日本を代表するソムリエと日本を代表するワインジャーナリストによる厳正中立ワイン格付け。
今回は2017年春までに発売される新商品をブラインド・テイスティング!
テイスティング評価方法
- 試飲は、品種・ヴィンティージ・希望小売価格のみ開示して実施。
- 評点は絶対評価とした。
- 評価は、上からS、AAA、AA、A、B、C、D、E、F。特にバリュー感があるものに。魅力的な個性のあるものに。フードフレンドリーなものに【料友】マーク!
今回のテイスター
石田 博さん
1969年東京出身。90年ホテルニューオータニ入社。尊敬する先輩に憧れ、ソムリエを志す。94年よりレストラン ラ・トゥール・ダルジャン配属、フランス伝統の料理とサービスを学び、ソムリエとしてのキャリアをスタート。
柳 忠之さん
1965年生まれ。ワイン専門誌「ヴィノテーク」記者を経て、97年に独立。フリーのワインジャーナリストに。伝説の「BRUTUS」3号連続ワイン特集をはじめ、「AERA」「GQ」「ゲーテ」「Figaro Japon」「東京カレンダー」など、さまざまな情報誌、ライフスタイル誌に寄稿。
今回の最高評価の部
- 01 セールス・レップ・インターナショナル
- デマリエ
- AA
- バルバレスコ DOCG リゼルヴァ 2009 [赤]
- 生産国/地域:イタリア/ピエモンテ・ネイーヴェ
品種:ネッビオーロ
希望小売価格:7,000円
デマリエはロエロの中心地、ヴェッツァ・ダルバに本拠を置く造り手。このバルバレスコはネイヴェで収穫されたネッビオーロからなり、50hlのスラヴォニアンオーク、またはフレンチオーク樽で2年間熟成のあと、さらにステンレスタンクで熟成。
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プラム、なめし皮、ヨード、アルマニャックのような熟成香。ヴォリューム感が大きく、深みがある。肉厚なボディにがっしりとしたタンニンが感じられるが、意外にもテクスチャーは滑らか。
【柳】熟成感を帯びた栗毛色。ともかく香りの複雑さに驚く。森の下草や黒トリュフなど、妖艶にして土っぽい香りが浮き上がる。ぎゅっと口蓋を引き締める目の詰まったタンニン。パワフルな熟女。