「ジャスタビ」やってみました!

ドバイから来た一家4人のレンタカーの運転手の旅

カニとエビ、食べ放題の贅沢ランチ

次はランチです。会場の谷川岳ドライブインを目指しました。カーナビはあらかじめ3カ所の目的地だけ入力してありました。セットすると、ここからおよそ35㎞あります。空いた山道を揺れないように走りました。途中の村を通過しながら、モーリーさんが私に尋ねました。

「みんな、どこにいるのですか?」。「誰もいないわ」と、後席のママも感想を漏らしました。「ゴーストタウン」と私がいいました。集落には家があり、中庭に軽自動車が駐まっていたりするのに人っ子ひとりいない。人口減が始まっているニッポンの地方はこうなっている、ということを私も実感しました。

13時30分ちょっと過ぎ、谷川岳ドライブインに到着すると、お店の人たちが「お、きた!」とお待ちかねで、笑顔で歓待してくれました。「カニとエビ、食べ放題の贅沢ランチ」はすでにテーブルに並んでいました。真っ赤なタラバガニの足が何本も立っています。ママは「トゥー・マッチ」を困惑したように目を大きくしています。

パパはとってもいい人で、「一緒に」と私を誘ってくれたのですが、そういうわけにもいきません。

こちらが筆者がいただいたランチです。

別室でカニ入りのわっぱごはん、さしみコンニャク、味噌汁、それに旅館等でよく出る、固形燃料で下から土鍋の中の食材を蒸し焼きにするヤツなんかをいただきました。

土鍋の蓋をとると、キャベツと玉ねぎ、人参、きのこ等の上に載った薄切りのブタ肉がいい感じで出来上がっていました。

日刊スポーツが置いてあったので、新横綱として奇跡の優勝を果たした稀勢の里の笑顔の記事を読みながら、さしみコンニャクに舌鼓を打ったのでした。

食べ終わって、Vさん一家の様子を見に行ってみると、ママの横にカニの殻の山ができています。お代わりされたみたいです。若い兄弟は食べ続けています。カニは大人気です! 無口で物静か、イマイチ表情が読めない息子さんたちですが、大満足のようでした。

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今尾直樹
ワインが初めてうまいと思ったのは、1990年代の初め、某フランスの自動車メーカーの国際試乗会でした。パリからTGVに乗ってディジョンまで。駅からドライブ開始で、途中、休憩ポイントに醸造所が設定してあって、そこに寄るたびに試飲するのです。ブルゴーニュ、ピノ・ノワールという単語を知りました。最高にハッピーな試乗会でした。昔はヨカッタ。

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