独自の土壌風土と土着品種からなる味わいで高い評価を得ているシチリアの白ワイン「プラネタ」と日本料理とのマリアージュに、和の注目店が挑む!


取材・文/木村千夏 写真/柿澤リカ(いがらし) 河合 綾(みくり、乃木坂しん)

シチリアのプラネタとは?

今、世界中のワインラヴァーを熱狂させる名醸地イタリア。地中海に向けて長靴のように飛び出した、細長くて起伏のある地形、地方ごとの気候風土と都市国家が育んだ多様な文化、多種多様な食材とブドウの土着品種、それらを反映した多彩な料理とワイン。圧倒的なバラエティの豊かさゆえに、次々と新鮮な出合いが待っている。それこそがイタリアワインの魅力だろう。

なかでも、南イタリアワインの実力を世界に知らしめた「プラネタ社」である。本拠を置くのは、イタリア半島西南、イオニア海に浮かぶ地中海最大の島シチリア。同地で300年以上にわたりブドウ栽培を行ってきた名家プラネタ・ファミリーがシチリアにおけるプレミアムワインの生産に向けたプロジェクトに着手したのは1980年のことだ。

シチリア島にあるプラネタのヴィンヤードの風景をしばしご覧ください。



85年、徹底した土壌分析を行ったうえでブドウ品種を厳選し、先祖伝来の地に植え付けを行い、96年に市場進出を果たした。以来、世界的な影響力を持つワイン評価本『ガンベロ・ロッソ』や『ドゥエミラヴィーニ』で高評価を獲得するなど、多数の受賞歴を誇るブランドに成長を遂げる。

これほど短期間に世界のトップブランドの地位を確立できた要因は、土地の歴史に敬意を払いながらも進取の気性に富み、新興産地から多くを学び、アイディアを取り入れてきたプラネタ社の柔軟性と努力、それに「シチリアワインの魅力を発信したい」という強い思いゆえに違いない。

和の料理人がマリアージュを提案

さて、四方を海に囲まれ、日本と共通点の多い食文化を持つシチリア州。さらに、奔放な太陽と島のシンボルであるエトナ山の火山灰土壌などに由来するミネラル豊かで繊細な酸を持つ、個性的な土着品種のワインが、和食に合わないはずがない!

「日本料理×イタリア白ブドウ品種」の可能性を探るべく、WINE-WHAT!?は最旬の日本料理店3店に協力を依頼。プラネタが誇る4種のワインにベストマッチする料理を提案してもらった。日本料理愛に満ちているのはもちろんのこと。充実のワインリストを持ち、独自のペアリング感を持つお店がここに集結。真摯な想いで日々素材と向き合い、西洋料理とは一線を画した繊細な技を追求する和の職人たちが、渾身のマリアージュをここに紹介する。

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WINE-WHAT!? 編集部
WINE-WHAT!? 編集部
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