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フレンチとクラフトビールは合うのか!?

ビールは、マリアージュで楽しむ。

キリンビールが、米国の代表的なクラフトビールメーカーであるブルックリン・ブルワリー社と出資を含む業務提携を行ったことを発表。ホップの香りが高く、ニューヨーカーにも人気の地ビール「ブルックリンラガー」を、日本でも楽しめるようになった。そのお披露目を兼ねて行われた、ブルックリン・ブルワリー社の多彩なクラフトビールと、西麻布のフレンチレストラン「HOUSE」の料理とのマリアージュ企画をレポート。
ブルックリンブルワリー 

クラフトビールとは、規模の小さなビール醸造所で、職人がこだわって造っているビールのこと。世界的に、ビール市場の大きなトレンドのひとつになっていて、日本でも各地の地ビールを中心に、さまざまなクラフトビールが注目されている。キリンビールが業務提携しているヤッホーブルーイングの「よなよなエール」などは、コンビニでも売られており、普段の食卓でも、クラフトビールならではの独特の香りや味わいを料理に合わせて楽しむ時代になってきている。

そんな時代を背景に、キリンビールが仕掛けてきた。ワインジャーナリストやワインメディアなどに向けて、ビールとフレンチのマリアージュイベントを開催したのだ。

クラフトビールの特徴は、その種類が豊富なこと。造り方の違いはもちろん、フレーバーをつけたり、ブレンドしたりすることで、同じブルワリーでも、味わいの全く違うビールをラインアップすることができる。しかもその幅は、おそらくワイン以上で、ビールとひとくくりにして語るのが難しいほど。今回のマリアージュイベントでも、バラエティ豊かな味わいに驚かされた。

今回、ブルックリンブルワリーのビールに合わせたのは、西麻布にある自然派フレンチレストラン「HOUSE」の料理。「HOUSE」は、バターやクリームなどを使わず、素材の魅力を活かしたシンプルな調理法が特徴だ。この日は、ふきのとうやひじきなど、和の食材を使ったサプライズたっぷりの創作系ヌーベルフレンチが披露された。このユニークな料理に、ブリューマスターのギャレット・オリバー氏が、ブルックリンブルワリーのビールをカップリング。その相性の良さにサプライズは増幅、感動のマリアージュ企画となった。

 

にんじんサラダとひじきペースト

 

料理=Sliced carrot with hijiki paste/にんじんサラダのひじきペースト添え
ビール=CHICHICAPA

薄くスライスしたにんじんとペースト状にしたひじきのハーモニーは食感も香りも絶妙。野菜の苦味と甘みのバランスを、スモーキーな味わいのビールが引きたてる。

 

料理=Hamachi tartar & blood orange sherbet/ハマチのタルタル、オレンジシャーベットのせ
ビール=BEL AIR SOUR

ハマチのタルタルを冷たいオレンジシャーベットでいただく。意外な組み合わせをベルエールの酸味がうまくまとめてくれる。今回のベストマリアージュかも。

 

ハマチのタルタル オレンジシャーベット添え

 

ふきのとうとアボカドのハマス

 

料理=Boad bud greens & avocad hummus/ふきのとう、アボカドのフムスソース
ビール=BROOKLYN LAGER

カリッと揚げたふきのとうをアボカドのフムスでいただく。山菜独特の清々しい苦味とラガービールの苦味とコクが、舌の上で爽やかに融合する。

 

料理=Roasted deer meat with brussel sprouts & kale/羊肉のロースト 芽キャベツとケール添え
ビール=KRAMPUSNACHT

羊肉本来の旨味を、黒ビールのコクがケールのえぐみと呼応しながら、さらに深い味わいへと引き上げていく。まさにマリアージュ。

 

羊肉の芽キャベツ&ケール焼き

 

ゴルゴンゾーラのストロベリー&カシスソースかけ

 

料理=Terrine of Gorgonsola cheese with strawberry $ cassis sause/ゴルゴンゾーラのテリーヌ、ストロベリー&カシスソース
ビール=BLACK OPS

このテリーヌはゴルゴンゾーラと何を混ぜているんだろう。クリーミーだがゴルゴンゾーラのコクはしっかり残っている。黒ビールのコクと響きあう。

 

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