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なんてイカしたエチケットだ、イカワイン

ワイン、各駅停車の旅 Vol.13 シチリア編

なかなか覚えられないワインのエチケットがある一方で、見た瞬間、覚えてしまうエチケットにも遭遇するものです。見て読んで理解するのではなく、見た瞬間に覚えてしまうワインって、素敵だと思います。マーケティング的にも素晴らしい。「認知」されることは、購買プロセスに置いて一番大切な始まりですから。今回はそんなデザインも味わいも「イカした」、通称「イカワイン」のご紹介です。

ある芸術家が66歳から作り始めたワインとは

イカワイン(赤)

いろいろイカした、イカワイン(赤)

このワイン、まずどこのワインかというと、イタリアのシチリア。

イタリアの「つま先」の所に、シチリアがあると思うのですが、そのシチリアの島から西にあるパンテレリア島という小さい島で作られたワインです。日本で例えると、石垣島がシチリアだとすると、さしづめ西表島ってところでしょうか?

そこにいらっしゃるビーニさんという男性芸術家が、なんと66歳から創り出したワイン。聞いた話によると、アンフォラの中で作られた自然で発酵熟成させたノンフィルター、亜硫酸などの添加なし、全て手作業でていねいに作った芸術的なワインと評されています。

まぁ一言でいうと、野ざらしの中でアドリブして作ってやや放置した変態ワインですね。笑

ただ、味わいは変態ではなく芸術的

この赤も素敵だったのですが、白(オレンジワイン)がかなり素敵でした。香水のような香りがします、桃というか、冷えたネクターのような優しい香りです。あと昔、風邪ひいた時に母が飲ませてくれた甘いカゼシロップの匂いを思い出します。

呑むと意外にしっかりと辛口で、後半はネクターとは決別です、新たなワインの個性を感じます。そもそもブドウだけで作ったワインが、なぜこの香りと味を創り出すのか、本当に神秘です。

66歳の男、変態ではないです、ビーニさんは、紛れもないアーティストです。恐るべし。

気に入った方の白ワインは、ZIBIBBO(ジビッポ)というぶどうの品種でした。(タバコ吸う人はジッポって覚えましょう、大体、発音似てますから)

エチケットの↑(矢印マーク)も縁起がいいですね、昇格祝いや、結婚祝い、また新記録を打ち出した時のお祝いなどにもいいかもですね。ビーニさんは、敏腕マーケターか!?

イカワイン(白)

お気に入りのイカワイン(白)

でもちょっと難なのが、価格も↑(高い)なのです・・・。この白ワイン買うのに結構、勇気が必要です。そこだけテンションは、やや下向き↓でした。笑

→次回は、「ワイン、各駅停車の旅 Vol.14 北海道編」をお送りいたします。

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HIROSHI
東京都内で働く30代サラリーマン。(J.S.Aワインエキスパート)
忙しい毎日の中で、お酒について見つけたこと、感じたこと、好きなこと、愉しかったことなど、ワイン×ライフスタイルを中心テーマに、徒然なるままに色々なことをリーマン視点で、提案していきたいと思っております。

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