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    ~【千駄ヶ谷】マンジャペッシェ~

WINEに合わせる‘美味’探訪【2】
~【千駄ヶ谷】マンジャペッシェ~


至宝ワインとイタリアンの饗宴

トラットリア・マンジャペッシェ清水明完シェフがチェンチの為に生み出したスペシャルメニューに合わせて、最高級ランクの4種のボトル(希望小売価格21,400~56,000円)を飲み比べという豪華さ。Cenci社の特段の厚意でこの催しに合わせてオーナーMariarosa Baroni女史が来日というのも豪華!

全7品の御紹介& Vigneti Cenci4種(ぶどう品種%)
アミューズ ニョッコフリット×サテン Saten (シャルドネ90 ピノビアンコ10)

アミューズでは生ハムの塩味と旨味がこのサテンの甘味を引き立たせています。シェフは「チェンチの優美さや繊細さを損なってしまう組み合わせにならないよう、またチェンチの味わいを最大限に引き立たせるようなお料理を!相互の旨味を引き立たせあい、ワインの甘さ、香りを強調させる組み合わせ。」と何度も試作を繰り返して実現したそう。

前菜 鮮魚のカルパッチョ盛り合わせ×サテン Saten (シャルドネ90 ピノビアンコ10)

レストランの店名は『マンジャペッシェ』。日本語で「お魚を召し上がれ」という意味なので、このカルパッチョは定番だそう。白身の魚、カツオ、ホタテ、タコ、かますと5種類の魚介が美しく散りばめられていて綺麗。カマスは皮目を炙る事によって、ワインにほのかに感じるトースト香の部分に合わせています。

パスタ料理 北海道 仙鳳趾(せんぽうし)より牡蠣とルーコラのスパゲティ
ネルソン・チェンチNelson Cenci(シャルドネ80 ピノビアンコ20)

牡蠣は北海道の仙鳳趾という所の産卵間近の真牡蠣で、今の時期の真牡蠣の中では一番濃厚でクリーミーなものをチョイスしたとのこと。ネルソン・チェンチは牡蠣の濃厚な旨味にも負けない力強さがあり、またミネラル感も豊富な事でより牡蠣の旨味を引き立たせていて感動の美味しさ!牡蠣と合わせたトマトやケッパーの程よい酸が、ワインの甘味を引き立たせる構成に仕上げているのは「さすが」の一言です。

魚料理 鹿児島産真鯛のソテー 海苔と白ワインのソース
セサンタSessanta Riserva2007(シャルドネ90 ピノビアンコ10)

真鯛のソテーは「海苔と白ワインのソース」。海の幸の青いトーンの香り、この海苔の強い香りとセサンタの力強い香りが相乗効果を生み、お互いの旨味を引き立て合う事となりました。真鯛の皮目の香ばしさ、そして繊細な白身の旨みをセサンタが引き立たせ、至福の組み合わせです。

肉料理 合鴨もも肉のコンフィ×ロゼ Rose Brut (ピノネロ100)

つけ合わせはほのかな甘みのあるナスと、青い香りの万願寺唐辛子など

「鴨肉にはよく甘いソースやジャムなどが付け合わせで出ますが、その役割をこのワインが果たしてくれています。代わりに少し塩味のある粒マスタードのソースを合わせ、そのソースが肉とワインのより良いつなぎ役になってくれていると思います。」(清水明完シェフ)

水牛のリコッタチーズ ブル・アル・ラマンドーロ×ロゼ Rose Brut (ピノネロ100)

ロゼワインに合わせたチーズを2種類のうち、青カビタイプのチーズは「ブル アル ラマンドロ」という、北イタリアフリウリ州の、貴腐ワインという甘口のワインの絞りカスに漬け込んで香りをつけたブルーチーズ。周りについているのがそのワインの絞りカスの部分だそうです。ブッファラという水牛から取られた牛乳で作られるフレッシュチーズのリコッタチーズは、ミルクの香り豊かなチーズ。牛乳のほのかな甘さと香り、最後にはちみつを少しかけ、ロゼワインの香りに近づけてくれたそう!

デザート ティラミス×珈琲

実はこちらのデザートにも、深い理由があったのです!当日も熱く素晴らしいスピーチで場を盛り上げてくれた、株式会社レジーナ代表取締役 柴田千絵さんにその秘話を伺いました。

「最初から最後まで「泡」なので、『酸』を立たせてしまう組み合わせだとどうしても
途中で飲み疲れてしまう傾向にあったので、極力『酸』を立たせない組み合わせをチョイスしました。最後のドルチェをティラミスにしたのも、さすがに口の中が酸疲れしてしまっているであろう、という事で最後はクリーミーなテイストで締めさせてもらいました。」(柴田千絵さん)


ブーム間違いなし

渾身の技と心が込もった美味しい料理の数々が、フランチャコルタの神髄を引き出す素晴らしいディナーでした。とにかく全て「これがスパークリングワイン!?」と驚く程美味しいのですが、中でもイチオシは、口に含んだ瞬間に熟成したワインそして花・果実・パンの微かな香りがエレガントに口の中で広がり続ける【チェンチ セサンタ2007】。ビンテージワインの年にしか生産されない特別なリセルヴァで、シャンパンではチェンチの味は出せません。

白花のアロマと熟した黄色い柑橘系果実の香りがするエレガントで芳醇な味わいのセサンタは、前菜から最後のスイーツまでのすべての料理に合いチーズにも最適とのことなので、ぜひご自宅でも愉しんでみてください。

イタリア酒文化の至宝、最高級スパークリングワイン、フランチャコルタ「ヴィニェーティ・チェンチ」特別な日のお祝いからギフトにブーム間違いなし!ではないでしょうか。


チェンチ http://lhistoire.co.jp/international.html

     http://franciacorta.tokyo/

トラットリアマンジャペッシェ https://www.mangiapesce.com/

ゴールドシェフクラブ http://goldchefclub.com/

IVECO車日本進出 https://response.jp/article/2017/09/11/299599.html

この記事を書いた人

すずき まき
すずき まき
スタリス横浜&画廊支配人。20年に及ぶ投資家や地元企業の女性目線コンサル・PR業務の傍ら、人気女性誌ライターやWW企画広報を経験。数々のブランドプロデュース、WEBマガジン立ち上げを経て「大人女子応援メディア」をスタート。

同姓同名のライターさんと間違われることが多かった為、2017年~平仮名(鈴木⇒すずき)で活動中です。趣味:お酒 仕事 ドライブ

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