この数年、ワイン好きの話題にのぼる産地、英国。ワインは英国のワイン生産量のうちの約7割を占めるというスパークリングワインだ。日本の輸入量も増えつつあるという。とはいえ、まだまだ気軽に飲めるところは多くない。そこで、イングリッシュスパークリングワインを飲んでみたい方、イギリスを代表する高級ファッションブランド、ダンヒルのダンヒル銀座本店にある「dunhill BAR」で、グラスを傾けてみるのはどうだろう。バレンタインシーズンということで、ダンヒルオリジナルチョコレートとのペアリングアペリティフも展開中だ。


英国名門ワイナリーのスパークリングをグラスで

シャンパーニュと同じ土壌が続く、 ロンドンから見ると南のケント州、イースト・サセックス州、ウェスト・サセックス州、ハンプシャー州。温暖化の影響もあって、現在、高品質なシャルドネ、ピノ・ノワールが栽培され、イングリッシュスパークリングワインの生産が盛り上がっている。生産者はすでに500軒以上、2,500haの栽培面積があるといい、まだ拡大中だ。フランスからイギリスに投資する造り手もいる。

日本でも、日本ソムリエ協会の教本に、ワイン産地としてイギリスが掲載され、輸入量も増えつつあるという。とはいえ、気軽に試してみるのは、まだ、ややハードルがあるのが現状だ。特に、スパークリングワインなのでアペリティフで気軽に、などとなるとグラスで飲めるお店は多くはない。

銀座のダンヒル銀座本店にある「dunhill BAR」は、英国のワイン商、ベリー・ブラザーズ&ラッドが輸入する、「マーチャンツ・イングリッシュ・スパークリング・ワイン」と「ガズボーン」のロゼがグラスで楽しめる。

「マーチャンツ・イングリッシュ・スパークリング・ワイン」のほうは、ベリー・ブラザーズ&ラッドのラベルで販売されているけれど、中身はイギリスでは最古の商業的なブドウ畑といわれるハンプシャー州の「ハンブルドン・ヴィンヤード」のワイン。ハンブルドンのスタンダード、「クラシック・キュヴェ」は、現地ワイン雑誌で企画された11人の専門家を招いてのブラインドテイスティングにて、シャンパーニュを下して同価格帯の全12本中一位を獲得したという実力派。「dunhill BAR」で楽しめるものは、そのハンブルドンにベリー・ブラザーズ&ラッドが発注した、ベリー・ブラザーズ&ラッド向けの特別なキュヴェだ。2010年ヴィンテージで品種はシャルドネとピノ・ノワールが50%ずつ。エレガントな泡立ちと、スッキリとした酸味とともに、熟成感も十分と、王道のシャンパーニュを愛するイギリス人の気質を感じる。

マーチャンツ・イングリッシュ・スパークリング・ワイン
シャルドネ50%、ピノ・ノワール50%。2010年ヴィンテージ。畑はオールド・ウィンチェスター・ヒルにある南向きの急な斜面で、白亜紀後期の石灰土壌。澱とともに11カ月熟成の後、アッサンブラージュし、ボトリング後65カ月熟成

ガズボーン ロゼ 2013
ピノ・ノワール100%。2013年ヴィンテージ。ケント州、アップルドアにある南向きの畑。沿岸部の温暖で乾燥した気候条件で、収穫は手積みで10月におこなっている。土壌は粘土質と砂質ローム土壌。ステンレスタンク発酵後、100%マロラクティック発酵を経て、澱とともに28カ月以上熟成。ドザージュは8.2g/リットル

ロゼのほうは、ケント州、アップルドアにあるワイナリー、「ガズボーン」のもの。こちらもブドウ畑の起源は1410年にまで遡るという歴史あるものだ。ガズボーンのワイナリーとしてのデビューは、2010年にリリースしたブリュット・リザーヴ 2006。以来、5年の間に3度、IWSCにて、イングリッシュ・ワイン・プロデューサー・オブ・ザ・イヤーに輝いている。「dunhill BAR」で楽しめるロゼは2013年ヴィンテージで、こちらも基調はとても爽やか、かつ、熟成による旨味が感じられる。贅沢なことにピノ・ノワール100%で、リンゴのような酸味に、イチゴを感じさせるほんのりとした甘み、そして若干のスパイシーさがある。

dunhill BARでは、BOX入チョコレート(4個入り1,800円)を販売しているのだけれど、特別アペリティフメニューとして12月から、グラスで、ガズボーンのロゼとともに、ビターチョコレートをセットにしたものを1,500円、さらに、マーマレードスタッフチョコレートとマーチャンツ・イングリッシュ・スパークリング・ワインを追加したものを2,000円てサーヴしている。イングリッシュ・スパークリングワインとの相性はかなりいい。ビターチョコレートはカカオの凝縮感が大人っぽく、マーマレードスタッフチョコレートは、マーマレードの酸味と甘味が特徴。イングリッシュスパークリングワインの実力の高さとともに、どちらがどちらに合うか、分析してみるのも面白い。

前の窓には銀座の街並み、後ろにはダンヒルの世界観。そんな特別な空間で、イングリッシュスパークリングワインのアペリティフ、楽しんでみてはいかがだろう。



dunhill BAR
東京都中央区銀座2-6-7 2-3F
Tel:03-6263-2158
営業時間:11:00-23:30(日曜/祝日11:00-20:00)
料金:特別アペリティフメニュー《ロゼ&ビターチョコレート》1,500円
   上記に《ヴィンテージスパークリング&マーマレードスタッフチョコレート》を追加 2,000円    
   通常ランチメニュー 2,000円~