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ペリエ ジュエ ベル エポック 新ヴィンテージ登場

最高醸造責任者 エルヴェ・デシャン氏によるベル エポック 2011の話

1811年創業のシャンパーニュ メゾン、ペリエ ジュエを代表するヴィンテージ シャンパーニュ「ベル エポック」。その新ヴィンテージが登場した。「ペリエ ジュエ ベル エポック 2011」。創業200周年目に収穫されたブドウをつかっての記念すべきヴィンテージがいよいよ登場!

ペリエ ジュエ ベル エポック 2011

コート・デ・ブランのクラマン村、アヴィーズ村のシャルドネ(50%)、モンターニュ・ド・ランスのピノ・ノワール(45%)、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのディジー村のピノ・ムニエ(5%)のアッサンブラージュ。アルコール度数は12.5度。参考価格 22,000円(税別)

コントラストに満ちた1年が生み出したキュヴェ

1800年代に手作業で掘り始められ、いまや全長10km、3層、最深部は地下300メートルにもなる、白亜質(チョーク)の土壌に穿たれたセラーをもつペリエ ジュエ。気温は摂氏12度で安定し、壁面はスポンジのごとくに湿気を吸い込むことで、空気を湿潤にたもつ(平均湿度は98度)。このペリエ ジュエのセラーには1100万本のボトルがあるーー

このたびリリースされた、ペリエ ジュエ ベル エポックの新ヴィンテージ、「ベル エポック 2011」も、そこからやってくる。ベル エポック。そのまま訳せば「良い時代」となるこのシャンパーニュは、ヴィンテージ・シャンパーニュの多彩な魅力を教えてくれる。その年その年の特徴、時間とともに熟成されて深みを増す、色、香り、味わい。ベル エポックは時の証言なのです。

シャンパーニュ メゾン、ペリエ ジュエの創業200周年目にあたる記念すべき年でもある2011年はどんな年だったのか。いよいよ、そのボトルを明けて、知る時がきました。

WINE-WHAT!?は、ペリエ ジュエのセラーの主、7代目最高醸造責任者 エルヴェ・デシャンさんに聞いてまいりました。以下、造った人による、ペリエ ジュエ ベル エポック 2011の解説です。


2011年は、色々なことが前倒しでおこった年でした。太陽が暖かさをつれてくるのが早く、ブドウの開花は5月末には終わっていました。通常は6月中旬に花が咲くというのに。

その後、天候は崩れ、6月、7月は気温がさがって雨がおおく降りました。そして8月になると乾いて、太陽が燦々。2011年のブドウは、このコントラストによって成熟したのです。収穫も早く、普段は9月中旬のところが8月末には終わっていました。

そしてクリアワインのテイスティングをしたのですが、シャルドネが優れていることがすぐにわかりました。そこでエレガントでデリケートなコート・デ・ブランのシャルドネを50%使用することにしました。

(※WINE-WHAT!? 7月号のインタビューでも言及しましたが、デシャンさんは祖父母がコート・デ・ブランでシャルドネを栽培していたこともあり、シャルドネへの愛が強いのです)

しかし、シャルドネだけでは、ベル エポックのバランスはとれません。ピノ・ノワールの力強さと酸味が必要です。これらは、これからも長い時間をかけて、シャンパーニュが熟成してゆくポテンシャルを与えてくれる要素でもあります。熟成によって、特別なアロマが生まれるのです。

さあ、試してみましょう。

まず、白い花、アカシアのような花の香り、そこに軽くハチミツのタッチがあります。それから白い果実、桃や洋梨のような香り。そして、フレッシュなアーモンド。最後にはパティスリーのノートもあります。これは酵母との接触による成果ですね。

口にふくむと、ベル・エポックらしさ、きめ細かい泡がまず感じられますね。そして、桃や洋梨といった白い果実と柑橘類のノートがまざりあい、繊細でとてもエレガントです。それから、このキュヴェの特徴のひとつが、しっかりとしたアルコール感からくる、コクとまろやかさ。最後に、シャルドネのミネラル感。

さぁ、みなさんも飲んでみてください。カンパイ!


ということで、ここから先は皆様、ご自身でぜひ、お愉しみください。

カンパイ!


お問い合わせ先
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社
03-5802-2671

URL:http://www.perrier-jouet.com

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