オーストラリア、バロッサで長い歴史と高い人気を誇るワイナリーが、自身のレストランで培った経験をもとに、肉料理に合うワインを開発。その実力を味わってきました。

赤ワインだったら、なんでもいいの?

肉料理には、赤ワインをあわせて食事を楽しむ。
当たり前のように選んできたけれど、赤ワインだったら、なんでもいいの?

肉料理にあわせるワインって、どうやって選ぶ?

そんな疑問に答えを見出してくれるワインがこの度日本に上陸。その名も、ペッパージャック・サルトラム・オブ・バロッサ

オーストラリア、バロッサを表現する上質な赤ワイン、ペッパージャック。

オーストラリア、南オーストラリア州に位置するバロッサ・ヴァレーにおいて、英国人移住者のウィリアム・ソルター氏により土地が購入され、1862年、初のオフィシャル赤ワイン、サルトラムNo.1を発表したサルトラムワインエステーツ。
100年以上にわたる長い歴史と高い実力、人気を誇るワイナリーが、彼らの経営するワイナリーレストランのシェフと「お肉に合うワイン」を研究・開発し、1996年に誕生したブランドが今回日本初上陸となったペッパージャックです。

去る3月某日、千駄ヶ谷にあるオーストラリア料理のスペシャリスト、テラ・アウストラリスさんでローンチイべントが行われ、その飽くなき研究から生まれたマリアージュを味わってきました。

この日用意されていたワインは4種類。あわせるお料理も4種類でした。早速のそのマリアージュをご紹介いたします。
まずは、バロッサの豊潤な特質を最大限に生かし表現したワイン、ペッパージャック・バロッサから。

ふくよかな果実味を湛えつつ酸も高く、ミントのフレーヴァー、タンニンの収斂性も持ちあわせたワイン。

ペッパージャック・バロッサ・カベルネ・ソーヴィニョン 2014。さあ、このワインにはどういったお肉料理があうのでしょう。マリアージュの冒険の始まりです。
あわせるお料理は、サウザンドギネス社短角牛 タスマニア産マスタード シャンピニオン・デ・パリ。

筋肉質でありながら、柔らかな食感を持ち、ジューシーなひと品。

ペッパージャック・バロッサ・カベルネ・ソーヴィニョンが持つ、フルーティで、まろやかな質感と調和。さらにマスタードがアクセントになっています。
好印象なスタート!

グラスをまわす前に感じた香りはヴァニラやカカオ、グラスをまわした後は、ブラックベリーやプラムといったフルーツみが香りに顕著に感じられます。

続くワインは、ペッパージャック・バロッサ・シラーズ 2015。凝縮したブルーベリーの豊潤さと乳製品のような酸味、タンニンはしなやかで、突出するものがない、バランスのいい味わいです。

炭火で焼かれ、ペッパーベリーと肉汁をかけ香ばしく仕上げられています。

こちらのワインにあわせる肉料理は、ヴィクトリア州産ラムラック タスマニアンペッパーベリー ラムのJUS。
これは、ペッパージャック・バロッサ・シラーズが持つ乳製品っぽい特徴と、ラムラックのミルキーさ、双方の特徴が活かされたマリアージュ! また肉の甘みに、ワインのフルーティさが加わり、1+1=の答えは、必ずしも「2」とは限らない、広がりを感じさせてくれました。

お肉もワインも知り尽くしているからこそ成り立つマリアージュに高揚してきます。

続いてご紹介したいワインは、スコッチフィレ(リブロース)ステーキとポーターハウス(Tボーン)ステーキとの相性を考えてつくられた2種類のシラーズ。

「スコッチフィレ(リブロース)と特別にあう」と謳うこのワインは、完熟したブルーベリーやブラックベリーの濃縮した果実み、カカオやコーヒーといった熟成を感じさせる香り。

ペッパージャック・グレーテッド・マクラーレン・ヴェイル・シラーズ 2013。ジューシーな果実の豊潤さが広がり、しなやかなタンニンが舌を滑ります。

この日味わった中で一番ヴォリュームを感じるワインには、ジューシーで噛み応えのある肉質のひと品。

あわせる肉料理は、クイーンズランド産グラスフェッドビーフ ストリップロイン メラディス・ゴート・フェタチーズ 青とうがらしのピクルス。
山羊チーズやピクルスが味わいに華を添え、さらにワインが加わることで、お互いのことをよく知っている関係であるかのような、豊かな個性がぶつかることなく調和し、存在感を高める組み合わせとなっています。

グラスから放たれる香りはたいへん華やかで、凝縮したフルーツ、カカオ、スパイスが顕著で複雑。

最後となったワインは、ラングホーン・クリーク・シラーズ 2013。こちらはポーターハウス(Tボーン)に合うワイン。ラベルには、このワインがあう牛の部位が描かれています。
舌から口いっぱいに広がるフルーツの印象は濃厚で、ヴォリュームのあるブルーベリーやプラムといった果実感、またタンニンが存在感を示しますが、収斂性は穏やかなので、力強いワインとは一線を画すワインと言えるでしょう。

逆輸入された和牛は、肉質柔らかくジューシー。噛むごとにライムキャビアのぷちぷち食感と酸味が心地よく、また、わさびの爽やかさが鼻腔に登ります。

あわせる肉料理は、ストックヤード社オーストラリア産WAGYU ライムキャビアとわさび 帆立貝のセビーチェ。さあ、ラングホーン・クリーク・シラーズをあわせてみてください。華やかで凝縮した果実みとスパイス、すべての要素が一体となり、体中に浸透されていくようです。

4種類のワインそれぞれの特徴とマッチングされたお料理との相性は、お互いの魅力を引き出しあう完璧なマリアージュ。この経験を通して、長い実績を持つワインのスペシャリスト、そして牛肉のプロフェッショナルが共に研究し、つくり出したペッパージャック・ワインが、BBQをこよなく愛するオーストラリア人に高く評価されている理由を知ることができました。

「肉料理にはペッパージャック」。

なぜなら、肉料理のために誕生したワインだから。ぜひ一度お試しあれ。

この記事を書いた人

ウスイ 潤
ウスイ 潤
「百聞は一見に如かず」
好奇心を原動力に美・知・英を求めるブログ、
好きなもの、写真に撮って、アーカイブ。

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