RIESLING リースリング
最も気品に富む白品種の女王
繊細で上品、優美で気品に溢れた白ワインを生み出すブドウ品種。他のふたつの品種が原則として辛口一辺倒なのに対して、超甘口から超辛口まで味わいは幅広い。
ドイツのラインガウ原産で、DNA鑑定の結果、片親はシャルドネと同じグエ・ブランと判明したが、もう一方は不明。
その生まれ故郷を反映して冷涼な気候を好むものの、オーストラリアのバロッサ・ヴァレーのように比較的温暖な産地でも栽培されている。
白い花や白桃など香り華やかなワインが多く、酸味もすこぶる高い。
華やかな香りを損なわないよう、オークの小樽による醸造はきわめて稀で、ステンレスタンク、もしくは何年も使い込んだ大樽がしばしば用いられる。
リースリング・イタリコやヴェルシュリースリングなど、リースリングと名のつく品種の中には、本物のリースリングと遺伝子的に無関係の品種もあるので注意したい。
リースリングのチャート図
リースリングの香り
リースリングの主な産地
ドイツ全域
アルザス地方(仏)
南オーストラリア州クレア・ヴァレー(豪)
南オーストラリア州エデン・ヴァレー(豪)
ニーダーエステルイヒ州(墺)