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フランスワイン、ヴィンテージ・2016年の春の状況。

去年よりも収穫量減少は必至! 突然の霜と雹の被害に苛まれる、2016年フランス葡萄畑の現状をリポート。

写真・文/染谷文平

霜が降りる。

気温がマイナスになり、空気中の水蒸気が結晶化する現象である。ひとたび霜が降りると、葡萄の樹に多大なる損害を生じることがあるために、冬から春にかけて、葡萄農家を文字通りヒヤヒヤさせる(最も、秋にも霜のリスクはあるが)。

今年の4月26日から27日にかけての夜は、ブルゴーニュ(Bourgogone)の醸造家にとって眠れない夜だった。「いままで見たことの無いような厳しい霜。我々にとって地震のような出来事だった」とある栽培家は語った。

「ヨンヌ(Yonne)県からコート・ドール(Côte d’Or)のすべての栽培地で被害があって、被害のなかった生産者は皆無だった。発芽したばかりの芽を8割ほど失ったパーセルもある」。ブルゴーニュ・ワイン生産者協会(CAVB)のセヴェラン・バリーズ(Séverin Barioz)はこのように語り、約30,000haの畑に大なり小なりの被害があった事を報告した。

ブルゴーニュでは、ピノ・ノワール(Pinot Noir)よりもシャルドネ(Chardonnay)の成長が早いので、どちらかというと、コート・ド・ボーヌ(Côte de Beaune)の方がコート・ド・ニュイ(Côtes de Nuits)よりも被害が大きい。特に、ポマール(Pommard),ヴォルネイ(Volnay),ムルソー(Meursault),シャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne-Montrachet),モンテリー(Monthelie),オーセイ・デュレッス(Auxey-Duresses)に被害が集中している。

シャブリ(Chablis)では毎年必ず霜が降りるので、放水作業やガス火を起こした対策がとられてはいたのだが、やはりすべての畑をカヴァーすることは不可能で、かなりの芽が落ちたという。ブルゴーニュの10000haあまりの畑に多大な被害があった。

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モンラッシェ南部のパーセル。ほとんどの芽が焼け付いているのがわかる。春の霜の被害とは、日中の温度が、-0度~-7度にまで達することで生じる。もしも、発芽前に起こったのであれば、ブドウは細胞の脱水化(中枢の濃縮)を起こし、これに耐えようとできるが、芽が発芽したばかりの時期に酷い霜害に遭うと、芽の器官は破壊され、その年には枝が伸びることはない。尚、夜間に起こるものもあり、両方同時にくると大きな被害を被る(例;1991年)。この被害は、斜面の下部、水分の溜まりやすい場所に起こりやすい。リースリング(Riesling),カベルネ・ソーヴィニョン(Cabernet-Sauvignon),シャルドネ(Chardonnay),ソーヴィニョン(Sauvignon) は霜に対して強い耐性を持つ。若樹は損害を受けやすく、特に、鉢で植えたもの、遅く植えたもの、若樹の周りに囲いを覆っていないものに被害が出る。

春の霜

「ここ25年来、こんなに早い葡萄の成長は見た事ない」。

フランス・プロヴァンス(Provence)地方のヴァール県カーヴ協同組合(Cave Coopérative du Var) の組長ローラン・ルーゴン(Laurent Rougon) は3月7日の段階でそう述べた。2015年の冬は暖かく、12月の平均気温は3度を越えたからである。

去年の暮れごろから、フランスでは非常に暖かい日々が続いた。このまま、冬なんて来ないのではないかと訝しんでいると、一瞬の間だけ寒い時期がやってきて、そしてたちまちのうちに、春が来た。天候は概ね晴れの日が続いたので、葡萄栽培家にとって、気持ちの良い剪定日和が続いたことは想像に難くない。そんな自信に満ちていた日々の頃の一言であった。

それが、4月29日の早朝に霜が下りたことによってすべてが変わった。被害は局地的なものにとどまったのだが、被害をうけた場所は、10年来の大惨事なのだという。コトー・ヴァロワ(Coteaux Varois) が特に酷く、5割から6割の被害を被ったと、プロヴァンス・ワイン支部長のエリック・パストリーノ(Eric Pastorino)は報告した。

ロワール(Loire)渓谷では、4月17-18日の夜、アンジュー(Anjou)地方と、トゥーレーヌ(Touraine)地方で、-3.2度の気温を観測した。

モンルイ(Monlouis)で酷い霜の害があり、全体の約半分の樹を引き抜かざるをえなかった。「2012年にも被害があったけれども、それよりも悲惨だ」と、ある生産者は嘆いた。そして、4月26-27日には、さらなる災厄が舞い降りる。

「非常に冷えた夜で、-3度から-4度にまで達した。ロワール西部のエリアはすべて、霜の被害を受けた。それも葡萄畑の芽吹きが始まった、その最も重要な瞬間に、である。

まだ正確な数字ではないが、全収穫量の半分は最低でも失ったと思われる。完全に畑を失い、植え替えを余儀なくされた地区もある位だ。歴史的な霜害となることは間違いなく、1994年もしくは、1991年の被害が思い出されるものだ。これは一方で矛盾しているようだが、地球温暖化の影響の一つと考えられる。つまり、温暖な冬が芽吹きのサイクルを早め、遅い霜の被害が同時に進行したと考えられるからだ。

市場を失う可能性は深刻で、これを取り戻すことは非常に困難だろう」と、アンドル・エ・ロワール県・サルト県・ワイン組合(Associations viticoles d’Indre et Loire et de la Sarthe)のギヨーム・ラパック( Guillaume Lapaque)は述べた。シノン(Chinon)の生産者にして、アペラシオン委員長のジャン・マルタン・デュトゥール(Jean-Martin Dutour)はこう続けた。「平地の区画の方が、丘地の区画のそれよりも被害が大きい。葡萄生産者にとって深刻な事態だ。というのも、この損失は、今年だけでなくて、ここ数年の不作の所為で、もはや彼らにはストックが残されていないからだ」。

5月の初め頃、シャンパーニュ(Champagne)の南部、コート・ド・バール(Côte de Bar)はドラッピエ(Drappier)社を訪れた。

日本でも著名な造り手であるミッシェル・ドラッピエ(Michel Drappier)は、悲しそうな面持ちで惨状を語ってくれた。「今年の収穫の8割は放棄しなくてはいけないね。幸いにも我々の地方(シャンパーニュ)ではヴィンテージをブレンドできるから良いけど、さすがに来年も続いたら商売あがったりだよ。そうなったら、君のレストランで洗い場にいれてもらうしかないね」と苦笑した。実際、彼の畑を見て回ると、まともな芽がついた畑を見つけるほうが大変だった。直前に訪れた、ここからそう離れていない、約70km西のモングー(Montgueux)村の造り手、ジャック・ラセーニュ (Jacque Lassaigne)では、畑の被害がほとんどなかったことを思うと、「ロシアンルーレットみたいなものだよ」というのはあながち冗談でもない。

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先の写真とは対照的なシュヴァリエ・モンラッシェの区画。被害はほとんどない。基本的に、春の霜を避ける為には、発芽が遅い品種を霜の出やすい場所に植える。水辺や、通気のある谷間が、そういった場所である。例えばシャンパーニュでは、河沿いのマルヌ渓谷(Vallée de Marne)にピノ・ムニエ (Pinot Menuier)を植えるのはそういった理由である。他に、肥料をやらないで樹勢を下げる、二回剪定するようにする、放水してわざと芽の周りを水分で氷結させて守る方法やさらに、ガス火を焚いて温度を下げないようにする方法などがある。

今年の霜害の特異性

しかし、古来、アペラシオン制度というのは、このような自然災害に則して格付けされている。ブルゴーニュにおいて、特にそれが顕著である。上級の畑は、長期間に渡って、天然の災害に遭いにくい場所に位置している。例えば、2009年の冬に霜が降りて、2010年の春に芽が出ない被害があった時は、国道74号 (Route National)の脇のすぐ側を沿って害があった。

被害があったのはブルゴーニュ地方名クラスの畑か、村名クラスのみの畑で、ヴォーヌ・ロマネ(Vosne-Romanée)の村名畑がかなり引き抜かざるをえなかったたことは記憶に新しい。唯一被害があった特級畑のクロ・ヴージョ(Clos Vougeot)とシャルム・シャンベルタン(Charmes Chambertin)は、例によって国道沿いの、「昔から、特級には相応しくないといわれていた区画」の被害だけだった。ヴィニョロンたちもそんな被害を受け易い場所であるということは百も承知で、そういった区画にはあまり本腰をいれていない。「あの被害があった区画は、数年に一回は問題があるから、白ワイン用葡萄を植えたり、ガメイ(Gamay)を植えたりしているよ」とあるモレイ・サン・ドニ(Morey-Saint-Denis)の生産者の弁。

 ところが、今年の5月にブルゴーニュを訪れた際に、モンラッシェ(Montrachet)が被害を受けていたのを見た時は、衝撃を受けた。無惨に地に落ちるか、焦げ付かせた新芽を見て、被害の深刻さを知った。ここ数年、ブルゴーニュの畑を見回り続けてきて、こんなに酷い有様のモンラッシェは見た事がない。どちらかというと、シャサーニュ・モンラッシェ村寄りに被害が多く、特級畑のシェヴァリエ・モンラッシェ(Chevalier-Montrachet)に近づくにつれ被害は少なくなった。概ね、ピュリニー・モンラッシェの被害は軽微だが、ムルソーまで上がると、また絶望的な光景が続く。ヴォルネイ、ポマールの被害は、ここ数年間の状態を思うと、もはや祈りたくなるレベルの被害である。

しかし、それでは今回の被害とは何だったのだろうか。今回の霜の被害で特異な事は、例年のように丘の下部に被害があったわけではないということである。村名・一級・特級などの格付けなど無視した無差別な被害が広がっている。そういえば、先日訪れた、シャンパーニュのラルマンディエ・ベルニエ(Larmandier-Bernier)でも「今年の被害で奇妙なのは、低地よりも、丘地で被害が多かったことです。これは例年にはないことです」と言っていた。

サヴィニー・レ・ボーヌ(Savigny-lès-Beaunes)のあるヴィニョロンから興味深い考察を聞いた。「実は、霜がおりたことよりも、明くる日の天候が暑すぎたことが問題だった。というのは、霜が下りたと言っても、夜の気温はせいぜい、-2度位だった。それよりも、氷結した芽が急激に解凍されたことが問題なんだ。栽培家たちが朝早く、畑を見回った時には、まだ葡萄の木に芽がちゃんと残っていた。しかし、急激な陽光の差した畑、特に斜面のある場所では、凍った芽が強い日差しの所為で焼かれ、焦げたようにして落ちた。むしろ、朝に霧がかってゆっくりと氷結した芽が解凍された場所の方がよい状態を保っていたんだ」。なんと、急激な温度差が、今回の広範囲で局地的、そしてランダムな被害を生んだというのである。こういった理由から、通年にはあり得ない場所での被害があったのが、今年の霜害の特異性である。

しかし、生産者にとっての頭を悩ませる問題は、なにもまだ、霜害だけでは終わらなかったのである。

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コート・デ・バールのある樹の枝。主要な生産地の霜害は次のようになる。 4月18日; シャンパーニュ(Champagne)、ロワール(Loire)。 4月19日; ラングドック(Languedoc)のオード(Aude)県、エロー(Hérault)県。 4月25日と27日; ロワール。 4月26-27日; ブルゴーニュ(Bourgogne)のコート・ドール(Côte d’Or)県,コート・シャロネーズ(Côte Chalonnaise),ヨンヌ(Yonne)県。 4月28-29日; プロヴァンス(Provence)。 4月29日-5月1日; ボルドー(Bordeaux),コニャック(Cognac)。 5月3日; シャンパーニュ。 特に被害を受けた品種は、成長の早い品種で、南部では、カリニャン(Carignan)やグルナッシュ(Grenache)。ブルゴーニュではシャルドネ(Chardonnay)。

雹害

4月13日の夕暮れ時、16時ごろ、たった30分の出来事だったという。

その一瞬の間に、凄まじい雹が、マコン(Mâcon)南部を襲った。

「10cmの卓球の玉みたいな粒が降って来たんだ。こんな酷いのは見た事ない」と、ある生産者は嘆いた。すべての畑のワイヤー整枝作業が終わって、ちょうど芽が出始めたばかりの、最もデリケートな時期だった。一見すると、きちんと整頓された畑があるのだが、近寄ってみると、ほとんど芽がもぎ取られるか、焼け付いたようになってしまっている。今年はおろか、来年もまともに収穫できるか怪しい。下手をすれば、畑全体を植え替えなければならないかもしれない。プイィ・フイッセ ( Pouilly-Fuissé) とサン・ヴェラン ( Saint-Véran ) のゾーンで、50-90%の葡萄の芽がもぎ取られ、1000ha以上の畑、「プイィ・フイッセ全体でも20-50%の被害」だという。

4月13日の雹は、マコンに接する、ボージョレ(Beaujolais)でも無縁ではいられなかった。北部のジュリエナス (Juliénas)と、サン・タムール (Saint-Amour) などで被害に遭い、2,500haの畑に達したという。ところがボージョレの悪夢はまだ覚めてはいなかった。5月27日夜、ボージョレ北部にさらなる雹をともなった雷雨がやってくる。先の害を逃れたモルゴン(Morgon)やフルーリー(Fleurie)、そしてシルーブル(Chirouble) でも被害があった。酷い場所で、8割の畑が壊滅状態になったといい、直撃を受けたシルーブルは完全に破壊されたパーセルもあるという。

そして、5月27日にヨンヌ(Yonne)県で雹が降った時、葡萄生産者たちの落胆たるや、とても想像できるものではない。先月の霜が下りた時には、放水処置や、ガス火を焚いて畑をよく守る事に成功していたからだ。どんなテクニックを駆使しても、天から降る雹は防ぎようがなかった。「西からやってきた雹がオーセール(Auxerre)を襲い、約15分の間にかけて、サクランボほどの大きさの雹粒が畑に落ちて来た。50cmも積もるほどの雹で、村の老人でも、こんな酷いのは見た事がない」という。

オーセールに近いサン・ブリ・レ・ヴィヌー(Saint-Bris-le-Vineux)村とシトリー(Chitry)村に被害があって、この地区を代表する生産者、ジャン・ユーグ・ゴワソ(Jean-Hugues Goisot)は、その全所有畑、29haすべてを失ったという。「完璧に畑が破壊されてしまって、冬の枝もなくなってしまったので、もしかしたら、ここ2年間は収穫できないかもしれない」。たとえ、生き残った芽が伸びても、正常に生育し、実をつけるとは限らないのだ。

近接するシャブリ (Chablis)も、この雹害は避けられなかった。シャブリ生産者協会長、フレデリック・グェガン(Frédéric Gueguen)は、「5月13日に、シャブリ北部で雹が降ってすでに400haの被害を被った。それが今度は南部での被害。すでに先月から春霜の対策に追われている中でこのような被害に遭うことは非常に悲しいことだ。言葉に言い尽くせないほどの重大な損失である。私たちは大自然の脅威に対して、無力だという事実を認めざるを得ない」と言い表し、その被害は 2000haに渡ると報じた。

 さらに同日の27日、シャレント(Charente)県でも雹が降り、コニャック(Cognac)の葡萄畑でも多大な被害があった。プティット・シャンパーニュ(Petite Champagne),ボルドリー(Borderies),フィン・ボワ(Fins Bois)のゾーンでの被害。最も酷い場所でも、畑全体の樹が折れる程激しい雹だという。全部で7%余りに相当する5000haの被害。

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ロマネ・コンティの畑で見つかった、ベト病。霜と雹のシーズンが終わったとはいえ、まだ予断を許さない。フランス各地を悩ましているのが、ベト病の被害である。春が雨がちだったために、菌類の繁殖が進み、全国で防除対策がとられている。霜と雹の被害のどちらからも逃れた、アルザス(Alsace)地方もその例外ではなく、今年の収穫は、フランス全土において苦戦しそうな勢いである。

まとめ

フランス人作家、コレット(Colette)は、1932年に次のように書いた。

雲のない日が続いたり、もしくは遅くに降った雨が、その年のワインの出来を左右してしまうんですね? 栽培家の所作というのはほとんど意味がなく、すべては、惑星の運行と太陽の黒点、天上の神秘的な作用に委ねられているのです。『牢獄と天国(Prisons et Paradis)』

 ただ一瞬の天候の変化が、その年のワインの質と量を左右してしまう。たとえ、畑の耕作方法を改良したり、醸造技術が開発されたとしても、葡萄の実自体が上手く育たなければ、ワインの質以前の問題である。こういう事実に直面するたびに、ワイン業というものは、やはり農業なのだと実感する。コレットが表現したように、人間の努力は、なによりもまず自然の恩恵の下になりたっている。フランス・ワインは、90年代・2000年代と、比較的良好なヴィンテージを経験してきた。あたかも、技術の進化が、ワインの黄金時代を生み出したのだと錯覚させた感がある。しかしながら、10年代に入って、各地で報告される被害を顧みるに、良い天候に恵まれていたことが、とても貴重で幸運な事だったのだと、認識を改めざるをえない。2016年というヴィンテージは、そういった意味で、「釈迦の手の上に踊る孫悟空」を戒めるような意味合いがあるのだと思う。

 しかしながら、2016年を、たちまちの天変地異に苛まれたヴィンテージとして、ワイン史に刻んでしまうのはまだ時期尚早である。収穫量が減りこそすれ、葡萄の実はたくましく育っている。花の結実期に雨がふるということは、葡萄の実の量が減って、より濃縮されるという事。随分に葡萄の成長は遅れているものの、品質への期待は減っていない。被害の少ない、ラングドック(Languedoc),コルシカ(Corse)島などでは、春に十分な水分を蓄えたので、水不足に悩まされない良いヴィンテージになると予測されている。もしくは、生産量こそ少ないものの、偉大なヴィンテージとして記録に残る可能性はまだ十分に残されているのだ。あと、2ヶ月弱の動向に期待がかかる。

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発芽から開花までの時期の雹害は、若枝をはぎとったり、節の部分が分断されたり、この傷害はすべての葉組織の成長にも影響する。葉の縁は破れ、時には葉脈しか残らない。枝は、酷い時には完全に破壊され、髄まで破れるときもある。花序が乱れ、結実不良にもなりやすい。雹の後は、葡萄の成長は節間から再開するが、この再生作業は大きく遅れることがある(2-4週間)。幹葉は、黄色がかり、各種の病気にかかりやすくなり(ベト病、ブラック・ロット、ウドンコ病、白腐病)、結実不良とクロロースになりやすくなる。基本的に収穫量は減少するが、必ず品質が落ちるというわけではない。雹の後の、農家のしごとは散々で、仕事のリズムは乱れ、作業は複雑化する。

この記事を書いた人

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染谷 文平
こんにちは、フランスに滞在中のソムリエです。現在、パリの一つ星レストラン、Neige d’été(ネージュ・デテ)にてシェフ・ソムリエの職についております。レストラン業を続ける傍ら、ワイン造りをより深く知るために、Bourgogneと Alsaceにてワイナリー勤務も経験しました。ワインが生まれる風土、環境、歴史に強く関心があり、ブログ(http://fwrw.blog137.fc2.com
も綴っております。Wine Whatでは、生産者の生の声や、ホットな情報をいろいろと書いて行きたいと思います。

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