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ビギナーから中級者以上まで 温故知新の白ワイン三大品種

ブラインドでも見分けられる! 柳 忠之が解説するシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングのなるへそ ザ・チャート図

SAUVIGNON BLANC ソーヴィニヨン・ブラン

香りが特徴的で爽やかな白品種

グレープフルーツやハーブなど、この品種特有の香りをもち、フレッシュで軽快なワインを中心としながら、しっかりしたボディのワインを生み出すポテンシャルも備えている。

フランスのボルドー地方かロワール地方か、原産地を巡り多くの議論を呼んだが、軍配は後者に上がった模様。両親はまだはっきりしないものの、片親はサヴァニャンと考えられている。因みに黒ブドウ品種のカベルネ・ソーヴィニヨンは、カベルネ・フランとソーヴィニヨン・ブランの自然交配により誕生した。

香りと酸味を維持するには比較的冷涼な気候が好ましい一方、カリフォルニアのナパ・ヴァレーなど温暖な産地でも栽培されている。

肥沃な土壌では薄っぺらいワインになりがちで、痩せた土地での栽培が望ましい。

特徴的な香りを生かすため、ステンレスタンクを使った醸造が一般的だが、80年代以降、ボディに厚みを与えることを目的に、オークの小樽を用いた醸造も増えている。

ソーヴィニヨン・ブランのチャート図

判別の容易な特徴ある香りをもち、酸味も生き生きとしている。低価格のワインは軽やかで、余韻も短め。

ソーヴィニヨン・ブランの香りをめぐる話題は、後日、アップする座談会を参照のこと。青草のようなグリーンノートは、ハーブ程度なら心地よいが、ピーマンやシシトウまで進むと不快に感じられることもある。カシスの芽やネコのオシッコも、ピーマンと同じく、熟度が不十分な状態で収穫したソーヴィニヨン・ブランに出やすい。

ソーヴィニヨン・ブランの香り

グレープフルーツ

青草

パッションフルーツ

猫のおしっこ

カシスの芽

ソーヴィニヨン・ブランの主な産地

ロワール地方(仏)
ボルドー地方(仏)
ナパ・ヴァレー(米)
マールボロ(NZ)
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州(伊)

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