「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」

その名の通り、ワイングラスで楽しむとよい、という日本酒に賞をおくっています。

そもそもは海外では日本酒もワイングラスにサーブすることから着想を得たというこのアワード。ワイングラスと伝統的な日本の酒器の違いは?というと、アワードでは「香り」と「見る楽しさ」を挙げています。曰く「ワイングラスはその形状から、日本の伝統的な酒器ではつかみきれなかった繊細な香りまでも感じさせてくれます。また、底面まで見えるグラス形状により、微妙な色付きや粘性をも感じられるようになったのです」そして、「同じ日本酒を猪口からワイングラスに移しただけでも、誰もが違いを感じられるほど味わいが変わります。日本酒の持つ香りがこんなにも品があり、良いものだったことを初めて知った日本人も多く、今後の広がりが期待されます。ワイングラスは日本酒の秘めたる魅力を引き出してくれる、最良のパートナーだったのです」とのことなのです。

今回、磯野カオリさんは、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2019」の審査員として登場です。

今回の審査員は46人。磯野さんを探せ

4部門計883酒を8チームで審査

「世代」「業態」「国」の境界を超えて日本酒を広げることを目指す当アワード。 9年目の今回、250社から883点のエントリーがあり、2/28に学士会館にて審査が行われ、私も審査員を務めさせて頂きました。

年々、当アワードの認知度UPと共に、年々出品数が増えているため、全てをテイスティングすることができないため、複数のグループに分かれて、自分の担当部門を審査していきます。4部門計883点を8チームで分担したのですが、それでも、各々100点以上。

全てラッピングされた状態で、銘柄も何もわからない状態でずらりと並んだお酒たち

1点目と、113点目で、感覚や舌に違いがあっては公平な判断ができないので、なるべくスピーディに、審査員は無言で淡々とこなしていきます。

リーデル社のグラスでテイスティングをしました

メイン部門&大吟醸部門はリーデル大吟醸グラスで、スパークリングSAKEは同シャンパングラスで、プレミアム純米部門は同純米グラスで審査を行いました。

テイスティングの方法は、外観をチェックした後、香りと味わい、それぞれ評点をつけていく形。

“ワイングラスでおいしい“がメインテーマなので、華やかな吟醸香がするお酒が多く、舌よりも、嗅覚が鈍りそうでした。
時期的に、花粉症の審査員は少々大変そうでしたね。

そして、賞が決まった

個別に評価をしたのち、グループごとに集まって、皆の意見を出し合い、結審。全員の意見が一致したものだけが入賞となります。

最高金賞
・ワイングラスでおいしい日本酒アワード メイン部門* 19点 (19/298点) 入賞率6.4%
・スパークリングSAKE部門 3点 (3/58点) 入賞率5.2%
・大吟醸部門 15点 (15/288点) 入賞率5.2%
・プレミアム純米部門** 14点 (14/239点) 入賞率5.9%

金賞
・ワイングラスでおいしい日本酒アワード メイン部門 74点 (74/298点) 入賞率24.8%
・スパークリングSAKE部門 21点 (21/58点) 入賞率36.2%
・大吟醸部門 91点 (91/288点) 入賞率31.6%
・プレミアム純米部門 58点 (58/239点) 入賞率24.3%
* 1.8L 2,600円以下
** 1.8L 2,600円超の純米



約65蔵・200点の入賞酒を試飲できるイベントもありました

そして5/15、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2019 入賞酒お披露目会in東京」が、虎ノ門ヒルズで開催され、参加してきました。

約65蔵・200点の入賞酒を、リーデル大吟醸グラス(Oシリーズ)で試飲でき、しかもグラスはお土産で頂けるという素晴らしさ。



審査の時とは違い、受賞酒蔵の蔵元さんと会話をしながら、ゆっくり試飲を楽しませて頂きました。

大吟醸部門で最高金賞を受賞「澤乃井 大吟醸」 小澤酒造(東京都)の小澤社長と

メイン部門で最高金賞を受賞「越後雪紅梅 純米一心」 長谷川酒造(新潟県)の長谷川部長と

日本酒がより、幅広い料理に寄り添い、様々なシーンで、色々な国籍の方に飲まれるようになることを、切に願いながら帰途につきました。

アワード詳細・審査結果はこちら↓
http://www.finesakeawards.jp/

この記事を書いた人

磯野 カオリ
磯野 カオリ
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)認定 唎酒師 / 焼酎唎酒師 / 日本酒学講師
SSIインターナショナル認定 国際唎酒師
横浜 桜酒亭(おさけてい)代表。
ワイン好きな方に、すこしでも、日本酒の魅力を知ってもらいたい。そして、わたしも、ワインの魅力を知りたい。
日本酒ファンとワインファンの架け橋となるのが、わたしのミッションだと思っています。そのための佳き出逢いを、皆さまに、ご提案いたします。
http://osaketei15.com/