「キャビアを食べる時、フランス人は何を飲む? ワイン、特に赤ワインは生臭さが際立ち合わないと言われ、ウォッカを選ぶ人が多いそうです。ここからヒントを得て、「魚卵を食べる文化がある日本。いくらやうにと日本酒は、ばっちり合うのだから、キャビアにも合うはず!」と、開発されたのが、新潟県 妙高酒造(株)のMontmeruシリーズです。」と語るのは、おなじみ横浜 桜酒亭の磯野カオリさん。寿司とワインの相性について、徹底検証したWINE-WHAT!? 12月5日発売号とぜひ、合わせて読んでほしい、魚卵✕日本酒のマリアージュ。

妙高酒造(株)の松田氏(右)と磯野カオリさん(左)

Montmeru(モンメル)とは何か?

2017年8月、実際に上越市の酒蔵を訪れ、酒造りの現場を見せていただき、さらに都内で、松田社長に取材をする機会を得ました。

松田社長は8年前に異業種から酒造業界に飛び込んで妙高酒造(株)の社長となり、そこから、杜氏さんと二人三脚で、このMontmeruシリーズの試作を繰り返したそうです。

Montmeruとは、フランス語表記で“メルー山“のこと。インドから法典を持ち帰った三蔵法師が、メルー山を音訳して名付けたのが”須弥山(しゅみせん)“、その意訳が”妙高山“。つまり、妙高酒造の後ろにそびえ立つ、妙高山の意味なのです。



満を持して、妙高山の名を付けたMontmeruシリーズには、3種類あります。

Khaviyar(カハービア)

蔵元見学を終え、蔵元併設の売店でラインナップを見せて頂いた時、一番に目に飛び込んできたのが、この、Khaviyarでした。ワインボトルの形状と、スタイリッシュなエチケットに、釘付けになり、解説して頂きました。

Khaviyarとは、古代ペルシャ語で、“魚卵”の意。 アルコール度数は通常の日本酒(15-16度)より高く、辛口の原酒であること加え、アミノ酸度を高くすることで、キャビアやイクラなどの濃厚な味の魚卵とマッチするように造られているそうです。



帰宅後、実際にキャビアと合せてみると、確かに。生臭さは感じられず、キャビアの海の香を包み込むような力強さとそれに寄り添う優しさ、両方を感じることができました。

Foret du Fruit(フォレ・ドゥ・フリ)

Foret du Fruitとは、“フルーツの森”の意。

甘酸っぱく、フルーティな香りと味わいなので、大ぶりのワイングラスでアロマを感じながら、食前酒や食後酒に飲むのがお勧めです。チーズなら、フレッシュチーズや、ブルーチーズのハチミツがけ。フルーツなら、白桃やマスカットと一緒に試してみて下さい。



Joie de Poulet(ジョイ・ド・プーレ)

Joie de Pouletとは、“鶏の喜び”の意。

スパイシーな香りと酸味、そして穏やかなコクが、世界中の鶏料理とハーモニーを奏でます。中でも、皮をパリっと焼いたローストチキン、焼き鳥なら塩がベストマッチ。



アメリカをはじめ、海外への輸出も伸びている妙高酒造ですが、現在のメインの輸出先はアジア圏とのこと。松田社長曰く、欧米への輸出にさらに力を入れると共に、今の私たちが日々食べている、“現代の日本食”にマッチする日本酒を、デイリーに飲んでもらいたいという想いがあるそうです。

日本酒ファンが洋食を頂く時、ピッタリ合う日本酒が、レストランにあれば嬉しい限りです。またワイン好きな方にも、このMontmeruシリーズは、飲みやすいと思うので、ぜひお試しください!

今回紹介した商品
Khaviyar(カハービア) 500ml 1,500円
Foret du Fruit(フォレ・ドゥ・フリ) 720ml 1,500円
Joie de Poulet(ジョイ・ド・プーレ) 720ml 1,500円
お求めは妙高酒造オンラインショップから
https://store.shopping.yahoo.co.jp/myokoshuzo/

今後も、ワインファンにも興味を持って頂けるような日本酒や、お店の紹介をして参りますので、ご期待くださいね!

この記事を書いた人

磯野 カオリ
磯野 カオリ
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)認定 唎酒師 / 焼酎唎酒師 / 日本酒学講師
SSIインターナショナル認定 国際唎酒師
横浜 桜酒亭(おさけてい)代表。
ワイン好きな方に、すこしでも、日本酒の魅力を知ってもらいたい。そして、わたしも、ワインの魅力を知りたい。
日本酒ファンとワインファンの架け橋となるのが、わたしのミッションだと思っています。そのための佳き出逢いを、皆さまに、ご提案いたします。
http://osaketei15.com/