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「ポッと出だと思っている方が多いと思います。でも、14歳で芸能界を志して挫折。結構下積みが長いんですよ」。SNSが生んだ現代のファッションアイコン、GENKING さんはそう言って笑う。10代のころからキラキラした世界が大好き。でも、金髪で派手すぎるビジュアルが邪魔してか、俳優のオーディションに何度挑戦しても結果にはつながらない。「当時から〝絶対成功する〟って根拠のない自信を持っていました(笑)。勘だけは良くて、今の自分があるのもそれを信じてきたから」。やがてインスタグラムでの活動を足がかりに、活躍の場を雑誌やTVなどのメディアに拡大。その成功の要因には、ブレずにスタイルを貫くことだけでなく、抜群のセルフプロデュース能力を感じずにはいられない。「タレントというよりクリエイターの要素が強い。モデルとして誌面に出る時は、メイクやスタイリングについて、まず雑誌のカラーを考えます。でも、そこに GENKING らしさがないと意味がない」。

この日コラボしたのはモエ・エ・シャンドンがヴァカンスを贅沢に過ごすため創り上げた、世界で唯一氷を浮かべて初めて完成する夏季限定アイテム「モエ・エ・シャンドン アイス アンペリアル」だ。奔放な太陽のもとに映えるスタイリッシュなボトルに合わせた衣装は、ご本人のスタイリング。スタイルを通すだけでなく、互いの個性がともに響きあうポイントをつかむバランス感覚は、さすがの一言だ。

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夢であった芸能界での成功。さらに、今年3月に人生の転機となる出来事を経験する。人気テレビ番組内で、当時男性のパートナーと同棲中であることを告白したのだ。ただ恋愛の対象が同性だっただけ、でも……。「それが最大のコンプレックスで、できることなら普通に結婚したかった。友だちが結婚しても素直に幸せを喜べないことも……」。自分を受け入れ、ひとつ強くなって前進するための決断。とはいえ、周囲との関係が崩れるのではと葛藤の末でのカミングアウトだった。さて、結果は?

「今までにないほど満たされました! 人を妬まなくなったし、人間関係もラクになってより深く人と付き合えるようになりました。不安だったけれど、間違ってなかったなって思います」。

そして GENKING さん、大のシャンパーニュ好き。「今は彼がいないからつい外食がちに(笑)。そんなときは必ずシャンパーニュです。気分を上げてくれるスイッチみたいな存在。飲んでいるうちに友だち同士で合流して人数が増えるので、一晩でかなりの本数を開けてしまうこともあるんです。今回のモエも自分のお気に入りシャンパーニュなので、思いきり撮影を楽しみました」。

自らと向き合うことで、初めて他者を深く受け入れることができる。その器さえ揺らいでいなければ、いつだって大切な人を幸せにする、シャンパーニュのようにキラキラした存在になりえる。柔軟でまっすぐで、クレバー。肩書ではなく、これが彼の本質のようだ。

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WINE-WHAT!? 編集部
WINE-WHAT!? 編集部

人生がうまくいかない時は「神様がくれた休暇」だと考えよう。



by 1996年のテレビドラマ「ロングバケーション」(北川悦吏子脚本)での木村拓哉演ずる主人公のセリフより。



10連休でロンバケって短くないですか。