推薦コメント

柳 忠之 推薦の3本

三国ワイン

ロジャーグラート
カバ ブリュット・ナチュール レゼルバ2014

●生産国/地域:スペイン/ペネデス
●品種:チャレッロ40%、マカベオ30%、パレリャーダ25%、シャルドネ5%
●価格:2,500円

【柳 忠之 推薦コメント】 
まず、香りがニュートラルで邪魔をしないこと。そして瓶内二次発酵によるアミノ酸成分がネタの旨みを増幅させてくれることに期待。新鮮な生の魚介が対象なので、糖分を添加したタイプより、ブリュット・ナチュールの方が重量感のバランスが取れると思います。
検証担当:太田賢一

サッポロビール

シャトー・ミュニティー
シャトー・ミュニティー・ロゼ・エ・オール2015

●生産国/地域:フランス/プロヴァンス
●品種:グルナッシュ、ティブラン
●価格:4,000円

【柳 忠之 推薦コメント】 
ほか2アイテム同様、産地が海に近いことも考慮ポイント。地中海っぽい海のニュアンスとロゼの汎用性の高さを検証したいと思います。このワインが持っている、タイムやローズマリー、セージなどが寿司と合わせた時にどう作用してくるかも楽しみです。
検証担当:富田葉子

フードライナー

クズマーノ
アルタ・モーラ・エトナ・ロッソ2015

●生産国/地域:イタリア/シチリア
●品種:ネレッロ・マスカレーゼ100%
●価格:2,800円

【柳 忠之 推薦コメント】 
濃厚な赤は難しいので、ピュアでミネラルがある品種、ネレッロ・マスカレーゼを選択。単純な発想ながら、魚介と合わせるにはワインに「ヨードと塩味」があることがカギになる。この「ワインと土地の密約」が寿司ネタにどこまで通用するかを検証したいです。
検証担当:松木リエ

太田賢一 推薦の3本

ラックコーポレーション

ギガル
クローズ・エルミタージュ・ルージュ2013

●生産国/地域:フランス/ローヌ
●品種:シラー100%
●価格:3,200円

【太田賢一 推薦コメント】 
炙りのフレーバーや赤身、中トロなど、脂肪分を含んだネタとのマリアージュをイメージして、バランスが良く重量感のある赤を提案してみました。このワインが持つ、黒コショウの香りと魚介を合わせたとき、どんな反応が起こるかも楽しみにしています。
検証担当:富田葉子

君嶋屋

クロ・ウルラ
ジュランソン・セック キュヴェマリー2012

●生産国/地域:フランス/シュッドウエスト
●品種:グロマンサン、クルビュ
●価格:2,765円

【太田賢一 推薦コメント】 
爽やかでキレが良い白ワインばかりでは、多彩な展開が期待できない。このワインは酸が穏やかで、完熟したフルーツやイースト香りがある。魚の脂肪酸とボリューム感のある白ワインを当てて、スッキリではなくリッチな相乗が叶うのではないかと予想しています。
検証担当:松木リエ

ヴァンパッシオン

ボットゲイル
アルザス ゲヴュルツトラミネール2014

●生産国/地域:フランス/アルザス
●品種:ゲヴュルツトラミネール100%
●価格:3,020円

【太田賢一 推薦コメント】 
イメージしたネタは、ねっとりクリーミーで濃厚なウニの風味。また、噛めば噛むほどシャリの甘味が表に出てくることも考慮。遅摘みしたブドウを使用した、口中に残糖分が残るタイプを選びました。品種とネタの強い個性同士が響き合うマリアージュ狙いです。
検証担当:鈴木文彦

松木リエ 推薦の3本

キスヴィンワイナリー

キスヴィンワイナリー
キスヴィン甲州 レゼルヴ2015

●生産国/地域:日本/山梨県
●品種:甲州
●価格:3,181円

【松木リエ 推薦コメント】 
「澱とともに熟成させたワインと合わせると、魚の臭みが出にくい」の法則から、シュールリーの甲州です。収穫を遅めにしているので、果実のボリュームと旨みがあるタイプ。マロラクティック発酵により乳酸のニュアンスが、シャリのニュアンスとも合いそう。
検証担当:柳 忠之

メルシャン

ドメーヌ ロンデパキ
シャブリ・プルミエ・クリュ レ・リス2014

●生産国/地域:フランス/シャブリ
●品種:シャルドネ
●価格:6,760円

【松木リエ 推薦コメント】 
多くの寿司店で扱っていて、シーフードにはテッパンといわれているシャブリが本当に合うのか検証してみたい。なかでもキレの良さだけでなく、キンメリジャン土壌から来る旨みと苦みがしっかり現れた、ランクの高い「プルミエ・クリュ」であることもポイント。
検証担当:鈴木文彦

ヘレンベルガー・ホーフ

モリッツ
ブラウフレンキッシュ2013

●生産国/地域:オーストリア/ブルゲンラント
●品種:ブラウフレンキッシュ(レンベルガー)
●価格:4,000円

【松木リエ 推薦コメント】 
旨みがしっかりして味わいに鉄分っぽさを感じる赤ワインなので、マグロやかつおなど、赤身系のネタ対策としてチョイスしました。熟成によりタンニンが溶け込んでいる状態なので、渋みがマリアージュの邪魔をすることもないのでは? と考えています。
検証担当:柳 忠之

富田葉子 推薦の3本

テラヴェール

コス
ピトス・ビアンコ2014

●生産国/地域:イタリア/シチリア
●品種:グレカニコ100%
●価格:3,950円

【富田葉子 推薦コメント】 
白ながら、果皮を漬け込んで造るため、ややオレンジワインのようなインパクトのある味わい。シロップ漬けのショウガやハーブなど、香りの要素を多く含んでいるので、それらが素材の持つ風味を多角的にフォローして広げてくれるのでは、と予想しています。
検証担当:松木リエ

千商

アントニオ・バルバディージョ
マンサニーリャ・パサダ [パストーラ] エンラマ

●生産国/地域:スペイン
●品種:パロミノ100%
●価格:1,836円

【富田葉子 推薦コメント】 
まず、鉄分が少なく生臭さが出にくいパロミノ種。熟成期間が長く、アモンティリャードに近い「パサダ」なので、発酵調味料である醤油ともうまく調和してくれると思います。シェリーが持つ塩の香りもプラスに働いてくれるのは間違いないと思っての推薦です。
検証担当:太田賢一

テラヴェール

コス
コス・フラッパート2015

●生産国/地域:イタリア/シチリア
●品種:フラッパート100%
●価格:3,200円

【富田葉子 推薦コメント】 
火山性土壌に由来するミネラル感でイワシのマリネなどと好相性なワインなら間違いないと予想。心地よく飲み進められる、重過ぎないところもポイントです。やや低めの温度で飲むとワインの味わいが引き立つので、火を通していないネタとの温度感も合うはず!
検証担当:鈴木文彦

鈴木文彦 推薦の3本

国分グループ本社

オロヤ
オロヤ 寿司ワイン2015

●生産国/地域:スペイン
●品種:アイレン、マカベオ、モスカテル
●価格:1,100円

【鈴木文彦 推薦コメント】 
ネタはもちろん、わさびや醤油、ショウガまで寿司を研究し尽くして開発された、エポックメーキングなワイン。かなりテストを重ねて造られているようなので、期待値大です。家庭でも気軽に試すことができる手ごろな価格であることも重視して選びました。
検証担当:富田葉子

日欧商事

ヴィッラ・ブッチ
“ブッチ”ヴェルディッキオ・クラッシコ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ2015

●生産国/地域:イタリア/マルケ
●品種:ヴェルディッキオ100%
●価格:2,765円

【鈴木文彦 推薦コメント】 
ヴェルディッキオのミネラル感と伸びのある酸、アフターのほのかな苦みが、淡泊な素材や磯の香りにマッチすると予想しました。また、この品種のグリーン系の清々しいアロマがわさびの抜ける辛みや風味と合わせた時にどうなるかにも注目したいと思っています。。
検証担当:柳 忠之

スマイル

シャノン・ヴィンヤーズ&ワイン
シャノン ロックヴューリッジ ピノ・ノワール2015

●生産国/地域:南アフリカ/エルギン
●品種:ピノ・ノワール100%
●価格:4,000円

【鈴木文彦 推薦コメント】 
ワイン好きなら絶対外してはならないピノ・ノワールで、骨格がしっかりした1本です。赤身のしっとりした食感や風味と相まった、エレガントなマリアージュを予想。あえてブルゴーニュではなく、同品種の銘醸地としての伸びしろを感じる南アフリカ産としました。
検証担当:太田賢一

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