クリマが奏でるシャブリ交響曲
総括してみると、プルミエ・クリュのクリマを取り巻く個々のテロワール、つまり畑の位置や土壌、日照、特有の気候といったさまざまな要素がシャブリを生み出しているということがよくわかった。それらは、オーケストラに例えるなら、生産者という指揮者の元、シャブリという名の交響曲を奏でるひとつひとつの楽器なのだ。
いただいた資料もわかりやすく、おまけにシャブリの地図まで付いていて感激! 今回のセミナーを通じてシャブリに大いに興味を持った。これからはもっと積極的にシャブリを楽しんでみようと思う。
今までは、カリフォルニアの果実味豊かで、木樽のニュアンスがムンムンするような、オープンで人懐っこいシャルドネちゃんが好きだったのだが(スミマセン!)、フランスの由緒正しい名家のお嬢様、ツンとお澄まししたエレガントなシャルドネちゃんもいいな、と認識を新たにした今日この頃である。