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フレーバード「サンペレグリノ」のフードペアリングに挑戦

水とオーガニックお弁当は合うのか?

緑のボトルに赤い星。炭酸入りミネラルウォーターの定番「サンペレグリノ」から「サンペレグリノ エッセンザ」というフレーバー・スパークリングウォーターが3種類発売された。

この3種類と、東京は港区白金で、オーガニックでナチュラルなお弁当やケータリングサービスを展開しているLUCA DELIのお弁当とのペアリングを考案したので、試してみませんか? というお誘いをサンペレグリノ&アクアパンナ PR 事務局からいただき、筆者、挑戦してみることにした。

サンペレグリノはファインダイニングウォーター

サンペレグリノほどの有名スパークリングウォーターとなれば、街中のいたるところで見かけるものだけれど、今回、新登場した「サンペレグリノ エッセンザ」は現在のところ、amazon.co.jpで販売されていて、街では見かけないものだそうだ。

サンペレグリノは「ファインダイニングウォーター」なる冠がプレスリリースにはついている。実際、アクアパンナとともに、レストランで目にする機会も多い。採水地はイタリア ロンバルディア州のベルガモ近郊の渓谷。ミネラルウォーターというくらいなのだから、当たり前、ともいえるのかもしれないけれど、カルシウムやマグネシウムが溶け込んでいる。ちなみに炭酸は添加されたものだ。公式には「味わい豊かな料理やフルボディのワインとの調和を図り、次のひとくちをフレッシュに演出する」といわれている。

そのフレーバードバージョンとなる「サンペレグリノ エッセンザ」は330mlでアルミ缶に入っている。

編集部に届いた3本の「サンペレグリノ エッセンザ」と3種類のお弁当。では、試してみましょう!

サンペレグリノ エッセンザ レモン&レモンゼスト

まずは「サンペレグリノ エッセンザ レモン&レモンゼスト」。合わせるお弁当は、「焼きタラ、松の実入りかぼちゃのピューレ、カネリーニと漬けた赤タマネギのフレッシュなツナのサラダ、ローズマリーのフォカッチャ」というもの。焼きタラは松の実入りかぼちゃのピューレに乗っている。

ワイン雑誌なので、サンペレグリノ エッセンザはテイスティング用のワイングラスに注いでみた。色はついておらず、泡が元気に踊っている。

まず香りをためしてみると、これは確かにレモンだ。口に含むと、基本的には水である。味わいに若干のミネラル感や苦味を感じる。フレーバーの影響もあるのだろうけれど、むしろサンペレグリノが持っている特徴が香りによって強く感じるようになっているのかもしれない。後に他の2種類も試して、その比較でいえば、もっとも鋭い印象がある。余韻としてレモンの香りが残る。

フードペアリングで注目したのはタラで、魚のうま味、魚臭さをさっぱりと切ってしまうかとおもいきや、むしろ、うま味を広げてくれた。また、ほかに鶏肉、チーズともあわせてみたのだけれど、これらと合わせた場合はむしろ、さっぱりとさせてくれた。今回は鶏肉だったけれど、肉全般との相性もよさそうだ。また、他の2種類との比較では、野菜や、味付けの強くない料理ともっとも合う。くわえて、ハードリカーのチェイサーにもよさそうだ。

サンペレグリノ エッセンザ タンジェリン&ワイルドストロベリー

つづいて「サンペレグリノ エッセンザ タンジェリン&ワイルドストロベリー」。合わせるお弁当は、「大山鶏モモのクリスピーロースト、ハチミツとオレンジ風味の人参、エビとナチュラルベーコン入りのトマトピラフ、グリルアスパラガス」

こちらは缶をあけてすぐ、ストロベリーの甘い香りがただよってくる。とはいえ、味はわずかに甘みを感じる程度。実際は単に香りの影響で甘く感じているだけかもしれない。口当たりが他の2種類に比べて、もっともまろやかに感じるのが印象的。

ストロベリーの香りが強いので、クミンのようなスパイシーハーブなどを加えて、味わいをプラスしている料理、肉料理でもソースなどで味付けをしっかりしているもの、味の強い野菜といった、力強い料理に合わせるのがいいだろう。今回は試せなかったけれど、アイスクリームなど、あまいものにストロベリーフレーバーを加えるイメージで合わせてみるのもよさそうだ。

サンペレグリノ エッセンザ ダークモレロチェリー&ザクロ

最後に「サンペレグリノ エッセンザ ダークモレロチェリー&ザクロ」を試してみる。合わせるお弁当は「霧島ほほの白ワイン蒸し、赤タマネギのロースト、グラタン風マイルドスパイシーチーズ入りのベビーナス、インカポテトのオーブン焼き」

こちらはチェリーの香りがする。これまでの2種類のちょうど中間といった印象で、炭酸の刺激とまろやかな舌触り。

今回のお弁当のなかでは、グラタン風マイルドスパイシーチーズ入りのベビーナスとの相性がとてもよかった。甘味とミネラル感のバランスが程よいので、ナスにもチーズにも合う。さらに、やや甘味を感じる味わいの料理ともよく合い、懐深く、さまざまな食事を受け入れる印象だった。

上品で辛口なフレーバードウォーター

フレーバードウォーターというと、スポーツ向けだったり、あきらかに味付けされた水、という印象が強かった。サンペレグリノ エッセンザは、香り付きのサンペレグリノ、といった印象で、味に強い特徴づけはない。食事との相性を考えての商品、ということで、今回、お弁当と合わせるPRがとられているようだけれど、実際にナチュラルなフレーバーとなるものを持ち込める食卓であれば、普通のサンペレグリノに、サンペレグリノ エッセンザで採用されているようなフルーツを組み合わせてもいいのかもしれない。

それはサンペレグリノの楽しみ方として発見だとおもったのだけれど、このサンペレグリノ エッセンザがもっとも輝くのは、今回のようなお弁当と一緒に、というようなシチュエーションではないだろうか。外食、中食、ホームパーティーとか、ピクニックとか、用意できるものに限りがあるシチュエーションだ。そんなときはワインが飲めるのであればワインがいいけれど、ワインが飲めないときに、食事に花を添えてくれそうだ。あるいは、普通の水と、ワインと一緒に、ソフトドリンクとして用意したら……それはオシャレなテーブルになりそうだ!

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