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マッキー牧元とコノスルの
ぶらり酒歩き

第六回 恵比寿 しん

タベアルキストのマッキー牧元さんが飲み慣れたコノスルを手に、馴染みの店へ。
安定のワインと料理の絶妙ペアリングで今夜も口中にシアワセをふくらませる。

辛子れんこんはワインと合うのか?

東京に熊本料理店は何軒もあるが、唸る味を提供する料理人は大抵、とある1軒の店から薫陶を受けているという。

その店が、本場・熊本より熊本らしいとも評される「恵比寿 しん」。マッキー牧元さんが長年贔屓にしてきた店である。

恵比寿 しん
東京都渋谷区恵比寿南1-16-5 タチムラビルディングサウスB1
03-6663-8731
営業時間 昼 月~金 12:00 ~14:00(LO14:00)夜 月~土・祝日 18:00~24:00(LO23:00)
定休日 日曜日
※営業時間の変更等の可能性があるので、お店に事前確認お願いします。

キッチン前には熊本の焼酎ボトルが山脈を成し、メニューには焼酎のアテとしてカンペキなツマミが並ぶ。まさに焼酎天国の熊本ワールド、ワインが入り込む隙なんて1ミリもなさそう。なのにマッキー牧元さん、堂々とコノスルのワインをカウンターに置いて、料理を3品オーダーした。

「コノスルのワインなら熊本料理と合うはずだから、赤と白を1本ずつ持ってきた。赤ワインは、マルベックね。マルベックってやけにエレガントぶるイヤラシさがなく、ほかのボルドー系品種と比べても親しみやすい印象があるんだなぁ。とくにコノスルのマルベックは、香りが華やかで濃厚すぎず、合わせる料理の守備範囲が広い。白は、ソーヴィニヨン・ブランにしてみた。好みによるけど、案外と冷やさず常温のままでもイケる。温度が高くなるほど酸味がやわらかくなって、テンポよくグイグイ飲める。もう、飲み始める前から『この料理にはこのワインが絶対合う!』と確信できるペアリングがあって、今日は楽しみにしてきたんだよ。まあ、じつは本当に合うのかどうか不安なペアリングもあるんだけど……」

コノスル
オーガニック マルベック

品種 マルベック85% シラー15%
希望小売価格 1,150円(外税)

すべてのブドウはエコサート認証を受けた畑で収穫。地中海性気候の畑に植えられたブドウは、温暖な昼に果実味が、冷涼な夜に酸味が育まれ、バランスのよい味わいのワインに仕上げられる。全体の70%をオーク樽で10か月熟成。赤い果実の香りは若々しく、タンニンがやわらかくてチャーミング。

コノスル
オーガニック  ソーヴィニヨン・ブラン

品種 ソーヴィニヨンブラン100%
希望小売価格 1,150円(外税)

コノスルのワインはすべて自然に配慮した農法でつくられいるが、公的なオーガニック認証団体「エコサート」により認証を受けた畑のブドウを100%使用しているのが、「オーガニック」シリーズ。冷涼なサン・アントニオ・ヴァレーを産地とするソービニヨン・ブランは、柑橘や花の香り、ハツラツとした酸味が特徴的だ。

100%の確信が持てないのはズバリ、辛子れんこんのせいである。

ワインと合わせるにはスパイシー過ぎる恐れアリ。けれど、マッキー牧元さんはあえて攻めのペアリングにトライするという。

辛子れんこん 850円  豚足 750円

食感トロ~リも辛味ツーンも常温の白ワインと
ハーブ入りコンソメで5時間煮込んだのち、身が崩れないようそっと焼いた豚足。トロトロのゼラチン質をキャベツと一緒に食べるとソーヴィニヨン・ブラン向き、外側の焦げ目部分はマルベック向きだ。自家製の辛子れんこんは辛子がツーンとくるけれど、店主の村上さん曰く「これでも東京向けのやさしい味に調整済み。熊本じゃあ保育園児レベルよ(笑)」

「辛子れんこんを初めて食べたのは大学生の頃。おいしいなと思って以来あちこちの店で食べてきた。そうして一番衝撃を受けたのが、20年前にこの店で出会った〝揚げたて〞辛子れんこん。辛い刺激ばかりの辛子れんこんとは全然違う。熱々の衣がカリッと香ばしく、れんこんの部分は甘味が引き立ち、気付くと醤油も付けないまま食べ終わってる」

さっそく店主の村上伸二さんが

「コレ、醤油やマヨネーズに付けてもおいしいですけどね」と言いつつ辛子れんこんを運んできてくれた。

今まで焼酎を合わせるばかりだったという辛子れんこん、マッキー牧元さんはひと齧りした後にソービニヨン・ブランのグラスをグイっ。さあ、忌憚なきコメントをどうぞ!

「あ、うまいわ。ただ辛さをワインで洗い流すだけかと思いきや、口中へワインが入った瞬間に辛子れんこんの風味が再びふくらむんだ」

ほか、白ワイン向きと信じていた豚足は赤ワインとも相性が良かったり、赤ワインに合うはずの馬刺は部位によって断然白ワインに軍配が上がったり。

馬刺 三点盛(ひれ、たてがみ、ふたえご)1,800円

ひれ肉の旨味パワーをマルベックが強化!
鮮度抜群のひれにマルベックを合わせると「ひれの味が一層太く凛々しくなる」とマッキー牧元さん。甘味のあるたてがみには、香りの高いソービニヨン・ブランを。ぼってりとした小ぶりのグラスを使うとワインの味が丸くなり、より相性が高まる。なお、赤ワインでも酸があれば相性バッチリだ。バラ部分の肉、ふたえごは生姜醤油を付けてマルベックと。

いくつかの予想は外れたけれど、外れるからこそ面白いし、予想を超えておいしくなるのがウレシイ。だから、コノスルとのペアリングはやめられないんだね。

マッキー牧元さんが愛飲するコノスルとは?
自転車マークでおなじみ、コノスルのワイン。コノスルは南米で初めてISO認証9001(品質)と14001(環境)を取得したワイナリーだ。スタッフ
は日々ブドウ畑を自転車で移動。ガソリン車が排出するガス問題をクリアし、オーガニック農法を導入することで、ブドウ、スタッフ、さらには自然環境すべてにやさしい世界を構築する。
問い合わせ先 スマイル 03-6731-2400 http://www.smilecorp.co.jp/wine/

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