ワインセラーはデザインで選ぶ!

小型・中型・大型セラーから注目のセラーをセレクト

高級ワインのコレクターでなくても、ワインはやっぱりワインセラーに入れておくと安心。思い入れのあるワインなら、なおさらセラーできちんと保管したいもの。

大量に選択肢のあるワインセラー。 その選び方とオススメ機種を紹介。

ワインセラー選びの基本は本数

ワインセラーを選ぶときにまず大事なのが自分が何本のワインを保管したいか。

この時、自分が保管したい本数よりも、ちょっと多めに保管できるセラーを選ぶのがコツだ。

「どうせすぐ飲んでしまうし、1ケース分=12本で十分かな?」とおもったら24本入るセラーを選ぶべき。

多くの人が、ワインセラーがある、という安心感から、ついつい、ワインを買いためてしまい、もうちょっと余裕のあるセラーにすればよかった、と後悔するポイントだからだ。

ワインに最適な保管環境とは

ワインにとって理想的な保管温度は12℃から15℃、湿度は70%から75%、光が入らず振動がない場所とされている。高級なワインセラーほど、その条件を満たし、さらに部屋に置いても静かな設計になっている。

加えて、さまざまなボトルサイズへの対応、出し入れを容易にする仕組み、1台で長期熟成向けの温度と飲み頃の温度とに分けてのワインの保管ができる、ワインの種類、産地や銘柄によって保管温度に差をつけるといった多彩な機能を搭載し、プロの現場でも活躍できる製品もある。

仕組み的には冷蔵庫に近いワインセラー。しかし、冷蔵庫の場合は、温度が低すぎたり、食品のニオイが移ってしまったり、コルクが乾燥してしまう危険性がある。一時的な保管ならばまだしも、長期の保管には向かない。

サイズ別スタイリッシュなワインセラーはこれだ

ワインセラー選びの際、価格、収納本数、置き場所に収まるかどうか、どんなワインをどう保管したいか、といったスペックに目が行くのは当然のこと。しかし、部屋の雰囲気に合うかどうかも忘れてはいけないポイントだ。

そこで、ここではサイズ別に、性能的に優れているだけでなく、ルックスにも特徴のある、おすすめのセラーを紹介する。

10本以下から50本まで 小型セラー

さくら製作所
OSK9-WB

収納本数 9本
オープン価格(実勢価格 ¥ 88,000)
幅×高さ×奥行き 360×930×425mm
庫内温度 0~22℃
重量 32.2kg

日本特有の住宅事情を考慮し、省スペースで静かなワインセラーを造るさくら製作所のコンパクトなセラー。ワインならば9本、日本酒ならば一升瓶2本と四合瓶6本が収納できる。

高級なセラーなので、長期熟成にも安心のコンプレッサー式、加湿機能付きと、性能は高級ワインを任せても安心の本格派。日本酒では嬉しい0℃設定も可能だ。シンプルなでデザインで、白と黒を選べる。

9本収納なのでちょっと小さいかな、という人には、20本収納のOSK20W(B)、22本収納のSA22-W(B)、38本収納のSA38-W(B)もある。OSK20W(B)とSA38-W(B)は2つの庫内温度が設定できるタイプだ。

フォルスタージャパン
SG-121GS

収納本数 49本
オープン価格(実勢価格 ¥ 152,900)
幅×高さ×奥行き 501×820×590mm
庫内温度 5~20℃
重量 42kg

フォルスタージャパン
SG-122GD

収納本数 41本
オープン価格(実勢価格 ¥ 162,800)
幅×高さ×奥行き 501×820×590mm
庫内温度 5~20℃
重量 44kg

国内トップブランドとして家庭やレストランで愛されているフォルスタージャパンが、ライフスタイルにこだわりのある30〜40代に向けたGrandCellar(グラン・セラー)シリーズから2機種をチョイス。この両者はサイズとデザインはほぼ同じ。木目調のフレームで、重厚感を抑え、インテリアに優しく馴染む家具のようなデザインだ。

SG-121GSは49本収納で1温度、SG-122GDは41本収納で2温度を設定可能。冷却方式はコンプレッサー式で、酷暑や極度の寒さでも、庫内の温度と湿度を保ってくれる設計。扉の左右付け替えにもオプションで対応してくれる。ラックは出し入れに便利なスライド式と、機能面はプロ仕様と同レベル。同じコンセプトで77本2温度を設定可能なSG-196GDと84本1温度のSG-195GSもある。

50本から100本くらいまでなら 中型セラー

フォルスタージャパン
FJC-162GD

収納本数 54本(最大60本)
オープン価格(実勢価格 ¥ 119,900)
幅×高さ×奥行き 500x1270x560mm
庫内温度 5~20℃
重量 55kg

同じくフォルスタージャパンから、カジュアルプラスシリーズに属する、シンプルなデザインが魅力的なセラー。幅500×奥行き560mmと、前のSG-121GS/SG-122GDとほぼ同じフットプリントながら、こちらは1270mmという高さのおかげで最大60本の収納本数を誇る。上下で別の温度設定ができる2温度タイプ。低消費電力で振動が少ないインバーターコンプレッサーを採用しているのも特徴。

デバイスタイル
Angelshare L7

収納本数 125本
オープン価格(実勢価格 ¥ 770,000)
幅×高さ×奥行き 595x1720x715mm
庫内温度 5~20℃
重量 93kg

家庭用ワインセラーを開発・発信しているデバイスタイルのラインナップのなかで、機能とデザインを両立させた最高峰のワインセラー。完全独立上下コンパートメントの2温度帯で125本収納できるインバーターコンプレッサー方式。加湿機能付き。天井に取り付けられたグラスシェルフと、その下のスラントディスプレイシェルフによって、グラスとワインを魅せる収納ができる。置き場所に制限がある場合、同コンセプトで49本収納のAngelshare L3もある。

200本以上も 大型セラー

アルテビノ
OG04-TB

収納本数 230本
オープン価格(実勢価格 ¥ 471,800)
幅×高さ×奥行き 680x1825x700mm
庫内温度 9~15℃
重量 82kg

大型セラーはガラスではなくノーマルの扉を検討したい。高さから来る威圧感をシンプルなデザインで抑えたいからだ。

フランス北部にあるフーミー工場でワインセラー専門の職人が丁寧に作り上げる老舗ワインセラーブランド、アルテビノは大型ワインセラーを得意とし、このOG04-TBはリビングに置いても目立たない、クローゼットのような落ち着いた木目調のタバコカラーが魅力。

ユーロカーブ
Pure-L-C-BlackPiano

収納本数 182本
オープン価格(実勢価格 ¥ 814,000)
幅×高さ×奥行き 680x1825x690mm
庫内温度 8~20℃
重量 135kg

黒の大型ワインセラーからは、世界初のワインセラーとして誕生して40年以上、ソムリエなどプロフェショナルや愛好家から信頼されるユーロカーブのなかから、Pure-L-CBlackPianoをチョイス。ピアノを連想させる艷やかなガラス加工のブラックの扉は、高級感があり美しいだけではなく、内部に断熱材が注入され、断熱性能とエネルギー効率に優れる。左ヒンジでの発注も可能。

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