SAUVIGNON BLANC ソーヴィニヨン・ブラン
香りが特徴的で爽やかな白品種
グレープフルーツやハーブなど、この品種特有の香りをもち、フレッシュで軽快なワインを中心としながら、しっかりしたボディのワインを生み出すポテンシャルも備えている。
フランスのボルドー地方かロワール地方か、原産地を巡り多くの議論を呼んだが、軍配は後者に上がった模様。両親はまだはっきりしないものの、片親はサヴァニャンと考えられている。因みに黒ブドウ品種のカベルネ・ソーヴィニヨンは、カベルネ・フランとソーヴィニヨン・ブランの自然交配により誕生した。
香りと酸味を維持するには比較的冷涼な気候が好ましい一方、カリフォルニアのナパ・ヴァレーなど温暖な産地でも栽培されている。
肥沃な土壌では薄っぺらいワインになりがちで、痩せた土地での栽培が望ましい。
特徴的な香りを生かすため、ステンレスタンクを使った醸造が一般的だが、80年代以降、ボディに厚みを与えることを目的に、オークの小樽を用いた醸造も増えている。
ソーヴィニヨン・ブランのチャート図
ソーヴィニヨン・ブランの香り
ソーヴィニヨン・ブランの主な産地
ロワール地方(仏)
ボルドー地方(仏)
ナパ・ヴァレー(米)
マールボロ(NZ)
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州(伊)