私がワインにのめり込むきっかけとなったお店「アヒルストア」。
私はこのお店に出会い、人生が変わりました。誇張でなく。
なぜここまで魅力的なのか?
ワタクシの勝手な「アヒル解釈論」にお付き合いください。

東京は富ヶ谷にある「アヒルストア」を知っていますか?
渋谷の坂の上、東急本店の裏通りにある人気のワインスタンドです。

私はこのようにワインに関して書かせていただいておりますが、実はこのお店がなければワインの楽しさに出会うことはなかったでしょうし、これほどまでワインにのめり込むこともなかったでしょう。それくらい私にとっては重要な意味を持つお店なんです。

そんな私の自己紹介代わりに、私にとっていつまでもホームのような場所、日常のすぐ隣にある非日常。一歩お店に入れば日々の些末なことはどうでもよくなってしまうような、不思議だけど、異様に心地の良い空気が流れ、いつもここに帰ってきたい、、、そう思ってしまうアヒルストアの魅力を紹介します。

なぜそれほどまでにこのお店に引き寄せられてしまうのか。

まずは何を差し置いてもワインと料理の素晴らしさでしょうね。基本的にワインはフランスの生産者のものを中心としたヴァンナチュールがメイン。そしてそのワインを十二分に楽しませてくれる料理とサービスのバランスが心地良いんです。

料理はこちらが気負ってしまうような堅苦しいものはなく、フランスや時にアジア、和テイストのカジュアルなものがほとんど。どれもワインに合うことをすでに約束されたものばかり、、、なのではっきり言ってどのお料理を選んでもハズレはありません。全部美味しい。全部制覇したい欲にいつも駆られます。

例えば、必ずオーダーしてしまう、アヒルストアの名物とも言える「タコとアボカドのサラダ」。

タコとアボカドのサラダ 

シンプルにタコとアボカドをオリーブオイルとわさび醤油などでマリネしたもの。

食感ねっとり、味わい爽やかで、こちらを手始めに白かスパークリングで合わせることが多いですね。そして毎日お店で焼かれているパンも絶対に外せません。バゲットはもちろん、変わり種のパンも季節によって変化があって面白いんですよ。

サービスも肩肘張らず、いつもホッとさせてくれるのが、このお店の特徴。店主の齋藤輝彦さんと妹の和歌子さん、ワインをサーブしてくれるケンコウくん。みんな基本的にワインに対する愛情が深いので、ワインを選ぶ際、料理を選ぶ際、いろいろ会話するのが楽しい。特に生産者の個性が出るワインばかりなので、どういう地域で、どういう考え方で、どういう人が作ったかを聞くと、一段とこの一杯のワインの味わいも変わってきます。ジェローム・ソリニー、オリヴィエ・クザン、ほかたくさんの個性ある生産者をこのお店で教えていただいて、今ではすっかり彼らのファンに。その飾らない、ありのままの生き方に共鳴するんですよね。ワインは「人」だなぁと思える瞬間です。

ジェローム・ソリニーの赤
ジェローム・ソリニーの白

ロワールでワイン造りに勤しむジェローム・ソリニーの赤、白

アヒルストア最大の魅力

それは来ているお客さん同士、そしてお店の方々、ワインの生産者、言ってみれば「人」とのつながりを随所で感じられること、これが一番大きいと思います。

アヒルストアの看板
 

料理が好き、ワインが好き、そしてこの雰囲気が好きで、楽しみにお店に来ている方が店内に溢れているので、たまたま隣り合わせた人と、料理やワインに関して気軽に語り合えたり、その方が普段あまり接触のない異業種の方だったりと、思いもよらない出会いが転がっているのです。ここで出会って、ほかのお店で再度行き会うこともよくあり、そういうつながっていく縁がまた楽しいのです。ある意味、このお店と仲良くなることで、どんどん人の縁、ワインの縁が広がるように思える、ちょっと他にはない体験ができるお店だと思います。

だから私は今日もまた誰に出会えるのかを楽しみに、アヒルストアに帰っていってしまうのです。

この記事を書いた人

ysk_tokyo
ysk_tokyo
ヴァンナチュールとそれを取り巻くヒトたちに魅せられた勝手気ままな自由人(30代男)。最近は「何を食べるか」から「誰が作ったものを食べるか」に急速にシフト中。
食もワインも、作り手の想いを最大限享受したい欲張りグルメ活動を推進しています。飲食にまつわるあれこれを勝手気まま過ぎる?頻度で発信させていただきます。
◎インスタグラムでも随時更新中⇒https://www.instagram.com/ysk_tokyo/