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ジャスティンはカリフォルニア中部からボルドースタイルでやってきた

ワイン産地としてのパソ・ロブレス発展のきっかけをつくったレジェンド!

よりナチュラルにクオリティを追求

今回のランチセッションでは次の4種類のジャスティン、「ソーヴィニヨン・ブラン 2016」、「カベルネ・ソーヴィニヨン 2012」、「ジャスティフィケーション 2012」、そして「アイソセレス 2013」を昼日中から試飲することができた。まことに僥倖といわねばならない。シアワセです。

ジャスティン・ヴィンヤードでは以前から導入していたサステイナブル農法をさらに推し進め、有機栽培に移行して、よりナチュラルにワインのクオリティを追求しているという。

Sauvignon Blanc|ソーヴィニヨン・ブラン 2016 [白]
参考価格:3,500円
品種:ソーヴィニヨン・ブラン 100%

淡い麦わら色に芝草やハーブ、グレープフルーツの皮、白桃のような香りもある。余韻に少し苦味を感じ、それが良い引き締めになっている。鮮魚の白身魚全般はもちろん、ウナギやアナゴ、ホワイトアスパラのソテー、サシミ、スシにも合う。アメリカで人気上昇中。スッキリした夏向きのワイン。

Cabernet Sauvignon|カベルネ・ソーヴィニヨン 2012 [赤]
参考価格:7,000円
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 100%

写真は別のヴィンティージだが、供されたのは2012年。収穫はすべて手摘みで、17日間ステンレスタンクで発酵。アメリカン・オーク樽で14カ月熟成(新樽率30%)。クリアーなカベルネらしいルビーガーネットにカシス、ブラックチェリー、土の味わい。スムーズでフィニッシュが素晴らしい。トマトペーストのパスタやハンバーガーと好相性。迫力のある優れたワイン。

Justification|ジャスティフィケーション 2012 [赤]
参考価格:12,000円
品種:カベルネ・フラン58%、メルロー42%

供されたのは2012年。ボルドー右岸のグラン・クリュ・シャトーを思わせる風格。ステンレスタンクで発酵、20日間スキンコンタクト、19カ月間フレンチ・オークの小樽で熟成(新樽率47%)。ルビーから暗紫色の色調は輝きがあり、カシス、アメリカン・チェリー、ヴァニラ、シナモン、ダークチョコレートの香り。スパイスとシルキーな舌触りが官能的。

Isosceles|アイソセレス 2013 [赤]
参考価格:16,000円
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン81%、メルロー12%、カベルネ・フラン7%

供されたのは2013年。ブレンドは毎年変える。ステンレスタンクで発酵のあと、フレンチ・オークの新樽100%で21カ月熟成。輝きのあるダークルビーの色調。カシス、杉の葉、ミントなどカベルネ由来のアロマと、ヴァニラ、モカ、ビターチョコレートなど樽由来のアロマとが高いレベルで調和。パワフルでありながらタンニンが綿密に行き届き、ミックススパイスのニュアンスも感じられる。10年以上熟成できる。

以上のワインの説明は資料と、サラ・リオンさんのテイスティング・コメントを要約したものです。ちなみにランチのメニューはこちらになります。

スズキとサーモンの宝石サラダ 柑橘ドレッシング

北海道帆立の赤ワインリゾット パルメザンチーズとブラックオリーブのタプナード

仔羊背中の香味焼き 夏野菜のカポナータと仔羊のソース

和牛ほほ肉の煮込み パースニップとポテトのピュレ、ごぼうチップスと季節の野菜

“Soil” ダークチョコレートケーキ カシスとヘーゼルナッツ

テイスティングに使われたジャスティンの数々。

それにしても、「シャトー・マルゴーのようなワインをつくる」なんて突然いいだしたら、頭がオカシイといわれるでしょうけれど、ドリームズ・カム・トゥルー! とんでもない野心というのは抱くものであります。カリフォルニア産ボルドー、すでにお試しになった方もいらっしゃいますでしょうけれど、もしまだの方は機会があればぜひ。

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