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リシャール・ミルのナダル・コレクションに新作あらわる!

情熱的な赤と黄のスペイン国旗カラーの中身は初のオートマティック・ムーブメント

赤土の王者の右手首に注目!

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テニスの全仏オープン真っ只中です。今宵5月27日(金)21時より、地上波ではテレビ東京系にて錦織 圭の試合がライブ中継されます。大いに楽しみです。あー、書くのが遅いから、あともうちょっとで始まってしまう・・・。

全仏の舞台ローラン・ギャロスは、「赤土の王者」ラファエル・ナダルのいわばホーム会場です。今大会では5月24日(火)、男子シングルス1回戦に登場して、世界最速のサーバー、サム・グロスに圧勝、10度目の優勝に向かって好発進した、と報道されています。

ナダルは現在、世界ランク5位で、錦織のひとつ上にすぎませんが、全仏では2005年から4連勝、09年はロジャー・フェデラーに敗れたものの、翌10年から5連勝を飾り、歴代1位の優勝回数を誇っています。「クレーのスペシャリスト」は、ローラン・ギャロス史上最強の帝王なのです。

ラケットを左手にもつサウスポー、ラファエル・ナダルの右手に、試合中もつけられている腕時計が、ご存じのひとはすでにご存じの超ハイテク機械式時計リシャール・ミルです。ナダルの名を冠したリシャール・ミルの最初のモデルは、2010年に発表されたRM027。トゥールビヨン機構を備えた、超複雑機械式腕時計でありながら、カーボンコンポジットなどのハイテク素材を用いることで約20グラムという軽さを実現しました。これ、ベルト込みの重さですから半端じゃないっす。

じつは記者は、実物を手に持ったことがあります。

思い出すなぁ。あれはパリのプラザ・アテネで開かれた発表会で、でした。アラン・デュカスのレストランで、クロワッサンにジャムとバターをたっぷり塗って食しながら、リシャール・ミル氏が自信満々にRM027について語るのを聞いたのでした。このあと、招待された記者のあいだでRM027が回されました。両手でうやうやしく持つと、ヒョイと両手があがりました。

人間というのは目視によってその物体の重さを脳が予想がする。その予想がものの見事に外れると、このように手が上がってしまう(感覚がある)、ということのようです。ようするに、それまでの人間の感覚を超える、常識はずれの軽さを実現していたのです、RM027は!

トゥールビヨン・ウォッチとして世界最軽量。それでいて、ナダルの激しい試合時の衝撃に耐えて見せたRM027は、およそ5000万円もの予価がつけられていたのに、世の時計マニアのあいだで引っ張りダコになり、世界限定50本は瞬く間にソールドアウトになったのです。

しかも、RM027を右手首につけたナダルはこの年快進撃し、史上7人目の生涯グランドスラムを達成しました。RM027に神話的なエピソードを加えたのです。

その後、ナダル・モデルはシリーズ化されてこんにちに至っており、ローラン・ギャロスを目前にした発表されたのがこちらのRM35-02です。

目玉は、ナダル・シリーズ初の自動巻きムーブメントを搭載したことです。自動巻きの方が使いやすいからだそうですが、こんな超高級時計、毎日使うつもりなんですね、買う人は。そこがリシャール・ミルのすごさでしょうか。それと、RM027って、手巻きだったことに門外漢としては改めてビックリです。13グラムしかない小さな機械が手巻きに耐える強靭さを持っていることにもビックリです。

で、赤と白のコントラストが印象的なこの新作。ベゼルとケースは赤い樹脂を浸透させた糸を織り込んだ特殊なカーボン製です。白い歯車は、天然のままのクオーツファイバー(石英繊維)製。ストラップの黄色は、ナダルの母国スペインのナショナル・カラーを表しています。予価1480万円(税別)。

全仏オープン、ローラン・ギャロスは、情熱のスパニッシュ、ラファエル・ナダルの右手首にも注目です。

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リシャール・ミルRM35-02 オートマティック ラファエル・ナダル

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