「オススメできる」の部
03
ドメーヌ・ラロッシュ
シャブリ・プルミエ・クリュ・レ・ヴォードヴェ
2015 [白]
ヴォードヴェはスラン川左岸にある1級畑。南東向きのキンメリジャン土壌で、ここにラロッシュは10ha近い自社畑をもつ。オーク樽とステンレスタンクを併用して醸造。
【石田】 凝縮感があり、気品も感じられる高貴なスタイルの白ワイン。鉱物的なアロマ、リンゴ、アカシアの白い花など。滑らかなテクスチャーで厚みのあるボディだが、きれいな酸味が全体を引き締めてくれる。
【柳】 色調はグリーンがかったライムイエロー。繊細な柑橘系のアロマとまさに火打石という言葉が似つかわしいフリンティなフレーバー。ピュアな酸味があり、タイトでスタイリッシュ。
04
サンタアリシア
ティエラ・スール スパークリングワイン ロゼ
NV [泡・ロゼ]
チリ南部ビオ・ビオ・ヴァレーのピノ・ノワールを用い、シャルマ法で造られたロゼスパークリング。45日間、澱とともにタンク内熟成。
【石田】 チェリー、ピンクグレープフルーツのコンフィ、オー・ド・ヴィ、それにピンクペッパーのようなスパイシーさも。凝縮感があり芳醇で緻密。
【柳】 淡いサーモンピンク。ハーブぽいニュアンスがあり、グリーンなトーンも感じられる。
05
ラ・フィオリータ
フランチャコルタ・ゼロ
NV [泡・ロゼ]
ピノ・ネロとシャルドネを用いたロゼ。澱と接触させた瓶内熟成期間は24カ月。ドザージュ7g/L。
【石田】 グレープフルーツにジンジャーの混じったようなアロマ。香ばしいトースト香も感じられる。フレッシュでクリスピーな味わい。透明感があり、キメ細かな舌触り。
【柳】 還元的なスタイル。骨格が感じられ、胸板の厚い印象。酸味は比較的まろやかで、クリーミーな飲み心地淡い。
06
テラ・ヴェッキア
イル・ド・ボーテ ブラン
2015 [白]
地中海に浮かぶコルシカ島のIGP。ヴェルメンティーノとシャルドネをスキンコンタクトのうえ、ステンレスタンクで低温発酵。
【石田】 ピュアで透明感があり、青リンゴ、コリアンダー、ライラックなどの香り。ストレートでクリアな酸味。アフターフレーバーはフローラル。
【柳】 フレッシュ感に溢れ、タイトでピュアな酸味が印象的。ヨード香が感じられ、新鮮な生牡蠣と合わせたら美味しそう。
07
ビラ・オー
オクルトゥム・ラピデム・ルージュ
2015 [赤]
ローヌのシャプティエがルーションで造るワイン。大樽と中樽で熟成。
【石田】 凝縮感溢れるブラックベリーや黒コショウのアロマ。鉄分や樹脂のニュアンスも感じられる。収斂性の渋みを伴う引き締まったボディだが、全体に軽快でスムースな飲み心地。
【柳】 プラムに、ミントやユーカリを思わせる鼻を抜けるような香り。緻密な構成のかっちりとしたボディ。舌触りは滑らかでエレガント。