「春の海 ひねもす のたり のたりかな」
時間をコンセプトにした日本酒ブランド、「HINEMOS」(ひねもす)が登場した。東京 四谷の「東京割烹 てるなり」にて開催された、試飲発表会にて、これを体験した唎酒師 磯野カオリがリポート!

(株)ライスワイン 酒井優太社長と筆者 磯野カオリさん

誰と、どこで、どんなシチュエーションで、どんな食べ物と一緒に飲む?

(株)ライスワイン代表、酒井優太氏の「日本酒をもっとシンプルに」という想いから、HINEMOSブランドは2018年に誕生しました。

「時間」をコンセプトにブランディングした、新感覚の素敵な日本酒、HINEMOS(ひねもす)。ひねもす、とは、与謝蕪村の有名な「春の海 ひねもす のたり のたりかな」にも登場する言葉で、“終日”、を意味します。全ての人が日本酒を身近に感じることができるようブランディングされており、ボトルも、日本酒には思えないお洒落なものです。

HINEMOSのボトル

例えば、「SHICHIJI」
PM 7:13
仕事を終えて同僚と、爽やかなスパークリングで乾杯。低アルコール(5%)のフルーティな香りと甘酸っぱい味わいの、シャンパンのような純米スパークリングは、夜の始まりにぴったり。

20時は?
21時は??

商品ももちろんですが、コンセプト、気になりませんか?

SHICHIJI(午後7時)とREIJI(午前0時)の2銘柄でスタートしたこのHINEMOSブランドも、2019年10月現在は、甘口から辛口まで、6銘柄のラインナップとなりました。これからさらに増えていく予定です。

製造しているのは、神奈川県は小田原の近くに蔵を構える、井上酒造

新進気鋭の湯浅杜氏がHINEMOSの世界観を具現化し、これまで酒造りとは全く無縁のIT業界出身の酒井社長も、蔵人と酒造りを共にされたと伺い、志の高さをうかがい知りました。

発表会当日のペアリングを紹介

現ラインナップ6銘柄と、和食・イタリアンの名店シェフ2人が、感覚と技を惜しみなく出し切り考案したペアリングを、部分的にではありますが、体験させて頂きました。

「鈴なり」の店主 村田 明彦氏(「東京割烹 てるなり」は姉妹店)

ラパルタメント ディ ナオキ (L’appartamento di NAOKI)の横江 直紀氏

<村田明彦シェフ作>

鮪とアボカド・帆立とアンディ―プ 大根と胡瓜巻き 黄身酢掛け
&
REIJI(午前0時)ロゼワインのようなピンク色の酒

〆鯖 キムチカクテキあられ 大葉酢のソース
&
HACHIJI(午後8時)マッコリ風の濁り酒

フォアグラ大根 コンソメ飴と蕎麦の実
&
JUJI(午後10時)貴腐ワインのような甘口の酒

<横江直紀シェフ作>

白レバーのコンフィー モスコットの香り 一口タルト仕立て
&
SHICHIJI(午後7時)甘酸っぱい純米スパークリング

栗とゴルゴンゾーラチーズの焼きリゾット
&
KUJI(午後9時)香り華やかな純米大吟醸

スモークをかけた秋刀魚と紫芋のテリーヌ
&
NIJI(午後2時)辛口でキレのあるりんご酸純米酒

純米スパークリングや、黒米を使用したピンクのお酒には、特に女性参加者が、「お洒落!」「飲みやすい!!」と反応し、沢山写真を撮っていました。

ペアリングフェア本番のご案内

10/17〜31@東京割烹料理てるなり
村田明彦シェフ×HINEMOS

11/1〜14@ラパルタメントディナオキ
横江直紀シェフ×HINEMOS

詳細はこちらをご覧下さい

ワイン党の方も、是非是非、日本酒だとは思わず、“RICE WINE”として愉しんで頂けたらと思います。

お洒落なだけでない、日本酒と料理のペアリングの妙にハマって下さい!

この記事を書いた人

磯野 カオリ
磯野 カオリ
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)認定 唎酒師 / 焼酎唎酒師 / 日本酒学講師
SSIインターナショナル認定 国際唎酒師
横浜 桜酒亭(おさけてい)代表。
ワイン好きな方に、すこしでも、日本酒の魅力を知ってもらいたい。そして、わたしも、ワインの魅力を知りたい。
日本酒ファンとワインファンの架け橋となるのが、わたしのミッションだと思っています。そのための佳き出逢いを、皆さまに、ご提案いたします。
http://osaketei15.com/