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サントリー「登美」貴腐ワインなど新ヴィンテージ3種 限定発売!

国産ブドウ100%の プレミアムな“日本ワイン” 実力と人気、上昇中

サントリーワインインターナショナル(株)は、国産ブドウ100%ワイン“日本ワイン”の「登美の丘ワイナリー」「ジャパンプレミアム」シリーズより、新ヴィンテージ3種を5月16日(火)から全国で数量限定新発売する。

 

フラッグシップ登美

サントリーの歴史はワインから始まった。創業者の鳥井信治郎が「赤玉ポートワイン(現・赤玉スイートワイン)」を1907年に発売し、こんにちの基盤を築いたことはつとに知られている。

1936年には山梨県登美の丘でブドウ園の経営を開始、日本を代表する赤ワイン「登美」をつくり出した。このブドウ園が現在の「サントリー登美の丘ワイナリー」である。

同ワイナリーのフラッグシップ、ということはサントリーワインのフラッグシップである「登美1997」が、フランス・ボルドー地方で行われたワイン・スピリッツの国際コンクール「2003 レ シタデル デュ ヴァン」で日本初となる金賞を受賞した。これがワインづくりに日々努力してきたサントリーのチームにとって大いなる福音となった。何しろ自分たちの努力がサントリーのワインづくりが世界に認められたのだから。

2010年には、国産ブドウ100%ワインを“日本ワイン”と位置づけ、日本ならではの味わいを追求した「登美の丘ワイナリー」シリーズと「ジャパンプレミアム」シリーズを発売している。

“日本ワイン”と“国産ワイン”。

一見違いがなさそうに思えるこの2つのワインには、ご存知のように実は大きな違いがある。

改めて申し上げれば、“日本ワイン”とは、国産ブドウ100%を使用して国内製造されたワインのこと、“国産ワイン”とは、海外から輸入したブドウや濃縮果汁を使用して国内で製造されたワインを指す。

そもそもわが国には、“日本ワイン”を定義する明確なルールがなかった。高温多湿の日本列島はワインづくりに向かない、と思っていたのだからいたしかたない。ルールがないのだから、“日本ワイン”を名乗るのに、海外から輸入したブドウや濃縮果汁を含んでいるものもあったのもいたしかたない。

さりとて、このままでは消費者がわかりづらい、ということで、2つワインに明確な基準を設けることになった。

国税庁がこの表示ルールを策定したのが、2015年10月で、法律として施行されるのは2018年10月から。じつはまだ法的な効力を持っていない。

2010年にサントリー(正確にはワインを専門とする子会社のサントリーワインインターナショナル)が「日本ワインは日本のブドウで造ったワインとする」と表明したのをきっかけに、「日本ワイン」というものが認識されるようになったのである。

また、それに伴って、日本のブドウの栽培技術やワインの醸造技術は以前に比べて格段に向上し、近年では国際的なコンクールで賞を獲るような高品質なワインが日本でも生み出せるようになっている。

という長い前書きの後、今回発売となるのは、同社のフラッグシップブランド「登美」の貴腐ワインなどの新ヴィンテージ3種。

▼商品概要
「サントリー登美の丘ワイナリー」シリーズ

登美 ノーブルドール 2008

白/甘口 アルコール度数9.0% 

良質の貴腐果が発生したリースリング・イタリコ種を100%使用。貴腐ワイン特有の蜜やナッツなどのエレガントな香りと、深みのある芳醇で甘美な味わい。

登美の丘 赤 2015

赤/ミディアムボディ アルコール度数12%

チェリーなど酸味のある赤系果実の香りと樽香の心地よいバランス。やわらかなタンニンと豊かな果実味を感じられる味わい。

「サントリージャパンプレミアム」シリーズ

塩尻マスカット・ベーリーA ミズナラ樽熟成 2013

赤/ミディアムボディ アルコール度数12.5%

ブドウの豊かな果実味と、「マスカット・ベーリーA」と相性の良いミズナラ樽由来のココナッツのような香ばしい香り。

▼希望小売価格:オープン価格
▼発売期日:2017年5月16日(火)
▼発売地域:全国(数量限定)

蛇足ながら、貴腐ワインの貴腐とは、気温や湿度などの複雑な条件が揃った中で、完熟したブドウの実にボトリティス・シネレア菌が付着すると起こる現象で、果実の水分が自然に蒸発して糖度が非常に高まる。貴腐ブドウで醸造した貴腐ワインは、“ワインの帝王”“帝王のワイン”とも呼ばれ、深みのある豊かな香りと甘美な味わいが希少性とともに世界的に珍重されている。サントリー登美の丘ワイナリーは、1975年に日本で初めて貴腐ブドウの収穫に成功し、その3年後にわが国初の貴腐ワインとして「登美 ノーブルドール 1975」を発売している。

▼サントリー“日本ワイン”について(以上の記事を書くにあたって参考にしました)
http://suntory.jp/NIHON/ 

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