ワインシティとして知られる長野県東御(とうみ)市に、市内の魅力スポットを巡るバスが走るという。「食と観光の融合による観光地魅力創造事業」地方創生推進交付金を活用した「観光二次交通社会実験事業」として、2017年9月1日(金)~2017年11月27日(月)の期間、テスト運行する。ワイン好きには、ちょっと嬉しいニュースだ。
ヴィラデストワイナリー

ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー

 

ワイナリー巡りは、バスに限るという話

そりゃそうだ、せっかくワイナリーに来たのに、ワインを飲めないなんて絶対いやだ。だから車を運転してワイナリーに行きたくない。

でも、当然ながら都会にワイン生産地はないので、公共交通機関が充実しているケースは稀だ。ワイン好きのジレンマの一つだ。

だから、こういうニュースは、とても嬉しい。巡回バスが走るワイン産地をもっともっと増やして欲しいと思う。社会実験がうまくいって、今後も巡回バスを走らせて欲しいと思う。そのためには、たくさんの人が巡回バスを利用することが大切だ。

というわけで、ワインホワット!?読者の皆さんもぜひ、この秋は東御市でワインツアーなど、いかがだろうか。

 

東御市がワインシティと呼ばれる理由

年間平均降水量が900~1,000mm。晴天率は実に90%という恵まれた気候、水はけの良い土壌からなる傾斜地という、まさにブドウ栽培に適した環境だ。

この環境に最初に目をつけたのが、画家でエッセイストの玉村豊男氏なのだそう。彼がこの地にワイン用ブドウの苗木を500本植えたことから、ワイン産地としての物語が始まったとか。

 
玉村豊男

玉村豊男氏。自らもヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリーとアルカンヴィーニュ、2つのワイナリーを経営している

高品質なブドウが栽培できることがわかり、ブドウ畑は年々広がり、ワイナリーも集まるようになった。市内には6つのワイナリーがあり、中には、2016年伊勢志摩サミットの晩餐会に選定された実績を持つワインもあるそうだ。

東御市のワイナリーは、以下の6軒。
ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー
リュードヴァン
アルカンヴィーニュ
はすみファーム&ワイナリー
ドメーヌ ナカジマ
シクロヴィンヤード

まるっと信州とうみ号は1日4便

市内の観光スポットやワイナリーを1日4便のバスが巡回する。エリアには、北国街道の海野宿や温泉など観光名所もたくさんあり、ワイン以外も楽しめる。1日2,000円で何回でも乗車可能。しかも、市内宿泊の場合は2日目も有効だというから、これはありがたい(月曜日が当日の場合は除く)。お得な特典も付いているとか。乗車券を購入できるのは、しなの鉄道田中駅内の観光情報ステーション。乗車時にバスで購入することもできる。

東京方面から田中駅に行くには、北陸新幹線としなの鉄道で約90分。問い合わせは、東御市観光協会(TEL:0268-62-7701)へ。

この記事を書いた人

WINE-WHAT!? 編集部
WINE-WHAT!? 編集部
9月号(通巻18号)では、白ワインに注目! そもそも白ワインって? 三大品種シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングの基礎から、いまどき大討論会、石田博ソムリエによるペアリング提案まで、この夏、飲みたい白ワインを総ざらい。
そして、夏から秋にかけてのワイン旅も提案。ポルトガル現地取材、急成長中の北海道ワイナリーのいまとWINE-WHAT!?ならではのツアー情報、ワインを堪能できる宿「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」へは、ベントレーで訪れ、カリフォルニアでは、ケンゾー エステイトに行ってきました。