幌を閉じていても楽しい

先日、青山の骨董通りでワインショップの屋号が入ったスマート・フォーツーを見た。とてもステキに見えた。全長2755mmという日本の軽自動車より60cmちょっと短いボディの2シーター。名前の通り、2人のためのシティ・カーだけれど、ま、たいていは1人で乗ってる感じです。イタリアのローマとかミラノ、あるいはフランスのパリなどのヨーロッパの都市で人気です。骨董通りでステキに見えたのは、そういうヨーロッパの雰囲気プラス、きれいな女の人が乗っていたからかも・・・。私は道を歩いていて横目で見ただけですけど。

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ここに紹介するのは8月に発売になったそのカブリオです。これまでのフォーツーのカブリオ同様、ファブリック部分が自動で開閉して、リア・ウィンドウまで折りたたまれますから、サンルーフよりはるかに開放感があります。しかも、一旦クルマから降りる必要がありますけど、手動で屋根部分の左右両サイドの横棒を取り外してリアのケースに収納し、でもってまた運転席に戻ってきてサイド・ウィンドウを全開にすれば、フルオープンの感覚が得られます。青空がグッと近づきます。

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誰が言ったか、「オープン・カーは七難隠す」という格言みたいな言葉があります。屋根さえ開けば、気分はサイコー。走り出せば、ナルシスティックになります。ナルシスじゃないと、やってられません。夏は暑いし冬は寒い。空気は悪い。体力は奪われる。健康じゃないと乗ってられません。

それでもオープン・カーが楽しいのはなぜか?

これは大変むずかしいテーマですが、ひとつの理由としては自分が主人公気分になれるからではないでしょうか。カブリオって閉じていても楽しい。なぜかというに、いつだって屋根を開けられる。屋根を開ければ、そこにスポットが当たる。そういう気分にさせてくれる舞台装置がカブリオなのです。

さて、ボディの後ろの下の方に配置されているエンジンはルノー製の3気筒897㏄のターボで、最高出力90ps/5500rpm、最大トルク13.8kgm/2500rpmを発揮します。車重は990kgと、小さい割にちょっぴり重めだけれど、活発に走リます。どっちかというと、街中より郊外型、日本の速度だと首都高速以上が得意科目です。ようするにドイツ車の味付けだからです。

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でも、着座位置が高いので見晴らしはいいし、回転半径が小さいのでクルクルUターンできます。ちっちゃ〜いクルマに乗っている引け目はありません。全幅が1665mmと、軽自動車より20㎝弱も幅広いし、ボディのしっかり感が安物に乗っている感じがない。

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お値段は248万円です。色は、白、赤、黒、黄色の4色があって、それぞれ50台の限定です。とりあえず200台という希少さです。たとえば、マツダ・ロードスターは249万4800円からなので、つまり走り屋の人はそちらを選ぶべきでしょう。スマート・フォーツー・カブリオは街乗り用のスマートなカブリオです。いっそうビオディナミなワインショップに似合いそうです。幌も赤ワイン色ですしね。

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WINE-WHAT!? 編集部
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ワインと食のライフスタイルマガジン「WINE-WHAT!?」編集部です。

3月号の特集は鍋。鍋は食材の旨みを食べ尽くす料理でもあります。
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