国書『万葉集』の梅花の歌32首の序文からの出典となった新しい元号「令和」。
7~9世紀の天皇、貴族から庶民のものと思われる詠み人知らずまで、約4500首を網羅した日本の典雅でたおやかな大和歌の集大成の中からとった新元号が5月1日にいよいよ施行されます。
「キリルとメトディウス」図書館

ブルガリアの首都ソフィア中心部にある「キリルとメトディウス」図書館と兄弟の銅像

言葉の力を広げようとしたブルガリア人大司教

元号が変わるから何かが変わる訳ではありませんが、古代から言葉・文字が持つ力、いわゆる言霊が宿るとされ、時の支配者は天変地異や大きな出来事が起こると改元して時勢を良い方向に変えようとしたようです。

ブルガリアでも古くから言霊信仰があり、言葉の力すなわち叡智のパワーを広くスラブの民に広げようとしたブルガリア人の大司教がいました。

現在使われているキリル文字の原型となったのは、9世紀半ばの聖キリルと兄の聖メトディウスがスラブ系言語に合う文字として考案した、グラゴール文字です。当時聖書は、ギリシャ語とラテン語のみで書かれていましたが、聖メトディウスの弟子コンスタンティン・プレスラヴスキーがスラブの民にわかるようにグラゴール文字を使った神に捧げる詩を作りました。

 
コンスタンティン・プレスラヴスキー大司教

コンスタンティン・プレスラヴスキー大司教

グラゴール文字のアルファベット

グラゴール文字のアルファベット

893年に作られた、グラゴール文字のアルファベットの祈りと言われるその詩は、すべての文字を頭文字として使って作られています。すべての仮名を一回ずつ使っている日本の「いろはにほへと」とある部分似ています。

神様、この言葉で祈りを捧げます。
有形無形、すべての世界を造った神様よ、聖霊を送って私の心に言葉の力をください。
あなたの御言葉が助けを求めているすべての人々に届くように

※一部抜粋

コンスタンティンはギリシャ・ラテン語以外を聖書に使った罪により、最初にいたモラビアの教会から聖キリル、聖メトディウス達と共に追放され、当時のブルガリアの首都のプレステヴに逃げのび、そこで布教しながら一生を過ごしました。

その後グラゴール文字はキリル文字に進化し、現在ではロシアをはじめスラブ系の多くの国で使用されています。

「Beautiful Harmony」と訳された「令和」はどんな時代になるのでしょうか。その言葉のように日本、そして世界各国が互いに協調し、尊重し合う平和で良い時代になるよう願って止みません。


 

新しい時代の幕開けに
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トラキアトレーディング
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ドバルデン!(こんにちは)、ブルガリアワインインポーター・トラキアトレーディング代表の岡崎です。まだまだ知られていないブルガリアのワインや商材を通じて、ブルガリアがより身近に感じられるよう、両国の懸け橋になることを目指しています。
https://trakiyatrading.net/