シャンパーニュを開けようとしたら、ポンッという音とともにいきなりコルクが飛び出し、天井のランプは割れ、吹き出したワインで周囲はびちゃびちゃ……という経験はないだろうか?
ないという幸運な人も、今後、過ちを犯さないように、石田 博ソムリエ直伝シャンパーニュの開け方を覚えよう。
おまけにシャンパーニュを注ぐグラスについても少し……。

文:柳 忠之 写真:菅野祐二/太田隆生(グラス)

Step 1

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シャンパーニュは冷蔵庫でよく冷やした後、振動を与えないように注意し、しっかりした台やテーブルの上に静かに立てる。

Step 2

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キャップシールを剥いだら、ミュズレのワイヤーを緩める。この時点でコルクが飛び出すこともあるので、親指でコルクを上からしっかり押さえながら行う。

Step 3

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ワイヤーは外さず、ミュズレごとコルクを押さえながらボトルを持ち上げ、逆側の手をボトルの底に添え、斜め 45度に傾ける。

Step 4

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コルクは上からだけでなく、回らないよう人差し指でもしっかり押さえるように握り変え、ボトルの底を内側に回していく。ボトルはつねに45度の角度をキープ。

Step 5

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コルクは回さず瓶のみ回し始めるとコルクが飛び出しそうになるが、グッと押さえつける。少しずつ力を緩め、ガスを少量ずつ外に逃がすとコルクは押し上がってこなくなる。

Step 6

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これで安全にコルクが抜けるが、ここでボトル側面から見える液面に注意。抜栓直後は泡立っていると思うが、その状態で瓶を立てると口から吹く。ボトルを立てるのは、ここの泡が消えてから。

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グラスはTPOに応じて

左からクープ、フルート、白ワイングラス。

表面積の広いクープは、泡は細かく感じられるが、泡持ちは短い。ただし、いっぺんに数多く注ぐには楽だし、イヴニングドレスの女性が使った時は脇の下を見せずに済む。つまりパーティ向き。

フルートはもっとも泡立ちが美しく見えるグラスだが、フレーバー豊かなシャンパーニュの場合、それを最大限楽しむことはできない。軽やかなノンヴィンテージをアペリティフでいただくならこれ。

白ワイングラスは熟成期間の長いヴィンテージなど、複雑なフレーバーを楽しみたい場合に最適。ただし、泡立ちはフルートほど美しくない。どれも一長一短があるので、TPOに応じて使い分けよう。

この記事を書いた人

WINEWHAT
WINEWHAT
年末はこの1年の感謝を込めてシャンパーニュを開けまして。

キリスト教とは無関係でも開けまして。

正月は新しい1年の無病息災を祈って開けまして。

あけましたらおめでとうございます〜。