シャンパーニュに使用が許されているブドウ品種は7種類。
ただし、ピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネの3品種がほとんどを占め、残りの4品種は全栽培面積の0.3%にも満たない。

写真提供:シャンパーニュ委員会(C.I.V.C.)

ピノ・ノワール

1309-1

(写真:Alain CORNU – Collection CIVC)

黒ブドウのひとつで、シャンパーニュ地方の栽培面積に占める比率は39%。モンターニュ・ド・ランスとコート・デ・バールでおもに栽培されている。白ワインの状態でもチェリーやラズベリーなど赤い果実のニュアンスがあり、アッサンブラージュでは豊かなボディと力強さをワインに与える。

ブージィをはじめ、この品種が完熟するクリュでは、ロゼ用の赤ワインとして醸造されることもある。

ムニエ

1309-2

(写真:DIVERS – Collection CIVC)

葉の裏側に粉を吹いたような白い産毛があることから、フランス語で「粉屋」を意味するこの名がついた。黒ブドウのひとつで、栽培比率は33%。おもにヴァレ・ド・ラ・マルヌで栽培されている。

ムニエは発芽が遅いため遅霜の被害に遭いづらく、しばしば霜が下りるヴァレ・ド・ラ・マルヌには好都合な品種だ。フルーティで柔らかく、両極端な性格をもつピノ・ノワールとシャルドネのつなぎ役となる。

シャルドネ

1309-3

(写真:SERVICES TECHNIQUES C.I.V.C. (VITI) – Collection CIVC)

主要3品種のうち唯一の白ブドウ。おもにエペルネの南のコート・デ・ブランで栽培され、その先のコート・ド・セザンヌや、トロワの西のモングーでも栽培されているが、栽培比率は 28%に留まり、比較的貴重な品種である。

アッサンブラージュではワインに爽やかさや気品をもたらし、豊かな酸が長期熟成を可能にする。

シャルドネのみから造られたシャンパーニュはブラン・ド・ブランと呼ばれる。

●アルバンヌ
●プティ・メリエ
●フロマントー(ピノ・グリ)
●ピノ・ブラン

これらの品種はシャンパーニュ地方で古くから栽培されていたが、収量が低かったり、病気に弱かったり……などの理由により、主要3品種に押されて現在では風前の灯(4品種合わせても全栽培面積の0.3%に満たない)。

しかしながら、一部の栽培農家によって復活の動きもある。アルバンヌはオーブ県原産で生育が遅く、糖度が高い。

プティ・メリエは暑い年であっても高い酸を維持する。

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WINE-WHAT!? 編集部
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