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可南子ちゃん、ちょっとココで飲んでく?

SACURA DINERの巻

穴場探しの名人、写真家Kが可南子ちゃんを連れて向かうは東所沢「ところざわサクラタウン」。と、ところざわ? ワイン好きには足を運びがいのあるミュージアムレストランがココにあるってウワサも聞いてたけれど……

地元の三富野菜は、パッと見で分からないところにも使われている。「ほら、沢蟹のパスタにも人参の葉の粉が」(宮島)、「コレ、抹茶だと思ってました。嫌みのない味で、彩りも美しいですね」 (可南子)

SACURA DINER
埼玉県所沢市東所沢和田 3-31-3
ところざわサクラタウン
角川武蔵野ミュージアム5F
TEL. 04-2003-8714
営業時間 11:00-22:00(LO 21:00)
定休日 第1、3、5火曜日

ボトルの持ち込み無料!?

東所沢駅から徒歩10分。公園奥に忽然と姿を表すビルには巨大図書館とお食事処アリ。読書家の可南子ちゃんがひとしきり図書館見学を堪能した後、Kと一緒に「サクラ ダイナー」へ。入口では支配人、宮島信文さんに迎えられた。

角川武蔵野ミュージアム

可南子 「膨大な本を所蔵する図書館もステキだったけど、大きな絵画が飾られているレストランも、まるで美術館みたい。でも、なんでKさんはここに私を連れてきたんだろ」

宮島 「いらっしゃいませ。レストランのセラーには、ボルドーやブルゴーニュをはじめ300種のボトルを揃えています。飲み頃のヴィンテージばかりですよ」

可南子 「そうか、やっぱりワインに強い店なのね。Kさーん、今日はどんなワインを飲みます?」

「店のワインもおいしそうだけど、今日はボトル持込みなんだ」

可南子 「持込み? いつもそうやってワイン代金分を何気なく負担してくれちゃうんだから。じゃ、せめて今日の持込み料は私に任せてね。あんまり高額だと困るけど……」

その会話に、シェフソムリエの渡邉 倫孝さんがスッと入る。

渡邉 「ご心配なく、ボトル持込みは無料です」

可南子 「は?」

渡邉 「オープンからさほど年月が経っておらず、今はこのレストランの存在をまず知っていただくところの段階。遠方からのお客様もいらっしゃいますし、御礼の気持ちを込め、持込み料はいただいてません」

うれしい情報に笑顔が弾けるも、Kが手にするボトルをチラ見し、可南子ちゃんは表情を曇らせる。

可南子「そういうトリッキーなラベルのワイン持ってくる人と、仲良くなれるか考えちゃいますよー」

「うっ、なんだよ。アニメや映画にも強い図書館にちなんで、怪獣っぽいラベルのワインを選んだのに」

ワインのタイプを考慮し、渡邉ソムリエは香りが広がりやすい形状のグラスをそっと2人に差し出す。

可南子「あら、中身のワインは想像と違って、とても飲みやすくておいしいのね。香りもエレガント」

「ほらっ、でしょっ」

宮島「このワインなら、三富野菜を使った当店の料理によく合います」

可南子「サントメヤサイ?」

「 さいたま鯰の武蔵野台地のアクアパッツァ」(時価)。 K持参のワイン「マクナ・ブリッジ ジンジラ」とともに。
[ 彩の沢蟹の甲殻パウダー練りこみスパゲッティ 濃厚蟹ビスクと」¥2,300)。沢蟹料理は初めての可南子ちゃん、ビビりつつも勇気を出してミニ甲羅をパクッ……「サクサクしてる!」とニッコリ。

宮島「江戸時代から続くサスティナブルな農法で作られた、武蔵野を代表する野菜です。野菜だけでなく肉や魚も可能な限り所沢産、埼玉産の食材を使う私たちの料理は、『武蔵野キュイジーヌ』なんです」

「さ〜て、持込料がタダな分、可南子ちゃんには白のグラスワインでもご馳走になろうかな〜」

可南子「はい、ご馳走します!」

渡邉「グラスは1杯500円、900円、1200円、1500円と4つの価格帯をご用意し……」

可南子「500円で(即答)」

いや、いいんだけどね、別にいいんだけどさ、と誰にともなく呟くKであった。

写真家K
マガジンハウスの社員カメラマンを経てフリーランスに。半世紀に渡って撮影してきた大量ポジを整理中、先日は約30年前と思われる可南子ちゃん父上の上半身裸ショットと再会(照)。

田原可南子
タレント、モデル。ひきこもりがちな日々のなか、気分転換にうってつけなのが、愛するわんこの散歩と読書。最近読んで感動したのは『流浪の月』、『余命10年』、あ、あとワインワットも!
田原可南子さんの近況は
@kanakotahara
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