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世界初(たぶん)! 第1回WINE-WHAT!? お好み焼ワイン選手権(後編)

ニッポンのソウルフードの新しいマリアージュはどこ?

審査員による総評 
最も記憶に残った1本を教えてください

第1回お好み焼ワイン選手権。関西&広島お好み焼2種×3種類のソースに、35アイテムのワインのマリアージュをジャッジしたテイスター6名、それぞれに総評と最もインプレッシブだった1本をあげてもらいました。今度お好み焼を食べる時の参考にしてください。

髙橋佳子
【総評】
関西人として、とても楽しいテーマでした。試飲の結果、マリアージュを成功させるには、ほどよく残糖があり、酸味があるワインを合わせるのがポイントでは? と思いました。逆に甘さがあっても、濃厚な赤ワインは味わいが重くなりすぎてグラスも食事も進まない。カジュアルな料理なので、気軽に合わせられる価格であることも重視したいですね。

【印象に残った1本】
[ロゼ]ジェロボーム
ラ・ヴィエイユ・フェルム
ヴァントゥー・ロゼ2016
ロゼに求める要素を期待通りに網羅した万能さを持ち、青のりやマヨネーズとも難なく寄り添ってくれる。関西お好み焼のソースと合わせて重くなり過ぎないため、心地よく食べ進められるのがうれしい。豚玉だけでなく、シーフード系の具材でもぴったりだと思います。

土田美登世
【総評】
濃厚なソースなら、南仏などパワフルな赤ワインとなりそうですが、ラムネをイメージして甘めのスパークリングを合わせたり、広島お好み焼に必須な焼そば麺=パスタ料理ととらえてイタリアワインを用意したりと、いろいろなことを引き合いに出してワイワイ楽しみたい。鉄板を囲む賑やかな雰囲気だから、おおらかにマリアージュを探すのが一番だと思います。

【印象に残った1本】
[ロゼ]横浜君嶋屋
シャトー・ド・ボープレ
ドメーヌ・ド・ポープレ・ロゼ IGP ブーシュ・デュ・ローヌ2016
広島お好み焼ってボリューミーで濃厚だから、食べ飽きないように口中をすっきりさせてくれるワインがいい。キンと冷やしてお好み焼をフーフー言いながら食べ、グビッと飲みたい1本。さわやかさだけでなく、旨みや味わいのバランスなど、オシャレ度の高さも◎!

髭男爵 ひぐち君
【総評】
事前に3種のソースを用意して挑んだのですが、予想が外れる驚きと楽しさ。マリアージュって、机上の空論でダメなんだ、と勉強になりました。泡モノやロゼは命中率が高い。赤なら、凝縮した果実味とスパイス感、あとは旨味。出汁感のあるものがいいですね。塩味のある白やシャンパーニュなど、試してみたいヒントもたくさん見つかりました。

【印象に残った1本】
[赤]豊通食料
エチェヴェリア
カルメネール・レゼルヴァ2013
一瞬「合わない?」と思いきや、関西お好み焼&「お好み焼たべたい! お好みソース」にマヨネーズを足したらバッチリ。ワインのスパイス感と旨みがソースやかつお節の風味に合う。さらに、マヨの酸味とミルキーさがカルメネールの果実味とマッチして、見事ルネッサ〜ンス!

松本重訓 
【総評】
ここまでダイナミックで奥深い展開になるとは、うれしい誤算でした。ソースや具材とワインの持つ要素に共通項があるマリアージュはもちろん、互いが出合ったときに第三の風味が生まれるような相性を発見できたり。ワインのプロの方々が指摘するヨード感などの聞きなれないワードも、実践してみるとなるほどと納得でき、最高の体験となりました。

【印象に残った1本】
[白]アンフィニー
ワイングート・ヴァルター
アルツェイヤー・ヴォルトベルグ・リースリング・アウスレーゼ2015
味わいに凝縮感のあるコクと旨みのお好みソースに果実の柔らかな甘味を持つ白ワインが合うということに驚きました。ソースだけでもワインが進んでしまうほど、お互いのバランスが良かったことが印象的。ソースとワインの可能性に感動の一言です。

太田賢一
【総評】
ソムリエとして、自分なりのマリアージュ理論は持ち合わせていたつもりですが、それが通用せずに反省したり、新たな発見に驚いたり……。身近でカジュアルな存在ながら、生地や具材、ソースの種類によってお好み焼は思いのほか多彩な要素を持っていることがわかりました。マリアージュって、先入観で判断してはいけないんだなと痛感です。

【印象に残った1本】
[赤]大榮産業
カンティーナ・ヴァルパンテーナ
プレミアム・アパジオ・ロッソ・ヴェロネーゼ2011
柔らかな口当たりで熟度の高い黒系ベリー、ドライフルーツと甘いスパイスのフレーバー。グリッピーでも雑味無く、いい意味での脱力感。関西お好み焼に合わせるとワインの旨みがソースと調和し、生地の香ばしさやキャベツを咀嚼したときの軽やかさがバランスよく調和。

柳忠之
【総評】
今回は意外性と想定外の連続。事前のマリアージュ予想ではありえないと思っていたアイテムを実際に合わせてみて、自らの不明を恥じたり……。特にドイツのリースリングなど、なぜマッチしたのか、いまだにその理由がわかりません。残糖や甘やかな果実味があるワインが健闘。この辺りが、お好み焼×ワイン成功のカギとなっていると感じました。

【印象に残った1本】
[赤]ファインズ
サン・ミッシェル・エステーツ
モットー・ジンファンデル2014
ジンファンデルとしてはおとなしめの味わいだが、ワインの持つヨード香が青のりを目一杯かけた関西お好み焼×お好みソースに合った。干しプラムのような果実の甘味とスパイシーな後口のジンファンデルは、お好み焼のテッパン的存在と思われる。

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