2月と言えばバレンタインデーが一大イベントとして定着していますが、ブルガリアでは2月14日は葡萄の守護聖人・聖トリフォンの日、すなわちワインの日となっていて、葡萄農家では葡萄の木の剪定儀式をし、ワインを飲み、ぶどうの実を模った丸パンや鶏の丸焼きを食べながら春の到来と豊作を祈願します。

ショパンを聴きながら熟成するワイン

この聖トリフォンの日は、ワインと豊穣の神・ディオニソス信仰と密接に繋がっており、ディオニソスの祭りの名残りとも言われています。

カタルジーナは、ワイン占いで有名なディオニソス神殿のある古代遺跡に程近いトラキアヴァレーにあります。

そこはギリシャとトルコの国境近くで紛争地帯でもあったため、長年人が立ち入ることが出来ず「ノーマンズランド」と呼ばれていた地域で、古代にはトラキア王がワインを造っていたことで知られています。

 
葡萄の剪定用の鎌を持った聖トリフォン

葡萄の剪定用の鎌を持った聖トリフォン

  ノーマンズランドのカタルジーナエステイト

ノーマンズランドのカタルジーナエステイト

「ノーマンズランド」がヨーロッパで一番ワイン造りに適した場所だと信じて、そこにワイナリーを造りたいと熱望していたのが、カタルジーナのオーナー、ポーランドからやってきたクリストフ・トリリンスキーでした。彼の長年の夢は、東西冷戦やバルカン半島の紛争や混乱が落ち着いた21世紀に入ってやっと実現しました。

カタルジーナオーナー・トリリンスキー

カタルジーナオーナー・トリリンスキー

トリリンスキーは早逝した愛娘の名前、カタルジーナをワイナリー名にしました。カタルジーナは花や絵や音楽が好きで、ワイナリーの施設内には彼女の描いたバラの油絵などが飾ってあります。

オーナーの娘カタルジーナの遺作「バラ」

オーナーの娘カタルジーナの遺作「バラ」

父トリリンスキーは、カタルジーナの好きだったショパンの音楽のイメージをワインに重ねたショパンシリーズを、愛娘の思い出と共にリリースしました。

地下の熟成室でショパンの音楽を聴かせて熟成されたショパンシリーズは、円やかで優しい口当たりに仕上がります。2016、2017の世界的コンクール、ドイツ・ムンドゥスヴィニではゴールドメダルを受賞し、ブルガリアベスト赤ワインにも選ばれています。

カタルジーナを代表するブランドの一つに成長したショパンシリーズのエレガントな味わいを是非お試しください。

地下熟成室でショパンを聴きながら熟成させる

地下熟成室でショパンを聴かせながら熟成させる


ショパン バラード2013
 



ショパン バラード2013
カベルネソヴィニヨン70%シラー30%
6,000円(税別)
オーク樽熟成18ヶ月 al-14.5%
赤・フルボディ

濃いガーネット色、焼いた森の黒果実、レンガ、紅茶のニュアンス。エキゾティックなスパイスとエレガントに熟したビロードのようなタンニン。ドライフルーツ、ブラックチョコレート、キャラメル、焼きかぼちゃのイメージが重なり長い余韻を楽しめます。
ムンドゥスビニ金賞・ブルガリアベスト赤ワイン。

この記事を書いた人

トラキアトレーディング
トラキアトレーディング
ドバルデン!(こんにちは)、ブルガリアワインインポーター・トラキアトレーディング代表の岡崎です。まだまだ知られていないブルガリアのワインや商材を通じて、ブルガリアがより身近に感じられるよう、両国の懸け橋になることを目指しています。
https://trakiyatrading.net/