旅で出逢ったすてきな風景…そこには人々の日常の暮らしがありました。
3670-1

南イタリアを旅していると、たわわに実ったレモンの樹々が風景の中に飛び込んできます。産地で有名なのは、アマルフィ海岸、ソレント、カプリ島、シチリア島などです。海に面した地域なので、黄色いレモンと青い海のコントラストがきれいです。
レモンの見た目はあんまり美人とは言えません。大きさもまちまちで、皮の表面もボコボコです。自然の恵みそのものなのですね。一般的なのは limone リモーネ、すごくでかいのはCedro チェドロといいます。イタリア人はレモンが大好き。使い方が半端ありません。

シチリア島のアグリジェントで出逢った『レモンのタリオリーニ』。当時(1998年) パスタとレモンの組み合わせは、日本では食べたことも聞いたこともなかったので、これはほんとうに衝撃的でした。
ほどよくクリーミーで爽やかなあの味をどうしても再現したくて、帰国してから何度も試作しましたっけ。あの頃イタリア語が話せたらこっそりレシピを聞いたのだけど…。

アマルフィでは『レモンのジェラート』にはまりました。美味しいジェラート屋さんを見つけると、滞在中毎日(一日2回の時も)通います。だから旅先でもすぐ顔馴染みになってしまうのです。
アマルフィの小さなジェラテリアの店主には「ぼくの名前を日本語にしてよ。カッコいいタトウーを入れたいんだ。」なーんて頼まれたこともありました。アマルフィで腕に「杏渡玲愛」と入れた男の人を見つけたら、きっとそのアンドレアです。

そうそう、レモンといったら『リモンチェッロ』を忘れるわけにはいきません。今ではよく知られたレモンからつくるリキュールです。口当たりが甘く、とろっとして美味しいのですが、アルコール度数は30%以上。アマルフィのレストランなどでは食後にサービスしてくれます。初めて飲んだ時、そうとは知らずアルコールに弱いわたしはすっかりやられました。

レモンの産地はレモンでいっぱい。レモンの香りの石鹸、キャンドル、サシェ、レモンのリゾット、ジャム、リモンチェッロ、レモンチョコ、レモンの絵柄の陶器やグラス。あっちもこっちもレモンレモン!!!

あ、キリリと冷えた『リモナータ』でもお作りしましょうか。

この記事を書いた人

ゴローザ通信
ゴローザ通信
浜名湖畔の風光明媚な集落に生まれる。主婦、ときどきイタリア語通訳・翻訳・コーディネーター、アートユニット活動もしています。
※「ゴローザ Golosa」とは、イタリア語で「食いしん坊」のこと。「食に対して貪欲である」ということから「好奇心や探究心が旺盛な」という含みも。

落ち着くところ:水のある風景
リピートしたいところ:イタリア、南アフリカ

ゴローザが、日々の暮らしの中で見つけたこと、感じたこと、好きなことなどなど…心のおもむくままにお届けします。
この作者の最近の投稿