自然に囲まれた邸宅でその土地の産物に舌鼓をうち、プライベートな時間をこころゆくまで堪能する。日本におけるフランス文化の伝道師、「ひらまつ」のあらたな試みは、ヨーロッパ文化と日本文化が融合したホテルだ。ワイン好きには圧倒的にオススメのこの旅をWINE-WHAT!?副編集長夫妻が、実際に体験してみた。
しかも、移動手段はなんと、英国最高峰のグランドツアラー、ベントレー コンチネンタル GT V8 S コンバーチブル!

到着すると、まっさきに出迎えてくれたのが、総支配人の山﨑稔さんだった。そして女将の岩﨑純子さん。さらにこの日は、シェフ、吉越謙二郎さんまでもが、エントランスにあらわれて迎えてくれた

カントリーライフバンザイ

フランスでも、イタリアでも、スペインでも、カリフォルニアでも、チリでも、ワインにまつわる場所は、だいたい人里からは離れていて、豊かな自然に恵まれている。そして、ワインだけでなく、食べ物全般がうまい。山があり、森があり、川があり、湖がある。美しい景色をながめ、その場所の空気をすいこみ、その土地のものを食べる。一度でもそんな旅を経験すれば、こんなに素晴らしい時間のすごしかたはない、とおもわずにはいられないはずだ。とくに日常を都会であくせくと過ごしている人にとっては、その価値はなにものにもかえがたい。ビジネスで成功した人が、引退して、地方で農業をはじめたり、あるいは自分のワイナリーをもったりするのは、カントリーライフのあらがいがたい魅力をよく証明するところ。

そんな、ワインに出会いに行く旅は、旅路もまた、心おどる。移動手段として、メジャーな選択肢はやはりクルマだろう。とくにそれが、愛する人とふたり、みずからハンドルを握っての街からのしばしの脱出劇であれば、オープンスポーツ以上にふさわしい乗り物はあるまい。

たとえばベントレー コンチネンタル GTのオープンモデル。クルマに多少とも興味がある人にとっては、ベントレーといわれて、まずおもいつくモデルではないだろうか。2+2(ツープラスツー)シーターと呼ばれる、運転席と助手席にくわえて、補助的な2座をもつ4人乗りの英国高級スポーツカーだ。

コンチネンタルは大陸、GTはGrand Touring、つまり大旅行、あるいは大冒険を意味する。ベントレー大陸大冒険。イギリスのような島国では、せまくいりくんだ土地で実用的かつ楽しい小型スポーツカーにたいして、大陸での国境やコミュニティをまたいでの長距離移動に適するよう、高速走行性能を高め、荷物を積み込むための充分なスペースも確保した、スポーツカーをGTという。2人乗りを前提としていながら、全長4.8メートル、全幅1.9メートルの巨体に、のぞめば500馬力を越える大パワーを発揮するエンジンを搭載したベントレー コンチネンタル GT シリーズは、まさにGTの本質をそのまま体現したクルマだ。

ベントレー コンチネンタル GT V8 S コンバーチブル。このモデルは光のあたりかたで複雑に色をかえるエクステリアカラーがViolette Dark Grey Metallic、インテリアはブルーとホワイトのコントラストがまぶしい、Linen Imperial Blue。


いま、そのコンチネンタル GTは、2種類に大別できて、ひとつが12気筒エンジンを搭載しているモデル。もうひとつが8気筒エンジンを搭載しているモデル。見た目はほとんどおなじで、いずれも優れたGTだけれど、傾向としては、12気筒モデルは、高速道路をつかっての長距離移動により向いていて、8気筒モデルは俊敏性を要求される山道などでの運動能力が高い。高速移動の後には、ほそい山道や曲がりくねった田舎道がつづき、しかもそれこそが、その土地を感じられて楽しい、ワインに出会いにいく旅には、後者のほうが向く、とぼくはおもう。

この記事を書いた人

WINE-WHAT!? 編集部
WINE-WHAT!? 編集部
9月号(通巻18号)では、白ワインに注目! そもそも白ワインって? 三大品種シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングの基礎から、いまどき大討論会、石田博ソムリエによるペアリング提案まで、この夏、飲みたい白ワインを総ざらい。
そして、夏から秋にかけてのワイン旅も提案。ポルトガル現地取材、急成長中の北海道ワイナリーのいまとWINE-WHAT!?ならではのツアー情報、ワインを堪能できる宿「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」へは、ベントレーで訪れ、カリフォルニアでは、ケンゾー エステイトに行ってきました。