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ニュイ・サン・ジョルジュの雄「ドメーヌ・フェヴレ」をご紹介します

グルメ食材にあわせるワインは、やっぱりブルゴーニュから選びたい! 

グラン・クリュ、プルミエ・クリュ、そして数々のモノポールを所有するブルゴーニュの大ドメーヌ、フェヴレ。止まらない進化の一端に迫ってみました。

 

ネゴシアンとして誕生

フランス、ブルゴーニュ地方。ワイン好きなら誰でも聞いたことのある銘醸地コート・ドール地区にある、ニュイ・サン・ジョルジュ村を本拠とするドメーヌ・フェヴレを、ご存知ですか?

お彼岸を過ぎるとすっかり秋が色濃くなり、食卓を飾る食材には山の幸、海の幸、里の幸の秋の味覚が並ぶようになりました。グルメ食材にあわせるワインは、やっぱりブルゴーニュから選びたい! コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、コート・シャロネーズに多彩なAOCポートフォリオを持つ、ドメーヌ・フェヴレをご紹介します!!

日本はまだ鎖国真っただ中の江戸時代、1825年に創立され、以来家族経営により7代続くメゾンです。創立以降、ニュイ・サン・ジョルジュのプルミエ・クリュであるレ・ポレ・サン・ジョルジュとヴィラージュのニュイ・サン・ジョルジュ、レ・ラヴィエール、そしてフェヴレを代表する単一所有畑(モノポール)のコルトン・クロ・デ・コルトンを入手するなど、徐々に自社畑を拡大、現在ではコート・シャロネーズを含め所有する畑の総面積は120haとなり、その品質の高さにより世界中から信頼を集めています。

ネゴシアンとして誕生したフェヴレはでありますが、全生産量の8割のワインを自社畑ブドウから生産していることや、グラン・クリュ、プルミエ・クリュ、そして所有するモノポールそれぞれの個性を活かすことで、近年ではドメーヌとしての認知度が高まっています。

それぞれの個性はラベルにも表現されています。まずモノポールのラベルには、どんな違いがあるのでしょうか?

2008年にはグラン・クリュのバタール・モンラッシェとビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ、プルミエ・クリュのピュリニー・モンラッシェ・のガレンヌをラインアップに加え、またコート・シャロネーズでもプルミエ・クリュやモノポールを増やしてきました。さらにはメルキュレでの醸造施設をリノベーション、最新設備を配し品質の向上を図り、功を奏しています。

どちらもプルミエ・クリュですが、右のラベルには上部にMONOPOLEと記載があり、ラベルそのものが緑がかった色調になっているので一目瞭然です。モノポールは差別化の対象になっているのです。

グラン・クリュともなると、ラベルは より縦長になり、エレガントさを増して、シリアルナンバーが入ります。

左:ジュヴレ・シャンベルタン、プルミエ・クリュ レ・カズティエ 2014、右:ジュヴレ・シャンベルタン、プルミエ・クリュ、クロ・デ・ジサール 2012

赤ワインのイメージの強いフェヴレですが、多彩なポートフォリオには白ワインのラインナップも並びます。

左:マジ・シャンベルタン グラン・クリュ 2014、右:コルトン クロ・デ・コルトン・フェヴレ、グラン・クリュ モノポール2011

さて、フェヴレの本拠地といえばニュイ・サン・ジョルジュですが、ご存知の通りグラン・クリュが存在しないアペラシオンでもあります。

2005年に25歳の若さで代替わりしたフェヴレの現当主エルワン・フェヴレ氏は、同年代のつくり手たちとともに、プルミエ・クリュであるレ・サン・ジョルジュのグラン・クリュ昇格を志し、その意思はドメーヌ・フェヴレが手掛けるワインのボトルにも注がれています。

近い将来、着実に進化を遂げているフェヴレの次の目標のひとつ、ニュイ・サン・ジョルジュのグラン・クリュを手にしているかも、ですね!

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