おうちワインとおつまみは平凡が最高!
平凡!?と書いてしまうと語弊がありますね。マリアージュの基本的なルールを実行すれば絶対に美味しいに決まってるじゃない? という合わせ方です。おうちワインはレストランでも居酒屋でもない、自分のこだわりを存分に出せる場所。シェフになりきって、家族にも自分にもおもてなしです。
今回はカリフォルニアのキスラー レ・ノワゼッティエールでおうち飲み。上質なワインに何を合わせようか、難しく考えずにシンプルに素材をリンクさせてみました。レ・ノワゼッティエールはヘーゼルナッツの意味があるので、買い物リストには真っ先に書きます。そして濃密な味わいに合わせて喜界島の甘い完熟マンゴーも。
マンゴーの甘さだけでは濃すぎてしまうので、ドレッシングには生姜もプラスしてピリっとアクセントを出しています。これがまた、キスラーのミネラル感と合わさって杯が進んでしまいました。。。
レシピ掲載元:https://oceans-nadia.com/user/14762/recipe/141797
さらに、グラスを変えての実験も。ボルドーグラス、ブルゴーニュグラス、オークシャルドネ(樽熟用)で実験です。一番、酸をダイレクトに感じるのはボルドーグラス。ブルゴーニュグラスは酸は柔らかで樽香が強くなりました。オークシャルドネは、こっくりとまろやか。ミネラリーな香りをはっきりと感じることができますね。オイルとゆったりと口に運ぶ感覚で私は最後までオークシャルドネで飲み進めることに。
飲み進めながら、おうちシェフはキッチンへと移動します。シェフの片手にはしっかりとグラスが。これがおうちワインタイムの至福の瞬間ですね。飲みながら、簡単な主婦の料理もなんだか酔いのせいでレストラン級に本人だけ感じています。
ヘーゼルナッツを使って、簡単なポークソテーを。片手に持っていたグラスから少し料理にも使用しますよ! 贅沢ですが最高のマリアージュのために。
【Recipes】 ポークシャルドネソテー ローストナッツ添え
≪材料2人分≫
豚・かたロース 2枚
塩 ふたつまみ
オリーブオイル 小さじ1
薄力粉 少々
シャルドネ 大さじ2
ヘーゼルナッツ 10粒
白こしょう 少々
≪作り方≫
1 豚肉は室温に戻し、両面に塩・胡椒をする。薄力粉を両面茶漉しを使って薄くまぶしておく。
2 ヘーゼルナッツは粗く砕いて、オーブントースターで軽く2分ほど香ばしさを出す。
3 フライパンにオリーブオイルを入れ、温め、豚肉を両面中火で焼き色を付ける。(片面2~3分)
4 ③にシャルドネを入れ、ゆすりながら全体に絡める。水分が適度に飛ぶまで2分ほど火を通す。
5 お皿に豚肉を乗せ、残ったソースとナッツをまぶし、こしょうを少々してできあがり
レシピ掲載元:https://oceans-nadia.com/user/14762/recipe/141798
平凡で無難なマリアージュは、実は最高のマッチングです。家族とともに、主婦からシェフに成り代わる瞬間も楽しいものです。休日はレストランでも居酒屋でもない、おうちワインタイムのひと時を。そこには愛情たっぷりの最高の料理が待っています。