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3,000円以下バリュー・ワイン・コンクール「2018春をことほぐ52本」篇

WINE-WHAT!?読者が選ぶ《ひとりでしみじみ》《ふたりでしっとり》《みんなでわいわい》金、銀、銅!

《みんなでわいわい》部門 金賞

32 国分グループ本社
ライマット
クラモール ロゼ
2016
[ロゼ]

●生産国/地域:スペイン/カタルーニャ
●品種:カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー50%
●希望小売価格:1,400円

カタルーニャ人の食卓を一手に引き受け、輸出も盛んな大手ワインメーカーのライマット。畑のあるエリア名「クラモール」をそのまま名付けたワインのロゼには、テロワールを如実に写し出す造りを心がける。

 甘味を伴う果実味とまろやかな口当たりで太陽を感じる。ガールズトークのお供に。
稲生 スッキリとしたスタイルのタンニン。白身魚のソテーや、焼鳥なら皮がいい。
櫻井 さわやかな酸味とふくよかさの両者を感じさせる、バランスのとれた辛口ロゼ。 
高橋 ほんのり甘味の残るロゼは軽くオイリーなココナッツミルクに合う。トム・カーガイ(鶏肉のココナッツミルクスープ煮)と。

33 国分グループ本社
パスクア
ファミリア・パスクア 11ミニッツ ロゼ デッレ・ヴェネツィエ
2016
[ロゼ]

●生産国/地域:イタリア/I.G.T.ヴェネット
●品種:コルヴィーナ50%、トレッビアーノ・ディ・ルガーナ25%、シラー15%、カルメネール10%
●希望小売価格:2,500円

ワイン名は醸造時、スキンコンタクトを11分だけ行うことから名づけられた。ラベルに記載されているのは、地元ヴェローナの恋愛詩人カトゥルスによる「憎みつつ愛する」という有名な一節を含む、意味深な詩文。

 3000円超えでも買う! 果実味よりハニーナッツの要素が強い。春への季節の変わり目、スタミナがつくニンニク料理と合わせて。
稲生 熟したピーマンやアプリコットが香り、酸は弱め。スッキリ華やかで春らしい。
櫻井 麝香が香り、旨みがしっかり。 
高橋 辛めのソムタム(青パパイヤのサラダ)と合わせても負けない味。タイ・ポップス『ソムタムだけ』を聴きながら飲みたい。

34 アルカン
ラングロワ=シャトー
クレマン・ド・ロワール・ロゼ
NV
[泡・ロゼ]

●生産国/地域:フランス/ロワール
●品種:カベルネ・フラン
●希望小売価格:2,900円

1885年創立の老舗で、1973年にはシャンパーニュのボランジェ・グループに。スパークリング以外にスティルの白や赤も手掛ける。このロゼは石灰粘土質の畑で栽培されるカベルネ・フランを使用し、18カ月以上熟成。

 クリーミーな泡とほどよい樽感で、上品でおいしい。焼きたてのパンの香りもして食欲がそそられる。和洋中すべてに合いそう。
稲生 泡がしっかりして酸は強く、甘めでボリューム感あり。女子が多めの花見に。
櫻井 チェリーを思わせる香りと酸味。ピチピチでフレッシュな方にオススメ。 
高橋 香りが華やかで、薄ピンクのシュワシュワがインスタ映え。ひな祭りの女子会に。

35 Carina
クリコバ
クリコバ ロゼ・ブリュット
2012
[泡・ロゼ]

●生産国/地域:モルドバ/コドゥル
●品種:ピノ・ノワール60%、フェテアスカ・アルバ40%
●希望小売価格:2,700円

近年急激に注目が高まっている国のひとつ、モルドバ共和国でスパークリングのトップシェアを誇るワイナリー。国際品種のピノ・ノワール主体ながら地場品種のフェテアスカ・アルバで酸味をプラスしつつ、36ヵ月の長期熟成できめこまかい泡を造り出す。

 春より夏のイメージだが、少し時間が経つとぐんとおいしくなる。唐揚げ、KFCと。
稲生 泡はやわらかでフランボワーズ系の甘味が強い。ハム、ソーセージ、チーズと。
櫻井 イチゴのフレッシュ感とほのかなコクあり。成熟期にさしかかった方にオススメ。 
高橋 とても骨格がしっかりしているロゼ。新宿二丁目的な女子会にどうぞ。

36 サントリーワインインターナショナル
ジャン ガイラー
ジャン ガイラー ピノ・ブラン レゼルブ パルティキュリエール
2014
[白]

●生産国/地域:フランス/アルザス
●品種:ピノ・ブラン100%
●参考価格:2,600円

1926年創立のジャン・ガイラーは、アルザス地方最古の生産者組合。組合の発祥地、エンゲルスハイムの出身である大司教の名を組合名としている。醸造だけでなく栽培指導も熱心で、現在はグラン・クリュ畑も所有。

 洋梨、ライム、レモンなど香る。酸は中程度でわりとシンプル。ナッツと一緒に。
稲生 フレッシュな洋梨を思わせる香りがあり、酸は強めでスッキリ。生ハムやオリーブなど、塩分が欲しくなる味わい。
櫻井 心地よい旨みのある辛口スパークリング。白身魚のバターソテーとともに。 
高橋 とてもお手頃なスタイル。春分の日の帰省時、母親への手土産のひとつに。

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