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ワインについて私が知っている
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吉田亜理沙

ワイン選びのポイント3ヶ条!大切な人の特別な日に贈った2つのワイン。

皆さんこんにちは。海下真夕さんからバトンをいただきました、美容ライターの吉田亜理沙です。
美容とワインをこよなく愛する日々を送っております。

今回私が紹介するのは、夫の人生の節目に贈った2本の特別なワインです。
みなさんはワインを贈る時、どんな基準で選ばれますか?
私の選ぶポイントは3つあります。

1. 時代背景やビンテージ
ワインのヒストリー、生まれ年や当たり年のビンテージ、一緒に旅した思い出の国や場所のものを選ぶのもいいですよね。
2. ぶどうの品種
赤か白かから始まり、甘めかドライか、はたまた、ライトボディ〜フルボディなど、予め好みをリサーチしていると選びやすいです。
3. エチケットのデザイン
シンプルなものからインパクトのあるものまで、お好みで。
SNS時代なので、写真映えするものを選びたいですね!

実際に私が贈った2本の思い出深い特別なワインを紹介します。

1本目 シャトー・ムートン・ロートシルト 1970年

メドック格付け2級から1級に昇格した唯一のシャトー
フランス5大シャトーのひとつ。格付けの歴史の中で、メドック格付け第1級に昇格した唯一のシャトー。Chateau Mouton Rothschild(シャトー・ムートン・ロートシルト)の「ロートシルト」は、ロスチャイルドのドイツ語読み。
1855年、パリ万博開催のために制定されたメドック の格付けで、1級を取ると思われていたムートンは、まさかの2級に格付けされてしまいます。その後、醸造技術や熟成方法など様々な改良を重ねながら1級への挑戦を続け、1973年に4世代の努力の末、悲願の昇格を果たしました。

選んだポイント
転職に悩む夫に贈った1本。当時、転職を考えていた夫は、いくつかのオファーと自身でアプローチした数社で、キャリアを伸ばすべきか、はたまた興味のあるジャンルに挑戦するべきか悩んでいるようでした。
私の気持ちとしては、ワクワクできる環境で仕事をする夫を見ていたかったので、“挑戦”を後押ししたくて。「新しい仕事で納得の行く結果を出せたら一緒に飲もう!」と、夫の生まれ年1970年のシャトー・ムートン・ロートシルトを贈りました。
1970年は昇格前のビンテージにはなりますが、昇格に向け挑戦している時期のムートンと、まさにこれから挑戦していくであろう夫の姿を重ねました。数年後、一緒に抜栓できた時は本当に嬉しかったです。
お祝いの場にふさわしい、ファーっと昇華するような華やかな香りと共に、美味しくいただきました。
ぶどうの種類が夫の好きなカベルネ・ソーヴィニヨンがメイン配合であることや、ムートンの代名詞とも言えるアートラベルも決め手になりました。

2本目 オーパス・ワン 2016年

ふたりの巨匠が手掛けた他に類を見ない最高峰ワイン
シャトー・ムートン・ロートシルトのバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵とカリフォルニアワイン界の重鎮、ロバート・モンダヴィ氏という“ワイン界の巨匠”ふたりが手掛けた、妥協を許さず品質を追求した、他に類を見ない最高峰ワイン。
カリフォルニアワインの中心地、ナパバレーのオークヴィルでジョイントベンチャーのワイナリー設立、1979年に初のオーパス・ワンがリリースされました。
フランスで培われてきた伝統あるワイン醸造技法と、カリフォルニアの実力、そして素晴らしい気候が生んだ傑作です。

選んだポイント
嬉しい偶然が重なり、トントン拍子でマイホーム購入後、初めて迎えた夫の誕生日に贈った1本。お気に入りの我が家で、ただただ美味しいワインを一緒に飲みたい!という想いから選びました。
妻の私が言うのも手前味噌ですが…、努力を惜しまず仕事に邁進する人なので、シャトー・ムートン・ロートシルト1級取得後もワインへの飽くなき追求を続けたロスチャイルド男爵のように、これからも挑戦し続けてほしい、という希望も込めました。
オーパス・ワンは安定した品質ではありますが、パーカーポイント98点、当たり年と言われるビンテージのひとつである2016年は、バランス良く香りも深みも最高で本当に美味しかったです。
カベルネ・ソーヴィニヨングラスで広がる香りを楽しみながら、メインの近江牛、チーズなどと美味しくいただきました。
コロナ禍の緊急事態宣言中ということもあり、おうち時間を贅沢にゆっくり過ごせた至福のひとときになりました。

我が家はほぼ毎日ワインを飲むので、普段はもちろんテーブルワインですが、特別な日に飲むワインは、意味を持ったスペシャルなものを選びます。次のお祝いは、どんな歴史を持つワインを贈ろうか…、考える時間も楽しみのひとつ。逆のパターンもありきで、美味しいと思ったワインがどんな環境でつくられたか調べることも、今や私のワインを嗜む楽しみのひとつになっています。

この記事を書いた人

吉田 亜理沙/macle
吉田 亜理沙/macle
フリーランスで美容ライターやモデルとして活動中。
自身のブログやSNSで、美容を中心にファッションやワイン、グルメ、サッカー観戦などライフスタイルも発信している。
Instagram https://www.instagram.com/maclemacle/
Twitter https://twitter.com/arisacandy
LINE OFFICIAL BLOG https://lineblog.me/macle/
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