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飲んで比べて楽しむオイルの魅力
~オリーブオイルのイベントに参加!

12月1日、外苑前『Valcucine Tokyo』で開催されたオリーブオイルのイベントのレポートをお届け。

WINE-WHAT!?編集部さまに「オリーブオイルをテイスティングする」というなんとも興味深いイベントに招待いただきました。ワインと、ぶどうとの類似点にびっくりの、楽しい1時間半でした。
オリーブオイルセミナー

ついついワインづくりと比較しながら聴き入ってしまいました

ワイン好きにはオイル好きも多い…?

外苑前のイベントに参加? と思われた方もいらっしゃるかもしれません。すっかりご無沙汰している間に、わたし、ナパから日本に帰国しました(それはまた次回…かも)。

そこでお声がけいただいたのが、今回のオリーブオイルのイベント。場所は外苑前の『Valcucine Tokyo』。オープンしたばかりのショウルーム。イタリアのキッチンブランドです。こちらの素敵なキッチンは、ワンセットなんと2000万円だそう…スゴイ。

それはさておき、今回のイベント、目玉は「オリーブオイルのテイスティング」。ワインのテイスティングは聞き慣れていますが、オイルを嗅ぎ比べる、飲み比べるって、珍しいですよね。興味津々です。実はわたし、オリーブオイルも大好きなんです。料理にかける用、というか、そのまま飲む用のオリーブオイルも常備しています。「オリーブオイルを飲む」きっかけになったのは、イタリアに旅行に行ったときに訪れたワイナリー。そこが作っていたオイルがこれまで味わったことがないくらい、むせるほどのフレッシュさ。その味のトリコになって買って帰り、その後「オリーブオイル飲み道」にはまってしまったのです。

ナパでもオリーブオイルを作っているワイナリーはたくさんありました。なんとなく自然に受け入れていましたが、ワインとオリーブオイルを使った料理のように、ワイナリーとオリーブオイル、ぶどうとオリーブって相性がいいのかな? ワイン好きにはオリーブオイル好きも多い気がするし…。

そんな疑問も今回のイベントでスッキリしました。ではレポートのスタートです!

ワイナリーとオリーブの樹

オーパスワンにもたくさんのオリーブの樹。獲れた実でオイルを作り、従業員のお子さんが描いた絵をラベルにして毎年スタッフに配るそうです

知れば知るほど深みにはまるオリーブオイル

今回のイベント、お話をしてくださったのは栗木雅史さんと島田まり子さん。栗木さんは、イタリア政府公認のオリーブオイル鑑定士で、ご自身もイタリアに住んでオリーブオイルを作ってらっしゃるそう。島田さんは、AISO認定オリーブオイルソムリエ・コースのディレクター。プロ中のプロが、オリーブオイルの歴史と楽しみ方を教えて下さいます。

特別にフレッシュなオイルは、イタリアでは火を通さず、毎日「飲む」ように味わうのが常識!さらに1本を1ヶ月くらいで飲みきる!と聞いてまずびっくり。もったいなくていつも躊躇してたけど、これで気にせずワインのようにガブガブ飲めます。健康にもいいそうで、大安心です。

そして話題は少量生産の特別なオイルの見分け方、選び方、楽しみ方に続き、オリーブの樹の話題に。強くて、だからこそ単純な生態を聞いて、「ぶどうとそっくりだ」とまたびっくり。

実が落ちても自分の樹の近くでは芽を出させないとか、挿し木でどんどん増えていくとか。育て方や増やし方も似ています。収穫も、機械を使ってふるい落とすアメリカの手法は、機械自体がぶどうのものと似ていたり。ワイナリーでは、ぶどうの後にオリーブの収穫を行いますが、実を選果して、圧搾して、濾過して、瓶詰め。この工程もそっくりです。オリーブとぶどう、相性がいいというか、栽培法や使い方が似ていて応用が利くんですね。なるほど古来から今まで、長きにわたってワインとオリーブオイルが共に生活に浸透したはずだ、と納得できました。

オリーブオイルテイスティング

色だけでもこんなに違うんです

そして遂にお楽しみのテイスティング。4種類のオイルが用意されていました。まず香りを嗅いで、エッセンスを探っていきます。他の食品などに例えて表現するのもワインと同じですね。飲んでみます。空気を含ませると香りと味が口腔内に広がります。これもワインと似ている。もちろん広がる味も香りも違いますが、とても興味深い体験でした。最後に茹でた豆とペアリング。これでガラッと印象が変わります。お料理によってオイルの表情が変わってくるんですね~。風味の違いは、実の種類とブレンドの違い。なにからなにまでワインと似ていて「これは今以上にハマったら危険だぞ…」という気持ちと、好奇心が戦い続けていました…(苦笑)

オリーブオイルと豆

イタリアからやってきた豆とペアリング

オリーブオイル

比較した3種類のイタリア産オリーブ+コンビニで売ってるオイル

でも、そんな好奇心を満たしてくれる通信講座があるんです。実は今回のイベント、その通信講座のプロモーションでした。

ワインインポーターのヴィーノハヤシさんが始める『イタリアオリーブオイル通信講座 RACCOLTO 2018』です。栗木さんが監修され、オリーブオイルの楽しみ方や特徴、味を堪能できるレシピが満載されているそうです。なにより、毎月2本の「飲む」オリーブオイルがついてきて、テイスティングをお家で楽しめるのが魅力。わたし、ずっと「ワインにはオイルがつきものだし…いいよね…勉強しても…」と自分と議論しながら帰路についたのでした。

知らなかったオイルの魅力をたくさん知ることができた楽しいイベント。好奇心がさらなるはまり道を開きそうな通信講座。来年はワインとオイルの年になりそうなわたしなのでした。

ヴィーノハヤシさん 『イタリアオリーブオイル通信講座 RACCOLTO 2018』はこちらから
https://vinohayashi.urr.jp/oliveoil2_pc

この記事を書いた人

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Saori
2014年よりアメリカはカリフォルニア州ナパにある、『Napa Valley Collage』に留学。ワイン醸造とブドウ栽培を勉強。ワイナリーのテイスティングルームで働くかたわら、ぶどうの樹の病気調査、畑作業なども経験。2018年10月に帰国。現在、WSET LEVEL4の勉強中です。

ナパやソノマでおすすめのワイナリーや、観光情報をこれからも発信していきます。

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