優しい酸味がおでんにマッチ
奈良に本店のある創作おでんのこの店では、世界のワインを提供している。中でも『アルザス・ブラン』(ディルレ・カデ)を創業以来オンリストしている。
「桃のような香りがあり、酸がとがっていないので料理に合わせやすい」と店長の西嶋宏至さん。
これは濃いめの出汁に半熟卵を漬け込んだおでん玉子と合わせたい。
「利尻昆布、鰹節、鶏ガラなどでとった出汁と、ワインとの旨味のバランスがいい」という。ハーブ系の香りをもつ『ヴィエイユ・ヴィーニュ・シルヴァネール 2018年』(ドメーヌ・オステルタッグ)は大葉がアクセントの地鶏のつくねを挟んだれんこんの挟み揚げがお勧めだ。