パーク ハイアット 京都

ラグジュアリーゲストハウスで 五感を研ぎ澄ます時間

こんな状況だからこそ、心に栄養が欲しいもの。京都の静謐な空間で心身ともにチャージするステイとは?

客室から臨む八坂 の塔。窓からの眺め はまるで町の中にい るように感じる。

京都の職人とコラボレーション

歴史ある料亭「山荘 京大和」の敷地内に70室というハイアットの中でも世界最小規模のホテルとして2019年10月に開業した「パーク ハイアット 京都」。

「パーク ハイアット 京都」は料亭「山荘京大和」の敷地内に開業。ここはもともと幕末に桂小五郎らによる「翠紅館会議」のあった歴史的建造物を料亭とした。

世界的ラグジュアリーブランドのホテルが、空間、料理、調度品など京都の伝統を取り入れながら独自の個性を打ち出しているのは興味深い。開業前からマーク・デ・リューヴァーク総支配人とスタッフたちは、地元の生産者や伝統工芸職人らと積極的に交流を深め、さまざまなアイディアを出し合い、唯一無二のホテルを作り上げてきた。

昨年10月に開業一周年を迎えた「パーク ハイアット 京都」は、改めて京都の文化や伝統工芸の奥深さを体験できる特別企画を提案している。そのコラボレーション相手は、国内外からも注目されている伝統工芸の後継者6人からなるユニット「GO ON」。彼らは世界に向けて京都の伝統工芸を発信する取り組みをしている。

例えば海外の美術館で展示会をするなど積極的に活動し、中にはロンドンの「ヴィクトリア&アルバート博物館」の永久所蔵品となっているものまである。

メンバーの一人、中川木工芸の中川周士さんの作品は「ドン ペリニヨン」のシャンパンクーラーとなっているので、見たことのある人もいるのではなかろうか。今回、中川さんはこの企画のために「目覚めの重」のお重と中次茶入を制作した。

現在、世界中が新型コロナウィルスの影響で不安な状況にある。だからこそ、心のデトックスの時間を持つこと、静かで穏やかな時間・空間をスイートルームで体験しながら、職人たちの技や感性に触れてもらうというのが、この『パーク ハイアット 京都 クラフツマンシップ・パッケージ』の企画意図だ。

「目覚めの重」は「クラフツマンシップ・パッケージ」に含まれており、スイートルームで提供。お重は「中川木工芸」による檜の木 を藍染めにしたもの。抹茶盌は400 年続く窯元の「朝日焼」の作。茶筅と茶匙は1898年創業の竹工芸品の「公長斎小菅」の作。なお お重は3 年プロジェ クトで1年ごとにテーマの異なるお重を一段ずつ発売する。

『パーク ハイアット 京都 
クラフツマンシップ・パッケージ』
価格 35 万5000 円~(税・サ別)
期間 2021年10月29日(金)まで
宿泊者限定のアクティビディオプションもあり。
予約先:https://www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/park-hyatt-kyoto/itmph/offers

パーク ハイアット 京都
京都府京都市東山区高台寺桝屋町360
TEL. 075-531-1234
www.parkhyattkyoto.jp

オーガニック野菜にフィーチャーしたクッキングクラス

今年春から始まる総料理長、またはKYOTO BISTRO料理長による解説付きのクッキングクラスは、思い出深い体験となるだろう。

「京都の野菜の生産者を迎えて、野菜の話を交えながらアットホームなクラスにしたいです」と井料剛総料理長は語る。

野菜はオーガニックを長らく実践してきた「自然耕房あおき」のものだ。甘くてコクがあると井料総料理長が太鼓判を押すだけあり、ホテル内のカフェ「KYOTO BISTRO」でも、ここの野菜は好評という。

クッキングクラスの野菜と料理。京都のローカルな素材として「自然耕房あおき」のオーガニック野菜を使用。

クッキングクラスの体験で味わったレッドケールやカーリーケール、水菜、ビーツやゴボウなどのサラダ、カボチャのポタージュ、3色ニンジンやコールラビ、サトイモなどのグラタンは確かに素材の力を感じるものだった。

このような時こそ、穏やかな時間をもちたいものだ。

「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」の『ロマネ・コンティ』などマニア垂涎のワインが並ぶ。
ラウンジスペース「ザ リビングルーム」はバー利用もできる。

この記事を書いた人

WINEWHAT
WINEWHAT
YouTubeInstagramでも、コンテンツ配信中!
フォローをお願いいたします。

Related Posts

PAGE TOP