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初夏とワインの心地よい蜜月マリアージュ

「ワインホワット!?」オススメのこの1本

引きずり込むような複雑な香りやインパクト、熟成による変化などワインの魅力はさまざま。でも、それだけではない。美味しさはもちろん、いつ飲んでも“心地よい”ことがマスト。さらにもし、一口飲んだときにふわりと風景が浮かべば、パーフェクトだ。ときにそれは、ブドウが健やかに育つ畑や作業をする造り手たちの素朴な笑顔。こんな料理と合わせてみたい、ちょっとチャレンジして意外性のある食材もおもしろいかもしれないとあれこれ想像するのも大きな楽しみなのだ。料理との相性は大切だけれど、心地よく楽しむためには、どこで誰と飲むか、シチュエーションとのマリアージュだって忘れてはいけない。

「トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン ”セクレ・ド・シェ”」は、美しい古城が点在する風光明媚なフランス、ロワール地方からやってきたワインだ。造り手、レ・ヴィニュロン・デ・シャトー・ロマネは1957年に創業し、サン・ロマンを本拠にACトゥーレーヌのおよそ20軒のワインメーカーを統括する協同組合。さらに、栽培や醸造の専門家、ワインコンサルタントなどさまざまなエキスパートからなる販売共同体、アリアンス・ロワールが提供するベストのノウハウによって生まれ、パリ農業コンクールで金賞を受賞している。畑の区画ごとの個性を生かすため、別々に発酵。ブドウのフレッシュな芳香を損なわないよう発酵前冷却を行う。果皮浸透とシュール・リー製法を用いることによって南国の果実を思わせる甘やかなコクをワインに与える。生き生きとした果実の生命力を感じるピュアな香りに、完熟したブドウのたっぷりとした旨み、透明感のある酸、繊細な余韻が特徴の1本。キリッと冷やしてアペリティフに。魚介料理やキッシュ、エスニックの甘酸っぱさにもマッチする。

早速、グラスの中で輝く淡いイエローの液体を眺めながら、どんな風景が浮かび上がるかを妄想する。潮の香りとも合うから、海辺でBBQをするときはどうだろう。新鮮な帆立やえびなど、魚介類にグリーン系のすがすがしい香りを持つ、初夏の野菜もたっぷり用意して、味付けはさわやかだけれどコクがある、レモンバターで!それから、夏の宵の香りにもきっと似合うはずだ。今年新調したばかりの浴衣を着て、川べりで眺める花火大会に持って行くのもいいし、その後に簡単なおつまみを用意して、屋外夕涼みの会を計画しても楽しいに違いない……と、想像はますます膨らむ。
記念日に奮発して開ける特別な1本の味わいだけが、ワインが暮らしの中にある贅沢ではない。いつもそばに居て欲しい、こんなシチュエーションで飲んだら気持ちいい、そんなワイン好き女子の楽しい妄想をやさしく掻き立ててくれるのが、自分にとってのベストワインではないだろうか。

2329-1

生産者名/レ・ヴィニュロン・デ・シャトー・ロマネ (アリアンス・ロワール)
ワイン名/トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン ”セクレ・ド・シェ”
生産国/フランス
品種/ソーヴィニヨン・ブラン

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