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元気がよくて持続性がある!

オーストラリアを代表するワイナリーのひとつ、ジェイコブス・クリークが手がける[わ]シリーズは、白とスパークリングからなる。このうち、「スパークリングは、[わ]の集大成」と銀座寿司幸の4代目は言う。泡は江戸っ子みたいに元気がいい。その泡は、江戸っ子と違って持続性がある。青リンゴやグレープフルーツ、ナッツなどのアロマが豊かで、江戸っ子みたいにさっぱりしている。心地よいフルーティさ、フレッシュな酸、ミネラル感がバランスよく広がり、ほのかなビター感が後味にあってキュッと引き締める。

「この味わいで、この価格。コスト・パフォーマンス抜群!」。

と江戸っ子4代目の対象は断言する。[わ]スパークリングは赤身も含めて魚介類全般に合うけれど、特に甲殻類がおすすめだ。「クリーミーで甘みがあり、酸味もあるカニの黄身酢和えは最高の相性。一般には、平貝などの白い貝を焼いたものをはじめ、コハク酸が強い味のものがスパークリングに合いやすい」。

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寿司の場合は、ひとつ食べて、[わ]スパークリングをキュッとやると、リフレッシュして、次に進むスタッカートになる。けっこうですなぁ。

マリアージュのコツをさらに尋ねると、「柚子やライム、オレンジなどの柑橘類を料理に加えると、スパークリングのおいしさが際立つ。なかでも甘みのあるオレンジやグレープフルーツを使うと、よりマリアージュが面白くなる」。

こいつはぜひ試してみたい。

[わ]白はどうだ? っていうと、旬の魚介類、醤油やだしに合う。スパークリング同様、柑橘や青リンゴを思わせるアロマがふわっと香り、ナチュラルなフルーツの味わいが上品に広がる。そんな[わ]白に合わせる一皿として大将が用意してくれたのがノドグロの塩焼きだ。

「ノドグロの皮目の香ばしさ、塩焼きの塩のミネラル感が[わ]白と適度なバランスをとる。シンプルながら複雑味もある料理は、白ワインに合いやすい」

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寿司なら淡白な白身魚や白い身の貝、穴子の白焼きもおすすめ、と4代目。素材に少し火を入れるとマリアージュしやすくなり、また白ワインに柑橘の香りがあるので、柚子、すだち、レモンなどを少し絞ると、変化が出て相性がよりよくなる。

くーっ、たまりません。思い浮かべただけで、キューっと……。取材なんかやっている場合じゃあないよ。大将、ください。ノドグロの塩焼きも、カニの黄身酢和えも、もちろん[わ]シリーズも、銀座 寿司幸本店で味わえる。