街歩きで、知らないお店に入って「発見」があると嬉しいもの。飲むほどに新しい出逢いなのがワイン。終着駅のない各駅停車のワイン旅、今回は、中目黒で出逢った白ワインをご紹介。品種はグリューナー・フェルトリーナー、いわば「和風美人」な1本です。

長くて噛みそうになる、白ワインのぶどう品種。

その品種名はずばり、グリューナー・フェルトリーナー(Grüner Veltliner)。

オーストリアの固有品種です(南のオーストラリアではなく、ドイツの横のオーストリアの国の方です)。この品種は大好きなのですが、非常に言いづらい上に、覚えにくい・・・。今日、一緒に忘年会で集まった仲間も全員3回くらい噛んでおりました(笑)。ですが、素晴らしいので、その品種の白ワインを本日の1本としてご紹介します。

この覚え方は「カイザー」。それだけでOKです。Webの検索窓に「カイザー ワイン」でWebで普通にヒットするのでこちらの方が簡単に探せますね。

カイザー

カイザー グリューナー・フェルトリーナー

最初にライム、カボスのような青柑橘系の「グリーン」のニュアンス、グレープフルーツ香とミネラルがしっかりと。そして白コショウの香りもかすかに。

口当たりは柔らかいスタートから一気に口中を包み込むようなたっぷりな厚みへ。味わい特徴としては、最後のほどよい「苦みの余韻があります。私はここが好きです。だからこそ、飲み疲れない。しかも和食に合う。一言でいうと、オーストリアから来た和風美人です。天ぷらなど青柑橘系を搾って食事に合いそうですね。

感じる印象は十人十色、それを聞くのが面白い

この長すぎる品種の白ワインに仲間は興味津々。せっかくなので、未知との白ワインにそれぞれ感じた印象を思い切って発表する会をやりました。
「20代じゃなく30代女性」「キャピキャピしてない」「落ち着いていて自立している」「男性に対しては軽くない」「スーツじゃなく柔らかいファッションスタイル」「シフォンのある服とかなど。出てくる出てくる。

こういうのもワインを愉しむ醍醐味、いよいよ盛り上がってきました。
その時です、一人の女性、通称「赤ずきん」が、自分の世界観を突然解き放ちました。*赤ばかり着ている髪が綺麗なオシャレ女(独身)の愛称です
「このワイン。愉しくデートしていたら、間もなく男性がいきなり女性との距離縮めようとして髪にさわろうとして来たのさ。その男のこと好きだったけど、その行動で冷めたわ。私の髪を触らないで、って言ったわ」と。

・・・。もはや、ワインの印象なのか、自分の恋愛体験なのか分からない次元です。でも素晴らしい。
ちなみに、「カイザーワイナリー」のカイザーは「皇帝って意味です、彼女には、きっと皇帝のような男性とのデートが見えたのでしょう。ワインは深い。でも、女性の想像力の方がもっと深いと思った今日この頃でした。

この記事を書いた人

HIROSHI
HIROSHI
東京都内で働く30代サラリーマン。(J.S.Aワインエキスパート)
忙しい毎日の中で、お酒について見つけたこと、感じたこと、好きなこと、愉しかったことなど、ワイン×ライフスタイルを中心テーマに、徒然なるままに色々なことをリーマン視点で、提案していきたいと思っております。