ナパといえば、6月に開催されるオークション・ナパヴァレーがメジャーなイベントですが、AVAごとのイベントや、実は映画祭やマラソン大会なんてのも開催されているのです。今回はその中でも最大級のイベントである音楽フェス「BottleRock Napa Valley」をご紹介します!
BottleRock Napa Valley

晴天に恵まれ今年もBottleRockは大盛況でした

日本からでもチケット購入OK

BottleRockは、ロックだけでなく、さまざまなアーティストが参加する野外フェス。2017年で5回目の開催となりました。日程は5月の最後の週末、金・土・日の3日間。翌日の月曜日が「Memorial Day(戦没者記念日)」という休日になるので、この期間のアメリカは連休。ホリデーシーズンなのです。

わたしは2015年と今年2017年の、2回参加しました。どちらも3日通し券をゲットして。ゲットと書いたのは、このイベント、参加者がどんどん右肩上がりに増えていて、チケットがじわじわと入手困難になっているからなのです。基本は先行販売のみ。サイトで申し込みます。発売時期は1月上旬。そこから段階的に何度か発売されます。初期にゲットできると、ちょっとディスカウント価格で手に入れることができます。アメリカのチケットってだいたいこの方式ですね。アメリカ国内であれば、チケットになるリストバンドが郵送されてきますので、サイトでアクティベートすれば、あとは入場するだけ。日本からでも、当日会場でチケットを受け取ることができるので、あらかじめ予定を立ててナパにBottleRockと一緒に観光に訪れるなんてこともできますよ。この時期のナパは緑が映えて、初夏の気候が気持ちいいシーズンなのでオススメです。

出演アーティストは80組を超えていて、毎年とっても豪華です。2015年はNo Doubtとスヌープ・ドッグがトリ。わたしが参加しなかった16年は、なんとレニー・クラヴィッツとスティーヴィー・ワンダー、レッド・ホット・チリ・ペッパーズが出演! そして今年は、マルーン5とフー・ファイターズなどがラインナップされていました。

入場チケットのリストバンド

このリストバンドが入場チケットになります

最前列でマルーン5

ほぼ最前列でマルーン5を!アイドル並に女性の黄色い声援が飛び交ってました

40000人以上が参加する一大イベント!

このイベント、参加するオーディエンスの数もスゴいことになっています。今年はアーティストが「42000人のみんな!」と叫んでいたので、軽く40000人以上がチケットを購入していたということでしょう。

メインステージ前方から会場を振り返ると…すごい人!

メインステージ前方から会場を振り返ると…すごい人!

ステージは、5つ。かぶりつきで見たいときは、かなり余裕を持って場所取りしないといけません。もう最前列は戦場ですね…。黄色い絶叫が響き、おしくらまんじゅう状態。ですが、手が届くくらいの距離でアーティストを見られるのは大きな魅力です。ステージ下に通路が作ってあるので実際に手が届くこともあるのです。

もちろん離れて見るのも楽しいですよ。後方では芝生にブランケットを広げて寝っ転がってる人もたくさん。気に入った音楽がかかると立ち上がって踊り出す、なんて楽しみ方をしている人も。ステージ全景がしっかり見えて、私は後ろの方がおすすめです。それに、離れた方が楽しめる理由が、このBottleRockにはあったりもするのです。

ビーチボールがはねていたりと、前方には独特の盛り上がりが

ビーチボールがはねていたりと、前方には独特の盛り上がりが

ピクニック気分でのんびりできるのが、後方ならではの楽しみ方

ピクニック気分でのんびりできるのが、後方ならではの楽しみ方

音楽だけではなく、食の祭典でもあるのです

ナパで開催されるイベントですから、ワインは外せません!
会場にはたくさんのワイナリーが出店していて、それぞれ趣向を凝らしたブースを開設しています。独特のシステムで、レジでワインを買うとそのワイナリーのブースでくつろいでワインを飲むことができるんです。フランシス・フォード・コッポラ監督のワイナリーでは、日本でもおなじみSOFIAのアルミ缶バージョンをフィーチャー。そのほか、モエ・エ・シャンドンのアメリカ支店でもあるドメーヌ・シャンドンや、パリスの審判で有名なクロ・デュ・バル、日本で人気のプリズナーなどが出店していました。もちろん、ビールやカクテルも充実しています。クアーズやラグニタス、ジム・ビームがスポンサーなので、普段は飲めないテイストやオリジナルカクテルも楽しめます。また、地元のブリューワリーのビールが楽しめるコーナーもあります。(ただしぜーんぶイベント価格ですけど…)

コッポラ監督のワイナリーはSOFIA色

アカデミー賞やオークション・ナパ・ヴァレーと活躍が目立つコッポラ監督のワイナリーはSOFIA色

ドメーヌ・シャンドン

ドメーヌ・シャンドン。ワイナリーはステージを囲むように出店しているのでゆったり鑑賞にピッタリ

そしてお酒ばかりではありません。ナパ周辺の有名レストランも70店舗以上出店しています。「クリナリー・ガーデン」には、あの有名和食店モリモトやラザフォード地域にあるマスタード・グリルなどが並んでいました。これらのドリンクやフードを音楽と楽しもうというのが、このイベントの主旨。ステージ前に詰めてしまうと移動がとっても困難。なので、わたし的には後ろでゆったりほろ酔い気分で舌鼓というのが、より満喫できる楽しみ方かなーと思った次第です。

3日連続で通っても、食べきれません

3日連続で通っても、食べきれません!(胃袋的に、財布的にも…)

無料でもらえるグッズも

無料でもらえるグッズもドリンクやおつまみ、イヤフォンなど充実。これはSOFIAの携帯扇風機

さらに楽しみつくすわたし的ポイント

音楽はもちろん、各ブースのワインとフードを楽しむのももちろんですが、穴場でありこのイベントならではの楽しみ方&特徴をさらにいくつかご紹介したいと思います。

その一つが「クリナリー・ステージ」。いわゆるお料理ステージです。アメリカの有名料理人が、アーティストやスポーツ選手と一緒にお料理をするステージです。今年はモリモトやあのマーサ・スチュワートが出演していました。前の方にいれば、完成した料理を試食できるチャンスも。音楽ステージに比べると競争率は低いので、実はオススメです。ただ、ゲストによっては悪のりして次々料理を客席に投げちゃうなんてことも…。生ウニや刺身、おにぎりが宙を舞うのはなかなかシュールでした。すごく盛り上がってはいるんですけどね…。

マット・ソーラムがゲストに

ガンズ・アンド・ローゼズの2台目ドラマー、マット・ソーラムがゲストに。生ウニ投げてます

マグロの解体ショーと巻寿司講座

モリモトのステージでは、マグロの解体ショーと巻寿司講座が

もう一つのポイントは、会場周辺グルメも楽しむ! というもの。イベントのドリンク・フードはとにかく価格設定がお高いです。3日券なら入退場は自由なので、合間の時間で周辺のお店を訪れるのも◎。ちょっと歩けばサンフランシスコのフェリービルディングと同じ会社が運営している「Oxbow Market」があります。ここはグルメなお店が集結しているので、特にオススメです。隣にはお料理学校CIAの支店レストランもあります。ダウンタウンも近いですし、ワイン・トレインも会場近くでバーとして営業し、豪華な車両を開放していました。手軽にナパを満喫できるチャンスですね。

超人気ハンバーガー店『Gott’s Roadside』

超人気ハンバーガー店『Gott’s Roadside』、牡蠣やクラムチャウダーがおいしい『HOG ISLAND』などが入っているoxbow

ナパ名物ワイントレイン

ふらっとナパ名物ワイントレインを楽しめるなんて、超貴重です!

ちなみにチケットは3日券で349ドル。そのほか1日券(149ドル)やVIP券(1日275ドル/3日709ドル)などいろんな種類のチケットがあります。もし余裕があれば、座ってゆったり見られるVIPチケットがいいですね。かなり高いのですが、屋根もあるし椅子もあるし、相当に文字通りVIP気分が満喫できるはずですよ。

2018年は5月25日26日27日開催になるはず。ひと味違うナパを味わいつくせる観光プランとして検討してみてはいかがでしょうか。

翌週はオークション・ナパ・ヴァレー

ボトルロックの翌週はオークション・ナパ・ヴァレー。ナパはハイシーズンに突入です。計画は早めに立ててくださいね

最新情報は↓をチェックしてください。
BottleRock Napa Valley  http://www.bottlerocknapavalley.com/

この記事を書いた人

Saori
Saori
2014年よりアメリカはカリフォルニア州ナパに留学中。Napa Valley Collageにてワイン醸造とブドウ栽培を勉強中。

個人的嗜好にかたよったカリフォルニアワインの紹介と訪れたナパとソノマを中心としたワイナリーの数々、そしてワイン造りとグルメ、美しい風景などなど、わたしが体感しているナパの毎日のようすをお届けします。