みくり
“エトナ”と「おこぜの酒蒸し 季節の野菜」
今年６月にオープン１周年を迎えた、銀座一丁目「みくり」。割烹など、数々の店で修業を積んだ栗原大輔さんが営む、カウンター６席、テーブル４席の小さな日本料理店だ。約９品からなるコースに、玄界灘で獲れた地魚などの魚介に実直な手仕事を施し、ふんだんに盛り込む。クライマックスは旬の味覚を炊き込んだ土鍋ご飯。
プラネタ “エトナ” ビアンコ
●生産地域：イタリア／シチリア州
●品種：カリカンテ
今回、「エトナ ビアンコ」に合わせて提案してくれたのは、「おこぜの酒蒸し 季節の野菜」。
「エトナ ビアンコはほどよいトロピカルなニュアンスに、しっかりしたミネラル感がある。だから、魚料理に最適ですね。シチリアでは料理にドライフルーツを使うので、葛でひいたあんに、梅干しとスパイス的な役割のしょうがをプラスしました」と栗原さん。
ふんわり蒸しあがった淡泊なおこぜの身にあんのなめらかさが相まって、ワインの緻密な酒質と心地よく溶け合う。皿に添えたのは、目に鮮やかなおかひじきとパスタをイメージしたという、そうめんかぼちゃだ。
持ち前の爽やかさゆえに、このワインが食前酒から前菜、パスタに合うのはもちろんのこと。エトナ山麓、火山灰土壌で育ったブドウの豊かなミネラル感が、和の魚介料理とも美しく相乗することが実証される結果となった。
みくり
●東京都中央区銀座1-27-11 銀座葵ビルB1F
tel.03-6264-4489
営業時間:18:00～21:30L.O.
休日：不定休
