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ヒルトン東京のソムリエ見聞録「登美の丘ワイナリー」編

日本のワインも外国に負けていないと感じるワイン

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ワインの醸造工程の説明を聞く

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樽での熟成の様子

ワインの醸造工程や樽での熟成の様子を見学し、その後、ワインを醸造するスチールタンクなども見学いたしました。醸造タンクは撮影がNGで写真がないのですが、大きいタンクを見て、みんなワインに触れている感じとタンクの大きさに感動していました。

その後沢山の種類のワインが瓶熟成している廊下を歩きます。特に印象的だったのが、登美の丘で造る貴腐ワイン「登美ノーブルドール」、ずっと横になっていてガラクチュロン酸が結晶化する程でした。なかなか見れないですね。おそらく30年以上熟成されています。

次に樽熟成中の部屋に案内され、沢山の樽を見て「こんなにあるんだ!?」とみんな圧巻でした。これからゆっくりと時間をかけて美味しいワインに育っていきます。待ち遠しいですね。

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葡萄畑にて結実が始まった葡萄。

葡萄は、まだ色づく前です。これから美味しく葡萄が育っていきます。

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お待ちかねのワインテイスティング。

『登美の丘』含め、全部で7種類試飲しました。今回は初めて本格的なテイスティングを体験するスタッフも多く、ナビゲーターの方のお話を聞きながらみんな真剣です。合わせる料理なども聞きながら、スタッフも想像しながら学んでいきます。フラッグシップワインの『登美』もテイスティング。大勢で行くとお気に入りのワインがそれぞれ違うのが興味深いです。

周りの感想などを聞くと、ほのかな甘みのある「マスカットベーリーA ロゼ」など女性に人気でした。また、しっかりと深い味わいの「登美」白が鉄板焼きチーフにはお好みで、新しい料理をイメージしてワインとのマリアージュを考えていました。

私自身は「登美」赤は本当に素晴らしく、まだまだこれからも長く熟成して本来の美味しさになるのだろうと感じるワインでした。日本のワインも外国に負けていないと感じるワインです。また、甲州ワインもナビゲーターの方からのお話しで、鉄分含有量が少ない甲州ワインは魚介と合わせやすいと聞き納得しました。特に生魚を食べる日本人には相性がいいと思います。

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ワインショップにて有料試飲。

有料試飲では、日本での交配品種、甲州フォルテや青森産のリースリング日本発の貴腐ワインの登美の丘ノーブルドール(貴腐)など、なかなか飲めないワインを体験しました。ワイナリー限定のカベルネ・フラン、日本での交配品種ビジュ・ノワール(甲州三尺×メルローを片親にマルベックと交配)も。

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お待ちかねのランチ

その後、サントリーのワインを飲みながら、実際に料理と合わせてワインを学びました。山梨で取れる野菜、またワインを飲んで育ったワイン豚など自産の料理と山梨のワイン、美味しくいただきました。やはり地のもの同士は相性がいいですね。

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最後に参加者全員で記念撮影。

これからソムリエを目指す新入社員にはいい経験になったはず。事前の申し込みでミニ講座もやってもらえるので、皆さんも旅行気分で行ってみては?

この記事を書いた人

小澤祐季
小澤祐季
ヒルトン東京でソムリエをしています、小澤祐季です。
バーテンダーを経てソムリエになりました。
ワインを中心に飲み物と料理の相性、空間や季節を考えたサービスを心掛けています。
今までの経験を活かして料理と色々なワインに関わる様子を発信して行きたいと思います。
よろしくお願いいたします。

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